『着陸不可――日本の玄関 新東京国際空港36年目の現実』をひろげてください(2002/06/04)
このほど、七つ森書館から『着陸不可』という本が緊急出版されました。まず、この本の表紙、および、冒頭などに載せられている写真を見てください。これが成田空港の現実なのです。驚きます。本の内容は以下の通りです。多くの人びととともに、私もこの中に一文を載せています。ぜひ、皆さんに買っていただきたいとお願いします。次に、この出版に努力された事務局からのアピールを転載します。
ー人でも多くの人に手にとってもらいたい!!
『着陸不可――日本の玄関新東京国際空港36年目の現実』
(成田空港の暫定滑走路の供用の中止を訴えるメッセージ集)
◆四六判並製 214ページ ◆定価1000円+税 ◆発行:七つ森書館
出版のお知らせとご購入のお願い
【1】出版の経過
私たちは1999年5月に故・高木仁三郎さんをはじめとして「成田空港の暫定滑走路案を白紙に戻すよう訴えます」という声明活動を多くの方の協力を得て行いました。政府・空港公団は昨年になって、2002年ワールドカップの直前の4月に成田空港の暫定滑走路を開港する宣言を出しました。暫定滑走路のあまりの急展開に、声明運動を行った私たちの有志が心配し、今年の2月、調布の「みさと屋」に集まり相談会を行いました。
その時の声明運動を継続、発展し、今回は差し迫った「成田空港の暫定滑走路の供用中止を訴える」緊急のよびかけをすることにしました。成田の東峰部落で確信をもって人間らしく生きている人たちに、私たちの暫定滑走路の供用に反対するメッセージ、現地で生き暮らしている人たちに連帯するメッセージを集める運動をよびかけました。
その結果、全国、全世界から約100人のメッセージが届けられました。私たちはせっかくのこれだけ多くの方からのメッセージを生かすため、この度、三里塚に住んでいる人びとの文章、資料、年表などを含めて、本にして出版することにしました。
【2】私たちの思い
私たちは、暫定滑走路が開港され、ジェット機の轟音と排気ガスにさらされながら、成田の東峰部落で人間らしく生きている人たちとの連帯の証として、このメッセージ集を作りました。その暖かい息吹を多くの方々にもお伝えしたいのです。ぜひ、皆様が連帯のメッセージのやりとりとして出版された、この『着陸不可一日本の玄関 新東京国際空港36年目の現実』(成田空港の暫定滑走路の供用の中止を訴えるメッセージ集)をお買い求め下さい。また、お知り合いにも広めて下さるよう、お願いいたします。
「成田空港の暫定滑走路の供用中止を訴えます」事務局
〒182−0024 東京都調布市布田2−2−6-103 みさと屋 藤川泰志宛
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郵便振替:00130-0-22827 ちば・市民ひろば