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4月29日(土) 職人列伝取材
今日は「GRACE SALON織宝」渡辺さんの紹介で、大内春紅先生と工房「春紅園」の見学・取材を行いました。 大内先生は染色図案家のとしての技術を、新しい分野に活かした作品を制作、発表しておられます。
完成した図案や、商品化された照明器具やグラス、さらには空間丸ごとプロデュースした例を見せて頂きました。 その上品な美しさに、思わず感嘆の声が!また、着物業界の抱える問題や、今後の展開についての お話を聞き、京都ものづくり塾は何ができるのか、改めて考えさせられました。
なお、取材の結果や考察は、後日列伝グループのページに掲載します。こちらもぜひ、ご覧下さい!(かつら)

4月25日(火) まちづくり塾 懇談会
今日は3月まで京都市のまちづくりパートナーシップ推進室の事業として生まれた第1期まちづくり塾の 卒業後の懇談会でした。 ものづくり塾と同じように、市民の方が旗揚げされ、運営してこられたほかの塾の方たちとお会いして、 他塾の運営のことなどをお伺いできる貴重な機会です。 もちろん、塾のめんばだけではなくて、事務局の方、運営委員の方、総勢20名くらいの集まりでした。 こうして、同期の塾の方たちも、わたしたちと同じように運営の方法でなやんだり、行き詰まったり、 睡眠時間を削ったり...と塾長のみなさんはたいへんなご苦労をさせているのがよくわかりました。 今日の話では、他の塾とのイベントでの協力の話も出てきました。みんなで力を合わせて実りある 事業にしていきたいものです。(やっち)

4月24日(月) MG(マネジメント・ゲーム)
22,23日と土日を費やして大阪NPOセンターにて行われた「マネジメント・ ゲームセミナー」に行ってきました。
NPOといえども組織運営や経営感覚が必要なのは当然のこと。経営の3要素ヒト・モノ ・カネそしてプラスワンの「情報」管理は、特にトップとして経営に関わる身として は学んでおかなくてはなりません。
マネジメントゲーム(MG)とは、経営の基本となる部分をシミュレートしてゲーム化 したもので、4人から6人が「競合他社」となってゲームに参加します。資本金を得て から人の配置、購入、生産、リスク、設備投資、研究開発などすべてにかかる出金 と、売上や借り入れによって得られる入金をその都度つけていき、期末には決算した 上でバランスシート(貸借対照表)を作成し、マーケットシェア、損益分岐点、自己 資本比率などを出していきます。「堅実経営」をしていたつもりだったのにもかかわ らず、経常利益は赤字だったり、売りたいときに営業所にものがないなど、経営の実 践シミュレーションとしてかなり役立ちそうだし、なんと言っても「面白い!!」。 バランスシートの原理もわかりました。
なおこのMG、大阪と京都に「道場」があって、京都では毎月第2土曜日に京都中小企 業振興センター(KPC会館、電話075−312−3355、メールYQK00270@nifty.ne.jp)で 開かれています。
次回は5月13,14日に合宿で行われるそうです。希望者は事前連絡で確認の上、お申 し込みくださいとのことです。(塾長)

4月23日(日) 歴史考W/G 第1回勉強会
ついに「歴史考W/G」が活動をはじめました。そもそも「ものづくり」ってなんだろう? 塾生自身も勉強していかないといけない、という意識から始めたW/Gです。
第1回目のテーマは「あかり」。江戸時代の行灯・ろうそくについて研究しました。
教科書としている本に「行灯より明るい照明が必要な場合は、ろうそくが使われた。 明るいと言っても、せいぜい行灯の三倍から五倍程度で・・・」というくだりがあったので実験してみました。 行灯は用意できなかったので、オリーブオイルを浸したこよりを、小皿に置いて代用。 行灯もろうそくも、小説本を読むには暗すぎてダメでしたが、半紙に書いた文字はなんとか読むことができました。 また半紙を透かして見ると、よく見えました。確かに、ろうそくの方が照らされる範囲が広いことがわかりました。
このように調べた結果をまとめていきます。歴史考の成果を、楽しみにしていてください。(まき)

4月21日(金) 京都の横つながり
京都で活動している市民団体の、横のつながりをつくろうという交流の場「ブルマン会」に参加しました。
参加したのは「京都ものづくり塾」の他、「京町屋作事組」「京都の近代建築を考える会」「京都を守る会」 「姉小路通を考える会」など。それぞれ京町屋、近代洋風建築、町並みを守る取り組みをされている方々です。
まずは自己紹介として活動内容・成果についての説明がありました。 ものづくり塾に対しての質問で「京都市の支援について」「活動する上で難しいこと」 「職人さんと、どのくらい交流があるか」などが聞かれました。 「職人さんに興味がある」と言ってくれた方もいたので、これからつながりを作っていきたいです。
次回は6月。提案されたテーマについて話し合いを進めていきます。 市民活動についても、まちづくりについても、まだまだ不勉強の私ですが、 このような交流を通じて勉強していきたいと思いました。
ちなみに「ブルマン会」の名前の由来は、民族学者で京都の市民交流を深める取り組みをされた、 ブルマン氏の名前によるものです。(まき)

