最終更新:1998年11月11日
昨年11月13日に開かれた第8回公判で、 東さん側の弁護団は本人尋問を請求した。 高池弁護士側は1審で済んでいるから必要ないと主張したが、 裁判所側は次回に回答することを約束した。いよいよその第9回公判。
12月18日に開かれた公判では、
直前の10日の花岡裁判での敗訴のこともあり弁護団、
支援する会のメンバーも本人尋問却下という事態へ一抹の不安もあった。
しかし裁判長は「採用します。」と言った。
「ただし、限定します。何度か中国現地に行かれたという事ですね。
現地を見られて、記憶も喚起されていることと思います。
記憶喚起の点に限って証言してほしい。
反対尋問も入れて2時間で押さえてほしい。
本件(郵便袋事件)に限って証言してほしい。
具体的な事実に限っていただきたい。」と付け加えました。
このことは、二審以降の弁護団、
支援する会の取り組みに対する一定の評価であり、
一審では審議尽くされていない部分があると判断してのことだと思います。
ノーモア南京の会を初めとする30人を越える傍聴支援者としても、
本当に良かったと思います。
(文責:芹沢 明男)
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