★メニュー★ |
最近の動き 1.核不拡散条約(NPT)第6回再検討会議 第6回NPT再検討会議が、4月24日から5月20日までニューヨークで開催されました。この会議の最大の成果は「核兵器完全廃棄への明確な約束」を盛り込んだ最終文書が全会一致で合意されたことです。この合意の背景には、「新アジェンダ連合(NAC)」と呼ばれる非核7カ国連合の交渉力とそれを支えた世界の核兵器廃絶NGO(非政府組織)の大きな役割がありました。被爆国日本は、「核保有国との協調的アプローチによる調整努力」をうたいましたが大きな役割を果たすことはできず、日本の核軍縮外交は転機を迎えました。同時に、国際社会は、「明確な約束」をどう実行に移すかが問われる段階を迎えました。 2.全米ミサイル防衛(NMD)構想 9月1日、クリントン米大統領は全米ミサイル防衛(NMD)構想の配備決定を延期すると発表しました。宇宙軍拡競争を生むとして多くの批判を受けてきたNMDの配備決定は、11月選挙後の新政権に持ち越された形となりました。
|