2007・12・9 「今、居住の権利を問う!]フランスDALのアニーを迎えて

2007・11・4 「越境する[持たざる者]の国際連帯行動

7/3「越境する[持たざる者]の連帯

6/15「ブラジルでの強制排除に抗議を!」ブラジル大使館への申し入れ行動/ 赤坂警察署の不当弾圧に対する緊急抗議声明・賛同一覧

<フランス政府の暴動弾圧> フランス大使館 抗議・申し入れ行動 報告

「持たざる者」行動・連続学習討論会 PART1  自立支援法成立・医療観察法施行を許さない!ー障害者・「病」者の現場からー

【緊急要請】ブラジルでの強制排除に反対する支援要請 2005.7.13

・2005年 第5回世界社会フォーラム(ポルトアレグレ/ブラジル)  NO VOX [持たざる者] フォーラム参加報告


 

 

 

 

 

 

11/4[持たざる者]の連帯
来る1月26日、東京・荒川で1.26グローバルアクション(WSFあらかわ)が行われます。これは、毎年1月に行われる世界社会フォーラム(WSF)に代わって、世界同時行動として行われる各国フォーラムの日本での取り組みです。「持たざる者」の国際連帯行動実行委員会は、このアクションのワークショップ(WS)の一つとして、標記のWSを行うことにしました。次頁の開催主旨をご理解頂き、ぜひご参加いただきたく、ご案内申し上げます。 なお、1.26グローバルアクションについては、詳細はウエッブサイトを参照ください。
http://2008.jan26.jp

私たちは、貧困に苦しみ社会的排除を受ける様々な「持たざる者」たち、日雇・野宿労働者、若年不安定雇用労働者(フリーター)、移住労働者、難民申請者、障がい者、民族的マイノリティ、性的マイノリティ、セックスワーカーなどが参加するゆるやかなネットワークです。それぞれの個別問題にとどまらず、背後にある今日の新自由主義・グローバリズムを共通の問題として捉え、ともに連帯してNO!の声を上げるために、取り組みを行っています。詳細はウエッブサイトをご覧いただければ幸いです。 http://www.jca.apc.org/nojukusha/have-nots/

 このワークショップでは、「新自由主義・グローバリズム下の競争と社会的排除、差別と分断に抗して、地域の中で、そして地域を越えて、さまざまな社会運動がどのように連帯し、公正・平等に基づいた社会をいかに目指すのか」という視点をベースに、それぞれの現場−運動領域の取り組みから、報告や現状の課題を出し合い、連帯のあり方や可能性を、ローカルなテーマとグローバルなテーマをつなぎ合わせながら、討論したいと考えています。
 とりわけ、荒川は、在日コミュニティや部落解放運動の歴史が示すように、差別・排外主義に抗し、権利を獲得してきた当事者運動の地平の上で、今日の地域連帯があり、それは行政区域としての「荒川区」を越えて、隣接する足立、墨田、台東、荒川流域から隅田川まで、荒川圏ともいえるスケールでも捉えることができるでしょう(荒川沿いの東京拘置所にいる獄中者の存在もまた)。
 私たちはさらに、歴史的に日雇い労働者の寄せ場として位置していた山谷から、隅田川〜浅草・上野へ、排除に抗し、生存権−居住権を求める野宿者運動の意義を積極的に位置づけてゆきたい。  その中で、今日の新自由主義的政策(規制緩和、民営化、福祉削減・切り捨て)は、長い辛苦の闘いの中で獲得してきた成果を切り崩し、人々を分断し、風景を変貌させ、地域社会を解体せんと襲いかかってきています。
 私たちの誰もが希求する、対等なコミュニティや、働き方、生き方は、地域の中で困難さを強いられ、それぞれが抱える現場の課題に没してしまいがちです。だからこそ、ローカルな地点=当事者の現場から、グローカルな課題を視野に引き寄せ、対抗的な生き方、連帯の可能性を探ってゆく意味があるのだと思います。
 私たちは、「持たざる者」の越境する連帯を掲げ、さまざまな取り組みを模索してきましたが、今回の試みに参加し、ワークショップを呼びかけるにあたって、以上のような問題意識をもとに、荒川−荒川圏で、活動されてきた方々との出会い、フリーな交流・討論を通して、世界の反グローバリズム運動とつながるような、さまざまな構想もともに考え、深められるような場をつくろうと準備しています。呼びかけが直前になって恐縮ですが、ぜひ、多くの皆さんの参加・ご協力よろしくお願いします。

●ワークショップはほかにも多様なプログラムが用意されています。「持たざる者」の国際連帯行動実行委員会では、「格差をなくせ! 非正規労働者の未来と労働組合の役割」(呼びかけ・全日建連帯労組関生支部)の取り組みにジョイントして参加します。こちらもよろしくお願いします。(13時30分〜17時 アクト21男女平等推進センター・都電「熊野前」駅下車)
「持たざる者」の国際連帯行動実行委員会
東京都台東区日本堤1-25-11
山谷労働者福祉会館気付 TEL/FAX:03-3876-7073
e-mail:nasubi@jca.apc.org
WSF全体

「NO-VOX」とは・・・
「NO-VOX」とは“声なき者”を表す造語である。2002年、ヨーロッパ社会フォーラムにおいてフォーラムに参加した「持たざる者」等により、「NO-VOX宣言」を発表。2003年の世界社会フォーラムでヨーロッパ圏、インド、中南米の「持たざる者」等によって呼びかけられた、各地の「持たざる者」の団体等で構成される世界的なネットワーク。

フランスの「持たざる者」と日本の「持たざる者」の連帯
2000年当時、フランスの失業者運動「AC!」の中心メンバーであったクリストフ・アギトン氏を招聘しての講演会を開催(主催:山谷争議団/山谷労働者福祉会館活動委員会)。2001年には山谷のメンバーが訪仏し、「DAL」「Droits Devant!!」等と交流。2003年世界社会フォーラムでのNO-VOXの呼びかけに応え、日本ではその年の10月に「持たざる者」の国際連帯行動が取り組まれ、クリストフ・アギトン氏も参加。2004年のムンバイでの世界社会フォーラムに向けてNO-VOXと共に名古屋・笹島日雇労働組合のメンバーがダリットの行進を担う。さらに山谷労働者福祉会館活動委員会のメンバーがフォーラムに参加した。その年、10月のヨーロッパ社会フォーラムにはフランスからの支援も受けて大阪・釜ヶ崎パトロールの会のメンバーが合流し、交流を重ね、日本での11.3「持たざる者」の国際連帯行動に呼応し、フランス・パリでは日本大使館への抗議行動が取り組まれた。2005年、ポルトアレグレ世界社会フォーラム、NO-VOXフォーラムでは大阪・釜ヶ崎パトロールの会、渋谷・のじれんのメンバーが参加し、共に占拠闘争等を担う。11月、フランス郊外の若者の「暴動」蜂起―戒厳令に対し、日本ではフランス大使館への抗議行動を取り組む。そして今年、大阪城公園・うつぼ公園での強制排除に対し、2月8日のフランス・パリでの連帯行動へと至る。

   
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