4.その他の関連文献 (発行年度順)単行本のみ
すべて、ベ平連の活動、に関連した記述、批評、論評などが掲載されている書籍である。
左から、開高健『饒舌の思想』、鶴見良行『反権力の思想と行動』、小田実編『市民運動とは何か』、小沢遼子『よそ者連合太平記』、武藤一羊『主体と戦線』、福冨節雄『デモと自由と好奇心と』、久野収・鶴見俊輔『思想の折り返し点で』,鶴見良行『ベ平連』、鶴見俊輔・上野千鶴子・小熊英二『戦争が遺したもの」の,各表紙。表紙をクリックするとそのページに飛びます。
小田実編『ベトナムのアメリカ人』合同出版社、1996年
開高健『饒舌の思想』講談社
1965年の『ニューヨーク・タイムズ』への意見広告運動についての文章、徹夜ティーチインについての文章などが採録されている。
石田郁夫『大衆運動の病理と論理――雑兵乱戦記』晶文社、1966年(なかに「デモの卒伍からの報告――一九六五年三月〜六月・東京」所収)
小田実、小中陽太郎『反戦のすすめ』三一書房(高校生新書)、1967年
小田実『義務としての旅』岩波書店(岩波新書)、1967年
共同通信社会部編『この日本列島』現代書房、1967年(注、同書の中の一部「支援活動」、「ベトナムに平和を」の各章のみ。
武藤一羊著『主体と戦線――反戦と革命への試論』合同出版、1967年
小田実編『市民運動とは何か』徳間書店、1968年
小田実著『人問・ある個人的考察』筑摩書房、1968年
小田実著『人間のなかの歴史』講談社、1969年
小中陽太郎著『手づくりの思想』合同出版社、1969年
小田実編『べ平連』三一書房(新書)、1969年
小田実、高橋和巳、真継伸彦編『変革の思想を問う』筑摩書房、1969年
小田実編『べ平連とは何か』徳間書店、1969年
『べ平連のうた――その発展の足跡』芸術出版社、1969年
室謙二編『時代はかわる――フォークとゲリラの思想』社会新報(新報新書)、1969年
吉岡忍編著『フォーク・ゲリラとは何者か』自由国民社、1970年
鶴見良行『反権力の思想と行動』盛田書店、1970年
セイムア・ハーシュ著(小田実監訳)『ソンミ』草思社、1970年
小田実著『何を私たちは始めているのか』三一書房、1970年
飯沼二郎著『キリスト者と市民運動』未来社、1970年
大沢正道、内村剛介編『われらのうちなる反国家』太平出版社(この中に小林卜ミ「声なき声の十年」、向井孝「『イオム』通信の五年間」、金井佳子「大衆的すわり込み運動の視点」、鈴木正穂「わが友ポール彼は反戦脱走米兵」を収録)、1970年
小田実著『問題のなかでしゃべる』講談社、1970年
武藤一羊『新左翼とはなにか』自由国民社、1970年
ヴィクトリア・良潤著『外人であり禅坊主であり』三一書房、1971年
小田実編『裁く・民衆が日本の軍国主義を』合同出版社、1971年
高畠通敏『日常の思想とは何か』(高畠編『日常の思想』戦後日本思想体系M、筑摩書房に所収)、1971年
鶴見俊輔編『国際活動』東洋経済新報社、1971年
宮元昭雄著『「一株」という名の凶器』日本証券科学研究所、1971年
松本政喜著『そこにCIAがいる』太田書房、1971年 (この第7章に「ベ平連のアメリカ人を調査せよ」などの項がある)
大沢真一郎著『後方の思想――あるいは長征への出発』社会評論社、1971年
小田実著『世直しの倫理と論理(上)』岩波新書、1972年
小田実著『この世界、あの世界、そして私』河出書房新社、1972年
小田実著『世直しの倫理と論理(下)』岩波新書、1972年
小田実、深沢七郎ほか著『それで事は始まる』合同出版社(『週刊アンポ』に掲載された詩・短編小説集)、
吉川勇一『自由の危機――権力・ジャーナリズム・市民』(鶴見俊輔・山本明ほか編『講座コミュニケーション』第5巻・研究社に収録)、1972年
清水一行著『燃え尽きる〈小説・牧田与一郎〉』徳間書店、1972年
さとうまきこ著『絵にかくとへんな家』あかね書房、1972年
大森実著『虫に書く』潮出版社,1972年
林景明著『台湾処分と日本人』旺史社、1973年
小田実、鶴見俊輔、吉川勇一編『市民の暦』朝日新聞社、1973年
小沢遼子著『よそもの連合太平記』筑摩書房、1973年
中村真一郎、小田実共著『対話篇』人文書院、1973年