4月16日(日) “京都ものづくり塾”設立総会
堺町二条のキンシ正宗堀野記念館で、 京都市の支援終了後「独立の第1歩」としての設立総会が開催されました。
ここ、堀野記念館はキンシ正宗発祥の地として 町中の造り酒屋の様子がうかがえる風情のある建物です。
参加者は27名、前年度の活動、会計報告、塾設立にあたっての使命と活動方針、 今年度の予算案、設立準備金のお願い、各ワーキンググループから活動計画と 進めたあと、ここで作られている地ビールで乾杯。今回の目玉である 組織の「新名称」を小グループごとに話し合いました。
案として「京都ものづくりネット」「京都ものづくりルネサンス」 「京都ものづくり防衛軍」「京都ものづくりトラスト」 「京都ものづくりThink&Actフォーラム(KMOTAF)」 「京都ものづくり浪漫」「京都ものづくり夢倶楽部」 といったネーミングがあがりましたが、 激しい決戦投票の結果、これまで通り 「京都ものづくり塾」と決定しました。
参加していただいた皆さんからは早速会費、設立準備金をお預かりしました。 いよいよ本格的な活動としての新生「京都ものづくり塾」 のスタートです。皆さん、これからもどうぞよろしくお願いいたします。 また、お知り合いの方などで関心のおありの方がいらっしゃいましたら、 どうぞ、「京都ものづくり塾」を宣伝してやってください。
散会後、建物の中を見学する人、地ビールの試飲をする人 ワーキンググループの打ち合わせなど それぞれ分かれましたが、絶好の行楽シーズンの日曜日 こうして、総会に足を運んでくださった方々には心より感謝申し上げます。(塾長)


4月9日(日) ものづくり職人列伝W/G ミーティング
お花見もかねて、職人列伝W/Gのミーティングを岡崎美術館横でしました。
前回の佐武さんところの取材のときの取り組みをもとに、これからの運営方針について、 グループ長のかつらから案をもらったので、みんなで検討しました。
1ヶ月に1件くらいのペースで取材、原稿作成、公正、インターネットへの掲載を やっていうことになりました。
いろいろと忙しいですが、こちらもだいじな仕事。がんばりましょう。(やっち)

4月8日(土) ものづくりマーケットW/G 第3回ミーティング
午後からフリマW/Gのミーティングをやりました。
12時から3時ごろまでフリマのメンバでお昼を食べて、藤井さんところで、 箔を使ったものをみせてもらったり、フリマに出してられることにかんする お話を聞かせていただきました。
箔や金糸をつかっていろいろとつくってられるらしく、素材の宝庫でした。 これらの素材を生かせるように、いろいろとアイデアをだしていきたいものです。
とにかく、グループのなかでうだうだしていても、いつまでたってもなにもできないので、 5月中にフリマに出店しましょう!ということになりました。そこで、他に出店されてる方や お客さん、いろんなかたとコミュニケーションをとっていきたいと思います。(やっち)

4月1日(土) 第3回円卓会議
1日午後6時より祇園の「情報研究室 GION JEM」にて第3回目となる 円卓会議が開催されました。 今回の参加者はゲスト7名、塾生8名で前回、前々回に比べ こじんまりとしたものでしたが、 全員が密に話せる規模だった様に思えます。
さて、今回のスピーカーは(有)ジャパン・エンタープライズ・ モティベーター代表取締役の安田憲史朗氏。 内容は一つ目は「ものづくりの思想」と題して今から約80年前に ドイツで起こった美術・手工芸の教育と振興を謳った「バウハウス」 について、そして、今なおそのデザイン感覚と美意識が世界中を魅了する イタリアのものづくりにおける人的ネットワークとそのシステム紹介、 そして二つ目は、現代にそれらの思想とシステムは生きる、という関連のもと、 インターネットを活用した「KYOTO2001」 http://www.kyoto2001.co.jp/ が、バーチャルとリアル、即ち、 インターネットと店頭販売を組み合わせた売り方で 好成績を挙げていることの紹介でした。
安田さんのお話はかなり参加者の心を捉えたらしく、 その後のフリーディスカッションでは現在の職人の現状と待遇、 生産・流通システムの問題点等かなり生々しい話や、 これから、インターネットを利用した販売システムを 本格的に実施しようとする人のかなり突っ込んだ質問など 夜11時まで議論は盛りあがりました。 これは伝統産業だけに限らない話ですが、 全てにおいて、既存の秩序や枠組みが壊れてきている その最中に我々はいるのでしょう。
まだ、混乱期で先の見えない状態ですが、 そんな中でも、いやそんな時だからこそのビジネスチャンスが きっとある。そんな思いのした、今回の円卓会議でした。(塾長)


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