9・11事件を契機とするアメリカの報復戦争のなか、多くのアフガニスタン民衆が殺されましたが、今なおアフガニスタン情勢は混沌としており、民衆は、戦火の恐怖と飢餓の不安、略奪、虐殺、強姦の恐怖に直面しています。
「正義か悪か」「ならずものを懲罰する」と叫ぶアメリカへの支持をいち早く表明した日本は、憲法に違反する、米軍支援の「対テロ特措法」をもって、本格的な軍事行動のための自衛隊派兵を開始しました。いまやアフガニスタン本土への派兵までがとりざたされるまでになっています。
かつて、中国、朝鮮、アジアに侵略した日本軍は各地で筆舌に尽くしがたい蛮行を繰り広げました。なかでも1937年、日本は「暴支膺懲(暴れる中国をこらしめよ)」を掲げ、中国の首都南京を占領し、掠奪、放火、強姦、虐殺など、その非人間性と規模において歴史上他に類がない「南京大虐殺」をくりひろげました。
そのとき日本の民衆は、南京陥落万歳を叫んで、昼は「日の丸」をうち振り、夜は提灯行列で祝いました。
それから64年目の今年、先の戦争を「聖戦」として美化しようとする教科書が検定を通過し、小泉首相による靖国参拝が多くの反対を押し切って強行されました。そして先の戦争で犠牲になった中国、朝鮮・韓国、アジアの人々に対する明確な謝罪と補償もいまだ行われないどころか、日本はさらに新たな戦争に踏み出したのです。
日本の自衛隊が何をやろうとしているのでしょうか。
いま、わたしたちは、恥ずべき歴史の反省もなしにふたたび危険な道に踏み出しているのではないでしょうか。わたしたちは侵略戦争の歴史をしっかり見つめ、歴史に学び、そのようなことを決して繰り返さないために集会をもちます。みなさんの力で成功させましょう。
●場所 星陵会館(永田町)
司会挨拶 黒崎 修
特別発言 内田 雅敏(弁護士)
「自衛隊ペルシャ湾派遣と戦後補償」
証言 王 金福(中国人被害目撃者、85才、男性)
「私の祖父は中山門の付近で殺された」
陶 秀英(性被害女性、74才)
「日本兵に暴行されたとき私はまだ8才だった」
近藤 一(元日本軍兵士)
報告 経 盛鴻(南京師範大学教授)
「日本軍の南京における虐殺と暴行」
ビデオ上映
李 秀英さんのインタビュー
裁判の報告 南 典男(弁護士)
世代を越えたメッセージ
矢口 仁也 、鈴木 隆子 、鈴木 四郎 、木村 洋子
閉会の挨拶 大谷 猛夫(中学校教師)
●集会後、18時ごろから銀座方面へ追悼デモを行います。
参加費・資料代 一般 1000円
中高校生・留学生 500円
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