小中陽太郎著『私の中のベトナム戦争』サンケイ新聞社、1973年
小田実著『二つの「世の中」』筑摩書房、1973年
飯沼二郎著『国家権力とキリスト者』未来社、1973年
久野収・高畠通敏『〈対〉現代日本論の系譜』(久野収編『現代日本論』戦後日本恩想大系N、筑摩書房に所収)、1974年
金子徳好『ゼッケン8年』朝日新聞社、1974年
小田実著『ベトナムの影』中央公論社、1974年
北沢恒彦『方法としての現場』社会評論社、1974年(「『隠し道」の思想――『私の中のヴェトナム』ノート』、「奴隷のかげり――小田実論」など所収)
大江健三郎著『状況へ』岩波書店、1974年
小田実著『状況から』岩波書店、1974年
武藤一羊『根拠地と文化――第三世界との合流を求めて』田畑書店、1975年(「誰が勝ち、何が勝ったのか」所収)
花崎皋平『風はおのが好むところに吹く』田畑書店、1976年(「持続に耐えること」、「リアリティの共有から」など所収)
北沢恒彦、渋谷定輔、花崎皋平『討論・朋あり遠方より来る――現場からの哲学』風媒社、1976年
栗原幸夫『肩書きのない仕事』三一書房、1977年(「脱走ルートは市民のなかに」、「新・市民運動の萌芽」など所収)
「ただの市民が戦車を止める」会編『戦車の前に座り込め――'72年相模原闘争、そして――』さがみ新聞労働組合、1979年
広野広『都市住民への挑戦状』現代書館、1981年(この中に吉川勇一との討論往復書簡――広野「『市』を超える『村の』論理を」と吉川「『市』の中で生活を引きずりつつ」が収録されている)。1981年
古屋能子『新宿は、おんなの街である。』第三書館、1984年(「新宿ベ平連解散の日」、「生い立ち・女・沖縄・反戦」など所収)
栗原幸夫『歴史の道標から』れんが書房新社、1989年(「戦後民主主義を超えた運動理念――ベ平連」を所収)
久野収・鶴見俊輔(対談)『思想の折り返し点で』久野収・鶴見俊輔(対談)『思想の折り返し点で』朝日新聞社、1990年
福冨節男『デモと自由と好奇心と』第三書館、1991年
米原謙『日本的「近代」への問い』新評論、1995年(第5章 「市民」をめぐる政治思想史)
吉川勇一『コメンタール戦後50年C 反戦平和の思想と運動』社会評論社、1995年
鶴見良行『東南アジアを知る――私の方法』岩波新書、1995年
鶴見俊輔「序論『精神革命』の実像」(『戦後日本 第3巻 戦後思想と社会意識』にある「序論」のなかの「四 弱い個人の重さ」 岩波書店 1995年)\2,800
天野正子『「生活者」とはだれか――自律的市民像の系譜』中公新書 1996年
阪東恭一とおじさん文化探検隊編『ニッポン・グラフィティ19XX』二期出版 1996年 \1,500 + 税 (この中に東一邦「『べ平連』の時代」を所收)。
デイヴィッド・デリンジャー『「アメリカ」が知らないアメリカ』吉川勇一訳、藤原書店、1997年、\6,800 + 税
ハワード・ジン『アメリカ同時代史』明石書店 1997年 \2,800 + 税
関谷滋・坂元良江編『となりに脱走兵がいた時代――ジャテック、ある市民運動の記録』思想の科学社、1998年 \5,700 + 税
デイヴィッド・デリンジャー/小田実『「人間の国」へ――日米市民の対話』藤原書店、1999年、\2,400 + 税
鶴見良行『出発 鶴見良行著作集第1巻』みすず書房、1999年 \6,600 + 税
岡田孝一『中部の戦後文学点描』中日新聞社、1999年
\1,680(税込)
〈この中の「ベトナム反戦と文学者」の節に筆者自身を含め、中京地域のとくに文学関係者が脱走兵援助に関わったことが、脱走兵を扱った小説の紹介とともに書かれている。
増山太助『戦後期左翼革命群像』(「前田俊彦と古屋能子」を所収)つげ書房新社 2000年 \2,300
+
税
小田実『小田実評論撰〈1〉60年代――「難死」の思想など』筑摩書房 2000年10月 \7,500 + 税
辻井喬『ユートピアの消滅』集英社新書 2000年 \660 + 税
小田実『小田実評論撰〈2〉70年代――世直しの倫理と論理など』筑摩書房 2001年3月 \7,500 + 税
阿奈井文彦『ベ平連と脱走米兵』文春新書、2000年 \710 + 税
斎藤 憐『お隣りの脱走兵』而立社、2001年 \1,500 + 税
