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プラッサ第28号が発行されました








特集:
 足もとの問題を見つめる
       この国に生きる子どもたち
       
 おさない子どもの心の中には、差別も、いじめも、虚栄も、金銭への欲望もありません。彼らにそれを植えつけるのは、おとな。子どもの成長の行く末は、私たち、おとなの姿の反映です。
 プラッサは、第三世界の子どもたちをめぐる問題をしっかり見つめたいと考えてきました。しかしそのことは、私たち自身の足もとを見つめることなしでは、決して向き合えません。
 今号では、この日本でいま、子どもたちが背負わされている問題を取り上げました。私たち自身の問題を考えたい。子どもたちの成長への責任を果たすために―。



14歳の日系ブラジル人の少年は
  なぜ、日本で殺されたのか
       
 1997年10月6日、愛知県小牧市の名鉄小牧線小牧駅の駅前広場にたむろしていた日系ブラジル人の少年たち十数名が、日本人の少年ら二十数名に襲撃され、車で連れ去られたルコセビシウス・エルクラノ・レイコ君(当時14歳)がナイフで太ももを刺されるなどの重傷を負って、10月9日死亡した。


里親・里子 ともに拓く人生
  NPO「アン基金プロジェクト」の取り組み
       
 育児を放棄する親、虐待をする親がいる一方で、外から子どもを家庭に受け入れ育てる里親がいる。特別な経緯から出会った「親子」。どのように暮らし、何に戸惑い、悩みながら、巣立ちの時を迎えるのだろうか。支援するNPO「アン基金プロジェクト」の活動を取材した。


草原の少年に生きる時間を
  モンゴル−日本 難病患う命支え続けて
       
 身近で元気に駆け回っていた小さな命が原因不明の病魔に襲われ、病院のベッドにいた…。モンゴルで暮らす10歳のエルベグ君は日本語で言えば「豊」君。そう、笑顔まぶしい表紙の少年です。彼の生きる時間は今、日本からの支援がつないでいます。


シリーズ
 日本の子どもたち
       
「指導死」
生きる力を奪われた子どもたち
       
 「なぜ指導されたくらいで自殺するのか」と疑問に思う方も少なくはないでしょう。しかし、同じようなケースは決して珍しいものではありません。本来なら学校側は、指導をきっかけとした自殺があり得ることを知っておくべきであり、子どもの命を守るために十分な配慮をしなければならないのです。指導をきっかけとした自殺「指導死」について、三人の子どもたちの死を通じて実態をご紹介します。



FILM/BOOK
   『エイミー』
   『正しい暮らし方読本』
       



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