教育基本法改悪に反対する闘いは11月12日に東京で8000人を結集する全国集会を実現し、与党が衆院本会議を強行採決した16日には、5000人を超える人々が国会を包囲して抗議の声を挙げ続けました。国会会期が1ヶ月を切る中、全国の反対運動は安倍右翼政権と対峙し、改悪法案を必ず廃案に出来るという確信を持って闘いを一層強化しています。 連続講座第7回では、日本国憲法と教育基本法を守るための闘いに焦点を当てます。憲法9条を守るための闘い、自衛隊の海外派兵に反対する闘い、政教分離を守るための闘い、首相の靖国参拝に反対する闘い、合祀を拒否する闘い、教育への不当な介入を許さない闘い、日の丸・君が代の強制に反対する闘い、戦後補償のための闘い等々。講演にお招きする田中伸尚さんは、これらの闘いを丹念に取材し、闘う人々を生き生きと描くことで、それらの闘いの持つ意味を明らかにします。全国各地で、歴史的に闘われてきた抵抗と闘争こそが憲法や教基法の精神を生かし反動化をくい止める重要な役割を果たしてきたのです。特に最近では、東京地裁での日の丸・君が代強制違憲予防訴訟の9.21全面勝訴が全国の闘う人々に勇気を与えています。私たちは、闘いを学ぶ中から、日本国憲法の意義、教育基本法の意義を改めて確認したいと思います。 2006年11月19日
アメリカの戦争拡大と日本の有事法制に反対する署名事務局 講師紹介 田中伸尚さん ノンフィクションライター。著書に『憲法九条の戦後史』『靖国の戦後史』『日の丸・君が代の戦後史』『遺族と戦後』『ドキュメント 憲法を獲得する人々』『ドキュメント 憲法を奪回する人々』『反忠 神坂哲の72万字』『国立追悼施設を考える』など多数。 <案内チラシダウンロード(pdf 61KB)> これまでの講座 第1回 (3月5日) 「憲法改悪の本質〜自民党改憲草案と国民投票法を批判する」 講師:西原博史さん(早稲田大学・憲法学) 第2回 (4月2日) 「日本国憲法の成立過程と天皇制」 講師:岩本勲さん(大阪産業大学・政治学) 第3回 (5月7日) 「共謀罪が危ない!! 差し迫る国会成立の危機」 講師:弁護士 永嶋靖久さん 第4回 (6月3日) 「新自由主義と教育破壊〜教育基本法の理念を否定する「改正」法案に反対する」 講師:大内裕和さん (松山大学・教育社会学) 第5回 (7月2日) 「国家構造の根本的転換を目論む反動的改憲阻止のために−−「公益」の名による権利の包括的制限」 講師:冠木克彦さん(弁護士) 第6回 (9月24日) 「靖国参拝=政教分離原則の形骸化と思想統制への途」 講師:中島光孝さん(弁護士・台湾靖国訴訟弁護団事務局長) |