常任理事会だより
― 1999年度 第7号 ―
発行日 1999年11月20日(土)
発行 所沢高校PTA常任理事会
常任理事会だより 発行日 1999年11月20
― 1999年度 第7号 ― 発行 所沢高校PTA常任理事会
立冬も過ぎ、冬の気配が感じられる今日この頃ですが、会員の皆様、いかがお過ご
しでしょうか。
さて、11月6日に第3回理事会が行われました。主なものについてご報告いたし
ます。
【校務報告】
・9/26−30 2年修学旅行が無事に終わった。ニセコでのよさこい・ソーラン
踊りでは、地元の指導者の方々もビックリするくらい盛り上がり、
楽しく踊っていたとのことです。
・部活動 陸上部棒高跳び西部地区で1位と2位に入賞
バレーボール部(1年生) 地区大会で3位入賞
吹奏楽部県大会で金賞
【生徒総会の結果について】
生徒会担当の先生より報告がありました。理事会の後の動きも合わせて、裏面に詳
しい経過報告があります。是非お読み下さい。
【竹永先生への不当処分撤回を支援する会よリ】
会員になっている方でまだ更新していない方は是非更新手続きを、新規加入も受け
付けています、との呼びかけがありました。
【講演会の取り組みについて】
生活文化部の部長から実際に夜間中学を訪問して講師の松崎氏と会った時のお話が
ありました。映画「学校・1」での話は作り物ではなく、それを実際目にしてきた
という話など印象的でした。当日の役割分担を確認し、個々の理事へのチラシ配布
や声かけなどの依頼がありました。
【その他の質問や意見】
・他の県立高校に比べて教育設備が整っていないのでは? PTAとしても、積極的
に改善に取り組んで欲しい。
・先生方へのお最いとして、PTAの配布物は確実に生徒たちの手に渡るよう、配布
していただきたい。
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│ 「『学校づくり』についてみんなで考えてみませんか」 │
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│ 日時: 12月18日(土) 午後2時〜5時 場所:会議室 │
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│ 長野県立辰野高校 宮下与兵衛先生をお迎えして、三者協議会の取り組み │
│ についてなどお話しいただきます。 │
│ │
│ 主催:所高生の自由と教育を考える委員会 │
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2学年集会「校長先生のお話を聞く会」の報告
2学年部会ては10月30日に「校長先生のお話を聞く会」を開催しました。事前
に保護者から校長先生に聞きたいことをアンケート形式で出していただき、これを参
考にお話ししていただくようにお願いしました。
当日は約100人程度が参加しました。最初に岩下先生から、前日の生徒総会につ
いての報告がありました。時間切れで中断したために決議文や卒業・入学行事につい
ては決定がなされなかったとのことに、生徒達の迷いや悩みの深さを感じました。
次に矢笠先生から、今年の進学の傾向について説明がありました。所沢高校は進学
についての情報が少なすぎるとの声も聞かれますが、現在の大学進学のシステムはと
ても多様化しています。保護者としては概要を把握しておき、詳細については子供達
本入が決めるのが大事ではないかと感じました。
さて、校長先生のお話ですが、保護者からのアンケートに一間一答の形でのお話で
した。質問内容は大きく分けて、所沢高校の印象、日の丸・君が代、入学・卒業行事
等、その他でした。印象については、生徒会や部活動・各種行事などの生徒の自主運
営や団結力を評価しているが、あくまでも高校生としてのあり方を崩さない範囲内で
ということでした。これは次の日の九・君が代問題にも通じることで、学習指導要項
に基づいて従来通り行うとのご意見でした。卒業・入学行事についても、強制は出来
ないが式は実施する、生徒には協力を呼びかけていきたいというお話でした。国際化
の中で、信頼される国になるには国旗・国歌を大切にすること、そうすることで他の
国の国旗・国歌も大切に出来るようになるとも話されました。
この後の質疑応答では、今まで2年間、子供達が真剣に考え、悩み、やっとの思い
で出した結論を内田前校長が一存で否定してきたが、今後は是非生徒の気持ちを汲ん
だ上で判断していただきたい、との意見が出ましたが、校長先生からは明確な答えは
ありませんでした。
全体の印象としては、せっかくの機会でしたので、事前のアンケートも当日の出席
者ももう少し多ければと感じました。高校になってまでPTA?、とお考えの方もお
られますが、子供達は自分達の高校生活の根幹に関わる問題について真剣に討議し、
