南京レイプを明らかにする東京集会
1998年12月13日

アンケートから


▼つらかった。 (我是個鬼子的女儿)この60年の取り戻せなさを思うとぼう然とする。 (南京には)貧しい人ほど残っていたのを、貧しい出身の日本兵士が殺りく、 レイプしたことがやりきれない。企画実現の努力に敬意を表します。
        (女・50代・自由業)

▼笠原先生は「日本軍隊中での異常事態」と言われてましたが、 集会の最後に“演説されていた女性”がいっていたように、 今現在も全く同じ価値観がちまたにあふれていると思います。 この社会(戦争と差別を必要とする社会)を変えるために、今後とも頑張りましょう。
        (女・20代・自由業)

▼貴重な証言をされた方に敬意を表したいと思います。 昭和天皇の戦争責任を、事実を持って明らかにしていく必要があると思います。
        (男・50代・会社員)

▼このような集会に全面的に支持します。 来年もまた定期的に開催されることを望みます。
        (男・20代・会社員)

▼ショッキングな証言集会でした。 被害者の証言はもとより、加害者の鈴木さんのお話も涙なしには聞けませんでした。 パネルディスカッションでも、 性暴力の構造や日本軍がなぜそういうひどい軍体質を持ってしまったのかが、 中国以外の地域との関連などについてもよくわかり、とてもよかったです。
        (女・50代・公務員)

▼証言が圧倒的、中国の方と元日本兵の生々しい証言は何ものにもかえられない。 しかし慰安婦の方々と同じく残された時間は少ない。 ただ単に研究対象とか個人的良心の乾きをいやすだけでなく、 実質的謝罪、補償を行うべきだろう。それを追求すべきと思う。
        (男・50代・会社員)

▼被害者・加害者双方からの生の証言をお聴きし、複雑な気持ちがいたします。 先ず、証言者の勇気に対して心より敬意を表します。 日本国としての謝罪を正式に行わせるよう可能な限り努力するつもりです。 それしかないのだからです。同時に未来に向かって、 出来る限りの協力(技術、環境、エネルギー、人的交流、学問、語学) をおしすすめなければ意味がありません。 頭を下げて通り過ぎるのを待つ、雰囲気が充満してきていますが、 歴史の風化を止めるのは、日本人の問題としてあるのだと思います。 自虐的にならないための公開討論方式もよい方法だと思います。
        (男・60代・会社役員)

▼戦後生まれの私達が、なぜこんなに苦しまなければならないのかとも思うが、 何とか政府を動かさないことには、21世紀をアジアの中で生きていけないように思う。 特に子どもたちのためにもここで何とかしなければ……。 加害証言─南京に関するものと期待していたが……。 しかし多くの元兵士が口をつぐんでいる中で─感謝。
        (女・50代・その他)

▼元兵士の証言は重かった。 今の世の中の動きは他動的になっている風潮の中で立派だと思った。 中国の婦人も証言が生々しく、改めて大変な事態にガックリした。 このような集会は今後も十分、意義があると思います。 ただ気分的に「しんどい」ですが、加害の話は「つらい」です。
        (男・60代・会社役員)

▼証言は胸に迫ってきました。 一般住民の人に対しては人権差別の思想が如実に出ていたのだと思います。 人間として、中国人をみていなかったことを如実に物語っていました。 今の教育にもその傾向があるので恐ろしくなりました。 天皇(馬に乗った)の姿が目に焼き付いて離れません。
        (女・50代・公務員)

▼加害者の方の証言が大変胸をうちました。 この企画自体よくできていて流れが良かったと思います。 日本の罪の重さを再び実感しました。 自分自身この問題に関してあるいはこの問題から広がる人権や戦争、 女性のことについて、何かできることはないかと考えました。 もっと勉強していろんなことを知って21世紀を担う一人として 平和を訴えていきたいと思います。 ただいえることは、私たち10代20代にとってこの問題は理解しにくい。 まして私たち世代に賠償してほしいというのはかなり反発を招きやすいです。 悲しいことですが、我々祖先の犯した罪、 彼ら(被害者)を犯した日本人の醜態を私たちの世代に何か求めるのは大変難しいです。 私たちにできることは、ただ「知ること」です。 その歴史を消さないで「学ぶこと」です。知ることで考えます。 日本人として生まれた私は日本人でありながら、 罪を犯した日本人の気持ちを理解できない。 男ではないから強姦する、した気持ちは分からないが、 日本人として生まれてきた以上、なんらかの責任はあると思う。 同じ人間として同じ幸せを求めている人間として 被害者の方への想いと悲しみを感じます。 私はまだ20になったばかりですが、いろんなことを学んで勉強して伝えていきたい、 考えていきたいと思います。ありがとうございました。
        (女性、20代、学生)