田中 綾『権力と抒情詩』ながらみ書房、2001年 \2,800 + 税 (この中に「海の向こうの戦争――ヴェトナム戦争と『戦争』詠」を所収。)
田口富久治『戦後日本政治学史』東京大学出版会、2001年 \5,800 + 税 (この中の第6章第3節「市民の政治理論の模索」で高畠通敏の政治学を評している。)
鶴見良行『ベ平連 鶴見良行著作集第2巻』みすず書房、2002年 \7,200 + 税
鶴見良行『アジアとの出会い 鶴見良行著作集第3巻』みすず書房、2002年 \6,800 + 税
小熊英二『〈民主〉と〈愛国〉――戦後日本のナショナリズムと公共性』新曜社、2002年 \6,300 + 税
小田実『戦争か、平和か――「9月11日」以後の世界を考える』大月書店 2002年12月 \1,300 + 税
「殺すな!――ベトナム・アフガン・パレスチナ・イラク……と私たち」を呼びかける人びとの会『殺すな!――ベトナム・アフガン・パレスチナ・イラク……と私たち〔講演とシンポジウムの記録〕』 同上「呼びかける人びとの会」、2003年 \500
原田純『ねじれた家 帰りたくない家』講談社、2003年
\1,700 + 税
(直接ベ平連を論じたものではないが、ベ平連運動に参加し、脱走兵援助などもした父親との関係を批判的に叙述したもの。)
鶴見俊輔
、上野千鶴子、小熊英二『戦争が遺したもの――鶴見俊輔に戦後世代が聞く』新曜社、2004年
\2,800 + 税 (ベ平連についてはかなりの談話が出てくる。「最近の文献」欄のNo.84に、部分的引用があります。)
瀬戸内寂聴、ドナルド・キーン、鶴見俊輔『同時代を生きて――忘れえぬ人びと』岩波書店、2004年 \2,000 + 税 (についての話はほとんど出てこないが、小田実氏の小説に関する評価、小田実氏と岸恵子氏との関係のエピソードなどが出てくる。)
海老坂武『かくも激しき希望の歳月――1966〜1972』岩波書店 2004年5月 \2,200 + 税 (ベ平連を正面から論じたというよりは、著者がベ平連の運動や脱走兵援助活動、あるいは大学闘争にどうかかわったかという体験や、交友関係を事実に即して叙述し、その中で感じたことを率直に記述した記録。(「最近の文献」欄のNo.87に、部分的引用があります。)
小田実『随論 日本人の精神』筑摩書房 2004年8月 \2,400 + 税 ( 武士道を論じたという『葉隠』をとりあげて、「死と狂」の観念を批判しつつ、日本人の精神について論じたものだが、その中では、ベ平連の運動について触れた部分がかなり多くある。そのベ平連の運動の精神が、武士、全共闘、あるいは、三島由紀夫や『葉隠れ』の山本常朝らの生き方、精神と比較しつつ論じられている。ベ平連論としてもすぐれたものとなっており、ベ平連を知ろうとする人には必読であろう。(「最近の文献」欄のNo.98に、部分的引用があります。)
鶴見俊輔 、小田実『手放せない記憶――私が考える場所』編集グループ(SURE)、2004年11月 \1,100 + 税 (ベ平連 以後、30年ぶりに行われた対談の記録。ベ平連の活動についても振り返りながら、今なお繰り返される戦争について、二人のそれぞれの場所で考える方法を明らかにする。二人の立場の違いも明確に語られる。「最近の文献」欄のNo.102に、部分的引用があります。)
帯刀治、北川隆吉『社会運動研究入門―社会運動研究の理論と技法 』文化書房博文社、2004年12月 \2,835 (これに収められている牛山久仁彦「市民運動の変化と政策・制度要求」にはベ平連についての言及があるが、この論に対しては、道場親信「1960―70年代『市民運動』『住民運動』の歴史的位置――中断された『公共性』論議と運動史的文脈をつなぎ直すために――」(『社会学評論』57号が批判している。)
道場親信『占領と平和――〈戦後〉という経験』青土社、2005年4月 \4,200 + 税 (小熊英二『〈民主〉と〈愛国〉』に続いて、ベ平連を直接知らない世代によるベ平連論を含む反戦平和運動史の労作がまた刊行された。本書は、45年の敗戦以後、イラク反戦の現在に至るまでの60年間を論じたものだが、その中では、ベ平連にかなりの部分が割かれ、かつ、高い評価を与えている。たとえば……ベトナム反戦運動は、「全共闘」よりも早く始まり、「全共闘」の解体を見届け、そののちに終結した息の長い運動であった。この運動を通じて社会運動のスタイルは根本的に変化した……など。「最近の文献」欄のNo.103に、部分的引用があります。)
