16.  市のガソリン券は、1リッターあたり102円でした (2004/08/03記入) 

 届いた『市報』によると、8月に申請すべき手続きがいろいろ列挙されていました。「心身障害者医療費助成制度・各種手当」、「医療証をお持ちの方へ」等々。読んでもなかなか、自分たちが該当するのかどうかがわからず、今日、市役所の障害者福祉課の窓口へ行って、一つ一つ確かめました。結局、私たち一家の場合は、今回は提出すべき手続きは何もないことがわかりました。
 ついでに、これまでいろいろ疑問に思っていたことを聞いてみました。
(1) 前年度までの「障害者自動車燃料費助成」制度によるガソリン券のリッター当りの単価についてです。本欄No.15に書いた疑問点です。回答は明確でした。市の公用車などもそうなのだそうですが、ガソリン代は、ツケになっており、すべてあとからの精算になっているそうです。そのため、そのときの時価に合わせて、支払いの単価を業者と決めているとのことで、現在は、リッターあたり102円という計算にしてあるそうです。窓口の係りの人の話では、その後ガソリン代があがって、いまでは109〜112円くらいになっているから、かえって市価の値段よりも安くなるという、逆転現象になってしまっています、とのことでした。この問題は、これですべて納得。しかし、この8月からまた制度が元へ戻ってしまっているため、この「逆転現象」の恩恵はなくなってしまったというわけです。
(2) もう一つ、私が受けている補助は、人工膀胱(ストーマ)につける装置購入についてです。もう10年以上続けているのですが、おへその横に出ている人工膀胱のストーマには、「フランジ」だの「パウチ」だのといったビニールやプラスチックでできた装置をつけ、そこに尿を溜め、適宜、時間をみはからって排出させねばなりません。この器具は耐用期間が1週間程度です(最初は5日ほどだったのですが、その後改良されてのびました)。1週間に一度は、入浴の際に、それまでのを取り外し、ストーマ周辺を洗浄、消毒して、新しいものに替えねばなりません。この器具や関連薬品などの代金が、年間17〜18万円ほどになります。
 これに対して、市がその概算費用として、年額139,668円(月45,200円+3%)の補助をしてくれ、年に3回、4ヶ月分をまとめて「補装具交付券」が送られてきます。(あとから、その半額を国庫が市に払うそうです)。ただし、そのうちの一部は、「自己負担額」として、本人が支払うことになっています。
 疑問だったのは、この補助額が、時々上下するのです。2000年度には、4ヶ月分が46,556円でした。2002年度はそれが38,456円に下がり、2003年度には40,756円と少し上がり、2004年度にはまた46,556円に戻りました。その変動の根拠がわからなかったのです。今日、それを聞いたところ、「自己負担額」が変動するために、交付券の額も変わるのだ、とのことでした。そしてその「自己負担額」は、前年度の世帯単位での合計所得金額によって決まるのだそうです。つまり、所得金額が上下するから、それによって「自己負担額」が上下し、結果として「補装具交付券」の額も上下するということがわかりました。でも、むつかしい計算です。
 今後も、わからないことは、納得するまで、窓口などで聞いてみることを続けたいと思っています。