海外情報
(抄訳 TOKAI)
マイクロウェ-ブ・ニュ-ス2002年3〜4月号より
2月14日、FCC(米連邦通信委員会)は超広帯域(UWB=Ultra Wide Band)電波を画像通信等のために使用するの許可を与えた。その後の命令でFCCは航空レ−ダ−や電気器具への電磁干渉を防ぐための制限も明記した。今回の許可の前にFCCは他省庁と電磁干渉問題で何回も衝突した。昨年、NTIA(米通信情報局)はUWB装置はわずかな数でも航空管制やGPSシステムに悪影響を与えると警告した(電磁波研会報・第10号15ページ参照)。FCCが電磁干渉防御のため制限規則を設けたのはNTIAからの警告も大いに影響している。エバンス商務省長官は今回のFCCの動きを歓迎したが、航空輸送協会はまだ懸念を抱いている。具体的にはレ−ダ−高度計・マイクロ波着陸システム・ドップラ−気象レ−ダ−への電磁干渉だ。