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寄せ場学会秋季シンポジウム グローバリゼイション下の底辺下層 ─アラブ、アジア、日本、アメリカ─ 終了しました 2001年12月1日〜2日 於 東京外国語大学府中キャンパス 超大国アメリカによる世界の一極支配は、各地域の、さまざまな人々に、限りない苦難を強いてきました。その上、軍事行動によってたくさんの死傷者を出し、厖大な「難民」を生もうとしています。私たちは、こういった事態の産み出された根源を見つめたいと考えます。事柄の起こる仕組みは、その仕組みのしわ寄せを食う部分から見る場合鮮明になるというのが、私たちのこれまでの考え方でした。そうした視点から、世界各地域の人々、底辺下層の人々はこれまでどういう日常生活を送ってきているのか、その境遇の全般を捉え直していきたい考えます。アラブやアジア、そしての日本の底辺下層の人々、そして野宿者は、今どういう窮迫の状況に置かれているか、そこからの脱却と解放の道はいったいどこにあるのか、このシンポの場から、共に考えていこうではありませんか。 会場:東京外国語大学 府中キャンパス115番教室 12月2日:午前10時開始 司会:濱村篤(寄せ場学会) 会場:東京外国語大学 府中キャンパス115番教室 問い合わせ先:042−545−4648松沢 |
「米国とその同盟国は即刻戦争を停止せよ」 日本寄せ場学会 10月8日未明、戦争が開始された。否、<戦争>は既に開始されていた。低烈度紛争と、それによって多くの人々が直接的・間接的に殺し、殺され、あるいは緩慢にしろ死に追いやられる状態を<戦争>と呼ぶならば。米軍とその同盟軍が行ったアフガニスタン主要7都市に対する巡航ミサイル・トマホーク50発と爆撃機による攻撃は、本格的な殺戮戦を告げるものだったにすぎない。9・11以来憂慮されていた報復戦ではあったが、米国本土を含む広範な地域の人々が、武器による解決に否を唱えつつあったまさにその時、米国・ブッシュ政権は、こうした国際世論を全て無視し、はるか以前から周到に準備されていたシナリオに従うかのように爆撃遂行に踏み切った。 私たちは、10数年にわたり日本の下層社会の実相を究明しようと試みてきた。そうした作業をとおして日本の下層社会の動態は当然にも海外の下層社会の動態と密接な関わりがあること、特に、90年代以降の米国一極支配によるいわゆるグローバル化のなかで、世界いたるところで意図的に生み出されている難民の群れや貧困層は、餓死・病死しない限り下層労働者として形成され、流動化する彼らの低廉な労働力は、ほかでもない米国とその同盟国によって世界大に恣意的に配置され、国境を越えてコントロールされており、日本の下層社会もまぎれもなくその一環に編入されている、と認識するに至った。 運営委員長:松沢哲成 事務局長 :雑賀恵子 運営委員 :池田浩士・稲葉奈々子・加藤晴康・北川由紀彦・小柳伸顕・ 下平尾直・長井公彦・中西昭雄・中山幸雄・西澤晃彦・ 濱村篤・藤田進・水野阿修羅 日本寄せ場学会 東日本支部学習会 2001年10月13日(土) 13:00〜 於 寒灯舎 (渋谷区渋谷2-5-9パル青山301 渋谷駅より徒歩8分) [TEL:03-5466-0692 FAX:03-5466-0786] 終了しました 問題提起者:藤田進(東京外国語大学)・西澤晃彦(神奈川大学) 両者の指摘を軸に討論-議論を交わし煮詰めていき、寄せ場と底辺下層に立脚した国内外を貫く論理を、少なくともその端緒を見出していきたいと考えます。 そのためには、多面的な照射、複合的な観点が必要だろうと考えます。一人でも多くの人の参加を切に望みます。会員でない方でもこういった問題に興味のある方はぜひご参加ください。歓迎します。 学習会問い合わせ(TEL)042-545-4648 日本寄せ場学会 西日本支部学習会 2001年7月21日(土) 14:00〜 於 喜望の家 (大阪市西成区萩ノ茶屋2-8-18日本福音ルーテル教会釜が崎ディアコニア・センター) [TEL 06-6632-1310/FAX 06-6632-1309] 終了しました 報告者:永岡正巳(梅花女子大) 題目:大阪のセツルメント運動 ――釜が崎との関連で―― 日本寄せ場学会 東日本支部学習会 2001年7月22日(日) 14:00〜 於 山谷労働者福祉会館 終了しました 濱村篤:年報『寄せ場』14号 大下・雑賀論文を巡って問題提起 北川由紀彦:「川上郁雄『越境する家族――在日ベトナム系住民の生活世界』 (明石書店刊)を読む」 (学習会に先立って13:00から学会の運営委員会も開かれます) 「メディア」の「表象」と、その向こうへ 3月17日西日本支部学習会のまとめ 3月の研究会は大阪市立大の院生で、地理学を専攻する原口剛さんと若松司さんによる「メディアにみる戦後釜ケ崎の表象」。たっぷり15,000字はあるだろうペーパーと、カラーも含めた図版、データ資料もふんだんに用意された、力のこもった発表だった。大阪朝日新聞、大阪毎日新聞、雑誌『大阪人』、『季刊釜ケ崎』を対象に、そこにあらわれた釜ケ崎像を分析する作業が中心で、戦後、この「釜ケ崎」というわずかな空間がどれだけ「差別的な言説」に侵食され、その空虚なイメージが生成されてきたかをひとまとめに提示するものだった。が、なにしろ論じられたテーマがきわめて多岐にわたったこともあって、そのぷん内容が拡散してしまった印象もうけた。なぜ、今回の報告ではこの2紙2誌をとくに選んだのか、ということにも、もうすこし意識的であってよかったように思われる。 日本寄せ場学会 東日本支部学習会 2001年7月7日(土) 15:00〜 於 山谷労働者福祉会館 終了しました 発表者:藤田進 題目:経済のグローバリゼーション化で再浮上する「人夫出し」制度 ――論文「日本経済における下層労働者雇用形態の変容」(トム・ギル著) にみる今日の「寄せ場」像―― ※トム・ギル論文(英文)のコピーは当日配付します 日本寄せ場学会 2001年度総会 「寄せ場概念の再構築へ」 終了しました 2001年6月9日〜10日 於 京都大学 グローバリゼーションの名の下で進行している労働力と資本の国際移動によって、流動下層労働の分析は、もはや国民国家の枠組みで把握することが困難になっている。しかし、一方で、世界経済のブロック化が進行すると共に国境線が強化されているように見えるのも事実である。流動下層労働を対象としてきた寄せ場学会は、この動きのなかで、日本における「寄せ場」をグローバル経済の変化と連動しつつ位置づけると共に、世界規模で絶えず形成されている周辺―「寄せ場」としても、いま再び、考察していこう。その際には、改めて、国民国家とは何かが「寄せ場」の視座から問われるであろう。同時に、経済のみならず、政治や歴史を含めた社会の諸問題が交錯し集積する場所、生きる場所としての「寄せ場」からの呼びかけに、聴覚を研ぎ澄ませていきたい。 6月9日(土) 14:00〜19:00 <パネル・ディスカッション> 6月10日(日) 9:30〜15:30 <自由報告> <会場> 日本寄せ場学会 東日本支部学習会 終了しました 発表者 松沢哲成 題目 近著『先住民族の「近代史」』(上村英明著、平凡社刊)をめぐって |