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1面 NO.50/04.11.9発行 |
6月23日に本郷真一議長が辞任されてから空席になっていました後任の議長選出について、10月21日午後1時から総評会館2F201会議室において東京平和運動センター第16回臨時総会を開催し、自治労東京都本部遠藤幹夫委員長を満場一致で議長に選出しました。 |
原子力空母横須賀母港化を許さない全国連絡会の主催により会場に3,800人が結集して開催されました。
このあと、内閣総理大臣、外務大臣、駐日米国大使に対する「申し入れ」を採択し、参加した3,800人は、よろずピースBANDの演奏を先頭に米軍基地正門前での抗議とシュプレヒコール、市民への訴えを続けながら横須賀市内をデモ行進しました。 内閣総理大臣 小泉純一郎 様 横須賀港には米海軍の基地が置かれ、航空母艦キティーホークが母港としています。キティーホークは2008年に退役しますが、米太平洋軍司令官は、3月31日の米国下院議会公聴会で「最も能力の高い空母が交代で配備されることを期待している」と証言しました。後継艦として、原子力空母の配備を示唆したものと考えられます。地上の原子力発電所と比べても、狭い船内に原子炉を積み込む原子力艦船は構造上危険です。横須賀港に原子力空母が配備されれば、東京湾に原子力発電所が建設される事以上の事故・放射能漏れの危険性を、関東一円の人々が背負うことになります。また、空母艦載機は、厚木基地を使用しています。1973年の空母ミッドウェー配備以来、厚木基地周辺の市民は騒音や事故による被害を受け続けてきました。市民の生活を侵害し、生命を危険に陥れる横須賀港への原子力空母配備に、私たちは反対します。同時に、横須賀港からの空母の撤退を求めます。 8月13日には、沖縄県宜野湾市の沖縄国際大学に、海兵隊普天間基地所属のヘリコプターが墜落し炎上しました。市街地で起きた墜落事故に対して、私たちは強い憤りを感じています。普天間基地は96年の日米SACO合意で、5年から7年以内の返還が決まりましたが、いまだに返還は実現していません。私たちは普天間基地の即時返還を求めます。また名護市辺野古への移設にも反対します。基地建設のためのボーリング調査は、ただちに中止されるべきです。 1994年、キティーホークの前任艦であるインディペンデンスの艦載機が、低空飛行訓練中に高知県の早明浦ダムに墜落しました。事故から10年が経った今日でも、米軍による低空飛行訓練は続いています。国内法・航空法の安全基準を無視する低空飛行訓練に、私たちは強く抗議します。また米軍は空母艦載機の配備を、厚木基地から岩国基地に転換すると報じられています。しかし、基地を移転しても、危険な訓練を中止しない限り、事故や墜落の危険性をなくすることはできません。 米国は在外米軍の変革・再編(トランスフォーメーション)を進めています。ヨーロッパや韓国の米軍は削減されますが、在日米軍は増強されています。このままでは日本は、米軍が紛争に介入する際の中継基地となってしまうでしょう。市民の生活や生命は、脅かされ続けてしまうのです。 1.横須賀港に原子力空母を配備しないこと。 |