1999年12月
各 位
カンパのお願い
沖縄・一坪反戦地主会関東ブロック
代表 上原成信
〒101-0061 東京都千代田区三崎町2-2-13-502
Tel.090-3910-4140 Fax.03-3386-2203
橋本龍太郎前首相が「普天間飛行場全面返還で日米合意」と発表してから3年半以上経って、今この問題は最大の山場を迎えています。名護市への移設を年内に決定し、来年7月のサミットを乗り切ろうと、政府は焦っています。基地移設に反対する名護市民は12月4日、市役所前広場に2500人が集まって決起集会を開き、稲嶺知事に対して「移設候補地表明を白紙撤回すること」、岸本市長に対して「市民投票結果を尊重し、基地受け入れを拒否すること」を求める決議をしました。名護市民は再び燃えています。
状況は、基地移設を押しつけられるか、跳ね返せるかの土壇場に来ています。ここで敗れると、運用期間40年、耐用期間200年という最新鋭の米軍基地が建設されてしまいます。
海上へリ基地に反対する市民投票では勝ち、引き続く名護市長選挙では負けるという長い闘いを続けて来た現地の皆さんを支え、基地の新設を何としても阻止したいと思っています。本土の私たちも今一度奮起して、一緒に闘いましょう。
基地移設候補地とされた名護市東海岸は市の中心部から十キロ以上も離れており、座り込みや集会に参加するための足の確保が大変です。また、マスコミが伝えない、伝えきれない地元の情報や人々の思いを発信する道具も、不足しています。
そこで、運動を支える品物を送って励ましたいと思います。私たち本土に暮らす者の支援、連帯の気持を形にして現し、現地の人たちと「一緒にやっているんだ」という心のつながりを作り上げていきましょう。運動の足となるワゴン車と、目となり耳となり、口ともなる情報送受信のパソコンを送りたいと思っています。現地からそのような要請も届いています。
さし当たり、100万円を目標にして、カンパを募ります。どなたでも参加いただけるように、個人の1口の額は1000円としますが、私どもの限られた呼びかけ範囲で目標を達成するのは、決して容易ではありません。余裕のある方々が現地に出かけて応援するつもりでのカンパをぜひお願いしたいと思っています。また、団体として活躍されている向きには、ぜひ、1口3000円として何口かのご協力をお願いしたいと思います。
期限としては、年末から年明けにかけてが正念場と見られることから、12月末を目標とします。
不景気で収入の少なくなった方も、いらっしゃるでしょうし、団体でも活動資金潤沢とは言えないところもあるでしょうが、支援連帯の第一歩として、1口以上のご賛同を心からお願いします。
通信欄に「名護市民へのカンパ」とお書き添えください。