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プラッサ第26号が発行されました








特集:
 見えない子どもを見る


見えない光景を見る
  フォトジャーナリスト桃井和馬さんに聞く
       
フォトジャーナリストの桃井和馬さんは、二十数年間にわたり、世界140か国余りで写真をとり続けてきた。その著書では、争いの犠牲となった人々や、破壊される自然の姿などを伝えるとともに、取材をする中で感じた、一人の人間としての戸惑いもありのままにつづっている。


ケニアの路上  ともに歩む
       
ケニア共和国を訪れ、一人のケニア人青年との出会いから、路上で生活する子どもたちを見つめようとしている日本人女性がいる。彼女は、ケニアの音楽を日本で紹介しているグループ『アニャンゴ with ニャティティ・ワレンポ!!』のコーラスを担当する一方、今後またケニアに戻り、現在は夫となったその青年とともに路上生活の子どもたちへどのような支援をおこなえるかを模索している。


シリーズ
 日本の子どもたち
       
次へのステップを見つけるために
  行き場のない子どもたちの一時避難所『てんぽ』
       
子どもに対する虐待事件が後を絶たない。現実に助けを必要としている数多くの子どもたちが存在するにも関わらず、現在の福祉行政はそれに十分対応しきれていない。横浜のNPO法人「子どもセンター てんぽ」により開設された、シェルターでは、安心して生活できる場所がない十代後半の子どもたちに対して、日常生活の面倒をみるスタッフが常駐する居場所とともに、法的な調整等を含めて弁護士とともに次の行き先を考える機会を提供する。


発展の陰に隠れる子どもたち
  インドの児童労働と
  草の根からの社会変革への挑戦
       
インドの首都デリーの街中には真新しい自家用車が増え、郊外のショッピングモールにはTシャツ、ジーパン姿の若者が溢れている。しかしそれが表面的でしかないことに気づく。10億人を超える人口のうち約30%は貧困層。日本の人口をはるかに超える3億人以上が、1日1米ドル以下の生活を強いられている。巨大なスラムや路上で物乞いをする親子の姿など、華やかな経済成長の裏に隠れた陰の部分がクローズアップされることは少ない。



心の残る二人の姉妹
       
昨年ブラジルのパラ大学に留学した筆者は、出発前に在籍している大学の先生より「エマウス共和国運動」を紹介された。パラ大学の授業の後、そこでの活動に参加し、多くのことを感じ、多くの子どもたちと出会ってきた。

FILM
   『ツォツィ』
   『モーツァルトとクジラ』
       
見えない子どもたちを見ようとする時、わたしたちは、その困難さに向き合わされる。アスペルガー症候群で周囲の無理解に苦しむ人々。あるいはまた、家庭崩壊、暴力、犯罪。映画は作りごとを超え、現実を突きつけてくる。


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