この冬も渋谷・新宿で野宿している人たちとともに厳しい冬をのりこえるために 様々な取り組みが行われています.炊き出し,巡回活動,福祉事務所への働きかけ... 大晦日には渋谷で恒例の「越年越冬まつり」が開かれ,多くのセンパイたちと 共に年を越しました.そうした取り組みの現状とそこから見えてきた問題点を ビデオ上映をまじえながら報告します.
宮下公園での恒例の「越年越冬まつり」も盛況のうちに終えることができました. その後も 2 週間に一度のペースで炊き出し・パトロールを行っているほか, 病気で保護を必要としている方の福祉事務所や病院への付き添いなどにも 取り組んでいます.今後とも継続してご支援を!
新宿では役所の閉まっていた年末年始 (12/28--1/4) に,連日の炊き出し・パトロール, 医療相談などの集中的な活動が取り組まれました.しかし期間中に救急車で搬送された 方が大晦日の朝に亡くなられるなど,厳しい状況が続いています. また, 東京都は 1 月下旬に「動く歩道」に着工し,野宿している人たちを 一時的な収容と引き換えに,追い出す計画を強行する姿勢です. 引き続き多くの方のご理解,ご協力をお願いします.
毎週日曜日朝の事務所での相談受付には,多くの外国人に方が仕事や生活の 相談にやってこられます.興味のある方,ボランティアをしてみたい方, ぜひ,ご連絡ください.
法務省は現在,入管法の 改定作業を進めていますが,この内容は外国人労働者への 取り締まりを強化しかねないものになっています.弁護士や研究者,各支援団体 メンバによって構成されている「入管問題調査会」はこの改定問題について, 法務省へのはたらきかけを行っています.
「いのけん」の活動はみなさんの年会費(一般会員 5,000 円) とカンパに よって支えられています.今年も多くの方々のご協力をお願いいたします.