連帯の挨拶
「市民連絡会」より連帯の挨拶を送ります。28年前、アポロが月に到着した時、「核抜き、本土なみ、72年沖縄返還」が佐藤・ニクソン共同声明で発表された。それがら25年経た1994年、実は緊急時、核の持ち込みについて、佐藤・ニクソンの間に密約が交わされていたことが暴露された。復帰25年を経て、人口・面積とも1%の小さい島に、米軍専用基地の75%が集中する結果となった。
今、わたしたちは、沖縄の繁華街・パレット久茂地前の広場に第2回目の座り込みを行っている。20日は座り込みを終えて、名護でのヘリ基地反対・市民投票を勝利する集会に参加する。21日には式典会場近くの公園で集会後、抗義デモを行う。
「復帰25周年式典」開催は、沖縄の民衆のいかなる願いから出たものでもない。政府主催の押し付けの式典であることはいうまでもない。それどころか、先の最高裁で、日米首脳会談で、衆議院・参議院で、沖縄を踏み躙った三権の長が来る。この「式典」をとおして新たな戦時体制に向けて、名護市辺野古沖にヘリ基地・軍事基地を押し付けようと企んでいる。この式典をわたしたち「市民連絡会」は許さない。
わたしたちは海上ヘリ基地・軍事基地を押し付ける「復帰式典」に異議がある。わたしたちの願いは、沖縄の21世紀を新ガイドラインの拠点基地にさせてはならないことです。普天間基地の無条件返還です。わたしたちは、大田県知事が、原点に立ち返り、基地の押し付けを明確に拒否するようねがっている。名護市では、海上基地をめぐり、12月21日市民投票がなされる。市民投票には、沖縄の未来がかかっている。投票勝利に向けて、共に頑張ろう。アジア・太平洋を初め、世界の隣人たちと連帯し、新たな基地建設を許さず、基地を縮小させ、撤去させよう。
わたしたちは、「11・21戦争協力を許さないつどい」の成功を心から願っている。
1997年11月20日
新たな軍事基地・海上ヘリ基地を押しつける
復帰25周年記念式典に反対する市民連格会