喜納昌吉・C・ダグラス・ラミス『反戦平和の手帖――あなたしかできない新しいこと』集英社新書、2006年3月 \700 + 税 (この本は、二人が2003年9〜11月に沖縄で行なわれた対談を編集したもの。二人がそれぞれの生い立ちや来歴を振り返りながら現在の世界と日本、とくに沖縄の問題について論じ合ったものだが、そのなかにベ平連にかんけいしたものとしては、ラミスさんらが作った「外人ベ平連」のことや、編集に関わった英文の『AMPO』などのいきさつも述べられている。その部分は、「最近の文献」欄のNo.113 に、部分的引用があります。)
石田 雄『一身にして二生、一人にして両身――ある政治研究者の戦前と戦後』岩波書店 2006年6月 \2,400 + 税 (サブタイトルにあるように本書は著者の自伝であるが、そのなかに「ヴェトナム反戦と市民の国境をこえた連帯」という章があり、ベ平連について直接的に記述した節が6節含まれている。また、60年安保闘争と「声なき声の会」についての記述をはじめ、戦後史の各局面についての著者の評価がのべられている。「最近の文献」欄のNo.117に、 ベ平連に関する記述の部分的引用があります。)
早野 透 ほか『ニッポン人脈記 1――女がはたらく』朝日文庫 2006年9月 \600 + 税 (2005年4月から『朝日新聞』夕刊1面に連載されている『ニッポン人脈記』のうち、第1回から2006年3月までの1年分をまとめて3冊に編集したもののうちの第1冊。本書の中には、2006年2月20日〜3月10日に連載された「市民と非戦」が収録されており、そこには、声なき声の会、ベ平連の関係人物がエピソードとともに紹介されている。なお、この部分は、「最近の文献」欄のNo.110〜112に、 掲載されている。)
小田 実『9.11と9条――小田実 平和論集』大月書店 2006年11月 \2,800 + 税 (9・11以降の事態とそのなかにおける憲法9条の意義についての論をメインとしつつ、しかし、1961年の『何でも見てやろう』、65年1月の『難死の思想』や1968年の佐世保・エンタープライズ闘争についての論、脱走兵援助に関する論など、ベ平連での活動中の重要論文も掲載しており、半世紀近くにわたる 著者の平和に関する一貫した姿勢をたどりつつ、現在の問題を考えるには、最適な出版物。)
鈴木道彦『越境の時――一九六〇年代と在日』集英社新書 2007年4月 \700 + 税 (「ニュース」欄 No.463 を参照)
鶴見俊輔・吉岡忍『脱走の話――ベトナム戦争といま』編集グループSURE 2007年4月 \1,000 + 税 (「ニュース」欄 No.464 を参照)
中野正夫『ゲバルト時代』バジリコ株式会社 2008年7月 \1,800 + 税 (第2章「浪人生、ベ平連に出入りする」に、お茶の水事務所時代のベ平連事務局の様子や、定例デモの前後での、党派活動家による参加者へのオルグ活動の模様などが細かく描写はされているが、ベ平連の活動自体の記述には誤りもあり――たとえば67年10月の脱走兵に関する記者会見で、まだ存在していないJATECが「4人の脱走兵をかくまっていると発表」(35ページ)など――、また、ベ平連の思想面、たとえば加害と被害の問題などの叙述、評価は一面的で当を得ていないようだ。)
高橋武智『私たちは、脱走アメリカ兵を越境させた……』作品社 2008年11月 \1,400 + 税 (「ニュース」欄 No.495 を参照)
岩崎稔・上野千鶴子・北田暁大・小森陽一・成田龍一編著『戦後日本スタディーズ 3 80・90年代』 紀伊国屋書店 2008年12月 ¥2,400+ 税 (この中の玄武岩「グローバル化する人権――「反日」の日韓同時代史」が、1969年3月21日にベ平連が行なっ対大村収容所デモをとりあげ、「朝鮮問題を視点においた最初の現地闘争という歴史的意義を持つものであった」と述べている。125ページ。
小中陽太郎『市民たちの青春――小田実と歩いた世界』講談社 2008年11月 \1,500 + 税 (「ニュース」欄 No.523 を参照)
