3/5全米・全世界の国際学生反戦行動が成功! |
3月5日、アメリカの全米青年学生平和連合(The National Youth and Student Peace Coalition (NYSPC) )が呼びかけた全米学生反戦行動に、アメリカの多数の大学生、高校生らが参加。同時にこれに連帯するイギリス、スウェーデン、オーストラリアなど世界各国の学生らも立ち上がりブッシュのイラク侵略にノーを突き付けました。スローガンは「爆弾ではなく本を!」です。ブッシュ政権は一方で軍産複合体に巨額の軍事予算を付けながら、教育関連予算を削減してきました。学生や生徒らはこの理不尽に対して強く抗議したのです。
・3月4日時点で全米230校が行動に参加する登録をしました。5日時点で400〜500校、3万〜5万人の参加が寄せられており、後日正式な集計をすると、彼らのHPには予告されています。
http://nyspc.net/strikelist.html
パリの街頭を埋め尽くした学生たち
米フィラデルフィアのダウンタウンを行進する学生たち。
・NYSPCの要求は、米政府向け、大学や高校当局向け、それぞれ以下の通りです。
米政府へ:
- イラクの人民に向けた軍事行動と制裁の推進を止めよ。
- 米国内の誰もがより高い教育を受けることを保証するための教育への資金の投入
- 軍事費を、国内外の貧困の除去と平和の建設のために再配分せよ。
- 学校に学生の情報を軍の募集官に配布することを義務づける包括的教育改革法("No Child Left Behind" Act) 条項の廃止。
大学管理者へ:
- 戦争への反対を宣言せよ。
- 軍事研究契約を公開し解除せよ。
- 授業料を凍結あるいは引き下げよ。
- 学生の情報を、保護者や学生の同意なしに軍の募集官に送るのをやめよ。
http://nyspc.net/actions.html
http://www.nyspc.net/home.html
シカゴのダウンタウンをデモする学生たち。
「爆弾じゃなく本を!」オーストラリアのシドニーで叫び歌い笛を吹く学生たち。ブレアや小泉と並ぶもう一人のブッシュの飼い犬ハワード首相を批判。
フィラデルフィア
軍の募集センター前でピースマークの人間の鎖をつくる高校生・大学生たち
セネガルの首都ダカールの学生デモ
シリアのダマスカスでブッシュのイラク攻撃とイスラエルによるパレスチナ占領のエスカレーションに抗議する学生たち。
拳を振り上げて抗議するオーストラリアのシドニーの生徒たち
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