▼途中から参加したので後半のことしか分かりませんが、 加害、被害両方の側からの証言が聞けた事は大変ショックでしたが貴重な機会でした。 パネルディスカッションでは、 パネラーの方々の意見交換のような時間もとれたらよかったと思います。 被害の証言の時間にはカーテン等とても配慮されている点がよかったです。 まだまだこのような証言集会を続けて欲しい。 そして開催の時にはたくさんの広報をして より多くの人に集まるようにしていただきたい。
        (女、30代、その他)

▼どれも大変得るところありました。 お二人の女性の証言はいたましく、 このような思いを抱いているもっと多くの生存者の存在をひしひしと感じました。 また鈴木さんの肉声も同じく口を閉ざしている方々に比べ勇気あることと思い、 実に貴重なチャンスでした。 以上が日本市民の常識となるよう、私もささやかでも伝えることをしたいです。
        (女、30代、公務員)

▼鈴木さんの証言がとてもよかったと思います。感銘を受けました。 誤りを率直に認めて生きてこられた方の証言をうかがい、 このような日本人のいることをあらためて知りました。 今後の日本人として自分の気持ちを重ねたいと思います。
        (男、40代、会社員)

▼勉強を続けていかなければと思う。きっかけとして、来て良かったと思います。
        (女、20代、学生)

▼証言、鈴木氏のものも、二人の生存者のものも衝撃の強いものでした。 いろいろ聞き知っていてもまだまだ認識が甘いと考えさせられました。
        (男、60代、公務員)

今日改めて貴重な話を聞きにきた。本では読んだことある有名な方に会えて良かった。 感想はすぐにまとまった形にならなかったので、後日ゆっくりふり返りたい。 (ふり返るだけで終わらせないように…!)。 加害者の証言、「私はやりました」と涙ながらに話をされたその話にふるえてきた。 体験談を聞く以外の行動(追悼デモ)、私も何かできることならやりたいけど、 何をしていいのか迷うところ。一番やりたいのは、私も過去の歴史事実を沢山勉強し、 今の社会問題を知り、今後どうしたらいいのか考えるために勉強がしたい。
        (男、20代、なし)

▼南京大虐殺の中での凄まじいレイプの企画をされたことに感謝いたします。 日本人の加害者、南京の2女性の証言は息をのむような強烈な衝撃であった。 最後に“証言を聞いてもらって感謝します”といわれた時には、私たちは詰問され、 謝罪を要求されなければならないのに複雑な思いできかざるをえなかった。 60年に及ぶ苦しみに堪えて生きてこられた多数の被害者を明らかにしていくとともに、 私たち日本人は政府はもちろんの事、 深い罪の意識をもって心からなる謝罪の努力をしていかなければ との思いをますます深くせざるを得なかった。
        (男、70代、自由業)

▼被害者証言:くやしみ、怒り、悲しみ、屈辱が中国語が分からないけれど、 語感から伝わり日本人として悲しかった。 加害者証言:元兵士の証言の心情がよく伝わった。 限りない悲しみをもつ証言者の心情を無駄にすることなく、 日本人は歴史の事実を知るべきだと思った。
        (女、60代、主婦)

▼日本人全員に知って欲しいと思いました。持続的、広域的に広げてください。 日本全国津々浦々まで広げてください。とりわけ若い人々に知らせてください。
        (男、70代、自由業)

▼何と言っても中国側証言に、自分のかつての姿を見つめさせられたことと、 60年間の痛苦の証言の重さ深さに対し、 今後共に国民全体が真実をつかむまで明らかにしてゆかねばと思った。 パネルでの笠原さんの、背景としての日本軍隊のことなどは、私にはよく分かったが、 今後講演として時間をとれたらと思った。蘇教授の仕事に頭が下がる思いだった。 そのこととも関連して、この日本軍の、そして日本支配層のやった侵略戦争の真実を、 犠牲となった一人一人の人間に与えた事実として追求してゆく活動 (12月13日の)には、今後とも協力してゆく気持ちを強くした。
        (男、70代、なし)

▼中国側証言のお二人の言葉の一つ一つが胸にくい込みます。 カーテンは始め少し物足りない感じがありましたが、 進む内にこちらの想像力をかきたてられました。
        (女、70代、なし)

▼とても胸、心苦しかった。平静心では聞けなかった。 中国においては、鈴木さんの涙の証言を聞くにつけても、 絶対に慰安婦の言葉を使わず、性的奴隷としてほしい。国連でもそれを使っている。
        (女、50代、会社員)

 

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