C・ダグラス・ラミス+辻信一『エコとピースの交差点――ラミス先生のわくわく平和学』大月書店 2008年12月 \1,200 + 税
花崎皋平『風の吹きわける道を歩いて――現代社会運動私史』 七つ森書館 2009年01月 \2,000 + 税 (「ニュース」欄 No.523 を参照)
小熊英二 『1968』【下】「叛乱の終焉とその遺産」』 新曜社 2009年9月 \6,800 + 税 (「ニュース」欄 No.523 を参照)
岩崎稔・上野千鶴子・北田暁大・小森陽一・成田龍一編著『戦後日本スタディーズ 2 60・70年代』 紀伊国屋書店 2009年5月 ¥2,400+ 税 (この中のインタビュー 吉川勇一「国境を越えた『個人原理』」【聞き手】小熊英二などが収録されている。)
中川六平 『ほびっと 戦争をとめた喫茶店――ベ平連 1970-1975 in イワクニ』 講談社 2009年10月、\1,800 + 税 (「ニュース」欄 No.548 を参照)
大泉市民の集い写真記録制作委員会『市民がベトナム戦争と闘った』 同委員会発行、(有)梨の木舎発売、2010年10月 1,300円+税 (「ニュース」欄 No.582 を参照)
横須賀ピース・フェスティバル25年誌編集委員会『ピースフェスの作り方』第25回横須賀ピースフェスティバル実行委員会発行、2010年10月 1,000円。 (「ニュース」欄 No.595 を参照)
永井良和 『 スパイ・爆撃・監視カメラ――人が人を信じないということ』 河出書房新社 2011年2月、\1,300 + 税
高草木光一編 吉川勇一、原田正純、最首悟、山口幸夫『 一九六〇年代 未来へつづく思想』岩波書店 2011年2月 \2,500 + 税
室謙二『天皇とマッカーサーのどちらが偉い?』岩波書店 2011年5月 \2,100 + 税
和田春樹ほか編集『岩波講座 東アジア近現代通史 8 ベトナム戦争の時代 1960-1975年』岩波書店 2011年6月 \3,800 + 税
本書の中に、道場親信「ポスト・ベトナム戦争期におけるアジア連帯運動――『内なるアジア』と『アジアの中の日本』の間で」があり、そこでは、ベ平連での活動、1972〜75年の「アジア人会議」の活動などが叙述されている。鶴見俊輔・関川夏央『日本人は何を捨ててきたのか』筑摩書房 2011年8月 \2,200 + 税
TwitNoNukes編『デモ いこ!』河出書房新社 2011年12月 \700 + 税
天田城介・村上潔・山本崇記 編『差異の繋争点――現代の差別を読み解く』ハーベスト社 2012年3月 \2,700 + 税 中に、大野光明「『沖縄問題』の『入り口』で――ベ平連の嘉手納基地ゲート前抗議行動と渡航制限撤廃闘争」が掲載あり。
油井大三郎『越境する一九六〇年代』彩流社 2012年5月 \3,200 + 税
小熊英二『社会を変えるには』講談社現代新書 2012年8月 \1,300 + 税
鶴見俊輔『思想をつむぐ人たち』(黒川創編 鶴見俊輔コレクション@)河出文庫 2012年9月 \1,300 + 税
本書の中には、「大臣の民主主義と由比忠之進」(1967年 )、「葦津珍彦――日本民族を深く愛した人」(2001年)「ゲーリー・スナイダー――人間の原型に帰ろうとした詩人」(2002年)など、ベ平連の活動と関連のある部分を含んでいる文章が掲載されている。鶴見俊輔『身ぶりとしての抵抗』(黒川創編 鶴見俊輔コレクションA)河出文庫 2012年10月 \1,300 + 税 本書の中には、「五十年・九十年・五千年」(1997年)、「すわりこみまで!反戦の非暴力直接行動」(1966年)、「おくれた署名」(1967年)、「高畠通敏――学問と市民連動をつないで」(2008年)、「小田実――共同の旅はつづく」(2008年)、「脱走兵の肖像」(1969年)、「ポールののこしたもの」(1971年)、「アメリカの軍事法廷に立って」(1970年)、「ちちははが頼りないとき――イークスのこと」(1971年)、「岩国」(1971年)、「憲法の約束と弱い個人の運動」(1994年)「コンラッド再考」(1971年)など、ベ平連の活動、脱走兵援助活動、内ゲバ問題などに関連する文章が多数掲載されている。