コニック(グァテマラ・全国農民先住民族調整委員会)との活動




 
 
 

●コニックとは 

 コニックは、グァテマラの農民組織で、92年に設立され、それ以来、先住民族農民、土地無し農民の組織化に取り組んできました。土地をほとんど、または全く持たない農民たちは土地の獲得や奪われた土地を回復するための運動を展開してきました。 

●レコムの支援する活動 

  レコムでは、こうして回復、獲得した土地でいかに農業を行っていくかという活動を支援してきました。獲得した土地が、再び失われてしまったり、土地が荒れてそこで生活していけなくなるのでは、また同じ状況に置かれてしまいます。新しい土地で人間らしい生活をし、また持続的な農業を行っていけるようにするための活動を行ってきました。 

 具体的には94年から農民間の交流事業や、コニックの農業普及チームの給与サポートなどを行ってきました。普及チームは95年に農民出身普及員から始まり、96年には現地の農業専門家(アグロノモ)も加わり、普及員と農業専門家でチ−ムを組んでの活動となりました。 

●ケクチの人々の新しい生活のために 

  これからはグァテマラ東部・イサバル湖から大西洋にそそぎこむリオ・デュルセ(甘い川)両岸の地域で活動を行っていきます。 

 ここにはマヤ系先住民の一グループであるケクチが生活しています。彼らはアルタ・ベラパスなどを中心に生活してきました。ところが、広がっていくコーヒー農園や、放牧地など大農園によって、彼らの土地は奪われていったのです。土地を奪われるとケクチの人々は新しい土地を求め、移動し続けてきました。人々は土地を探し、森を開き、焼畑耕作を行ってきたのです。ですが、大農園主は、彼らが住んでいることなどお構いなく土地の囲い込みを続けています。しかし、もうケクチの人々が動いていく土地はありません。

 「今、土地の登記を進めなければ、現在彼らが生きている土地、彼らが開いてきた土地すら奪われかねない」。そこで、人々はコニックとともに土地運動を進め、自分たちが生活してきた土地を自分たちのものにするとともに、その土地で新しい農業を行っていこうと考えています。 

 
***現在、コニックとの活動は開発と権利のための行動センターが活溌に行っています。***



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