<リラ・ピリピーナ・ 8月9日世界連帯行動・東京への連帯メッセージ> 


今日、拳を固く握り締めて、リラ・ピリピナから、連帯と一致のために手を差し伸べます


被害者たちは年老い、一人ひとり、世を去っていきます。

私たちは、日々、日本軍性奴隷被害者のための正義を求める闘いの中で時間と競っているというおそれ、そしてまた今なお証拠を明らかにすることが難しいという現実と向き合っています。

私たちは、被害者がまた亡くなった、またひとりが、ついに名誉と尊厳を回復することなく、顔を伏せたまま、正義が行なわれないままで、逝去者のリストに加えられたというニュースに脅えています。

あらゆる死が、私たちがもっとやらなければならない、被害者が生きているうちに解決できるようもっとたたかわなくてはならないということを私たちに如実に示しています。

今こそ、私たちは手をつなぎ、被害者が生きているうちに正義が行なわれるように私たちの前にある障害に立ち向かわねばなりません。

リラ・ピリピナでは、昨年までに亡くなった47人のロラたちに続いて、今年になってすでに5人のロラの死を見送りました。

私たちは彼女たちの終焉のときに、彼女たちがなおも名誉と尊厳を求め続けていたことを知っています。

日本政府が日本軍性奴隷として苦しみにあったすべての女性たちの叫びとよびかけに応じるまでに、あとどれだけの被害者の死を必要なのでしょうか? 
このように抑圧されたままでよいのでしょうか?

私たちは、自ら名乗り出て、真実を明らかにし日本政府とその国民に戦争責任を認め、受け入れさせよとしたこれらの勇敢な女性たちの声を、これらの死者とともに、はっきり告げ知らせずにいられません。

私たちは、あなた方とともに、暴力のの犠牲者であるこれらの女性たちのために正義を求めてたたかい続ける役割をあらためて担うべく手を差し伸べ、みなさんの行進に声を合わせます。

そして、日本政府に対する要求の声をあげます。
そしてまた日本の小泉首相がヤスクニ神社を参拝して戦争犯罪者に栄誉を与え、犠牲者の叫びを踏みにじる恥知らずな行為を糾弾します。
私たちは、彼の行為こそ、日本政府が未だに戦争犯罪を認めていないことを示すものだと信じています。


    私たちはよびかけます
    すべての日本軍性奴隷被害者に正義を!
    今こそ正義を!
    次の世代を「慰安婦」にするな!
    次の世代を戦争犠牲者とするな!
    侵略戦争を拒否する



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