何とか最良の策をと模素しています。私達保護者としては、そんな子供達を支えてあ
げるためにも、もっと学校について関心を持って、積極的に参加して欲しいと思いま
した。 (T)
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│ 次回第10回公開口頭審理 │
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│ 12月16日(木) 午前10時より │
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│ さいたま共済会館5階 │
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│ 前回に引き続き船津前高校教育第二課管理主事に対する尋問があり │
│ ます。傍聴することが大きな力となります。 │
│ 是非、多数の方の傍聴をお願い致します。 │
│ │
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生 徒 総 会 の 経 過 報 告
これまで3回の生徒総会が開かれました。この秋の生徒総会の方針で大きなポイン
トとなるのが、「『日の丸・君が代』に関する決議文」と卒業・入学行事についてで
す。この議案を中心にこれまでの経過をお知らせします。
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1学期の末から2学期の初めにかけて、卒業記念祭実行委員会(卒実)(1,2年)
と卒業準備委員会(卒準)(3年)が卒業行事について、それぞれアンケートをとり
ました。結果は1つの方針にまとめられるものにはならず、生徒の考えが一様でない
ことが感じられます。卒実は卒準の意向を尊重して方針を決めるとしていましたが、
卒準の意向が1つにまとまりませんでしたので、これらのアンケート結果と「混乱の
ないように」という卒準の希望を考慮しつつ方針を決めていきました。(第6号議案)
「『日の丸・君が代』に関する決議文」(「決議文」)については、国旗・国歌の
法制化もあり何らかの手直しが必要として、生徒会本部が「決議文」の改訂に取り組
みました(第4号議案)。議案書の準備もあり、10月の3連休も返上で頑張ったそ
うです。ロングホームルームで日の丸・君が代の勉強会も開かれました。
今年度は生徒会本部・ホームルーム委員会・卒準・卒実の四者での会合も持たれま
したが、生徒の中にいろいろな意見があることもあり、生徒総会前に充分な意思統一
をすることは難しかったようです。
一回目の生徒総会は10月29日に972名の出席で開かれました。
1号議案から4号議案の「決議文」を除いた部分までまず可決されました。
「決議文」に対しては質問者がずらっと並び、盛んに討議されました。主な意見は
(1) 国旗・国家法が成立したのだから、日の丸・君が代はあってもよい。
(2) 決議文は大事だけれど、この4号議案の内容は検討する必要がある。
(3) このままでよい。
などでした。従来のように、今まであった決議文についての討議ではなく、新たに作
られたものに対しての討議だったので、とても難しい面があったようです。
最終的には、質問者も答える側もよくわかっていないので今日は打ち切った方がよ
いのではとの動議が出され、臨時生徒総会で「決議文」から討議するということにな
りました。
臨時総会までの間に、本部が生徒総会で答えられなかったものや見解を載せたFR
EEを発行したり、ロングホームルームで決議文の勉強会をしたりと、生徒会方針に
ついて一般生徒の理解を深める努力をしました。また、ホームルーム委員会では「決
議文」の修正案についても話し合われました。
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│ 講演会 「生きること・学ぶこと」 講師:松崎運之助氏 │
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│ 日時: 12月4日(土) 午後2時より 場所:所沢高校体育館 │
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│ たくさんの方のご参加をお願いいたします。お子さんにも聞いて戴きたい │
│ 内容です。是非お声掛け下さい。 │
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2回目の生徒総会は11月12日に1116名の出席で開かれました。
このような高い出席率からも生徒が真剣に取り組んでいるという姿を感じさせられま
す。
この総会では本部提案の「決議文」に対して2つの修正案が出されました。いろい
ろな意見が出ましたが、結局はこの総会でも結論にまでは到りませんでした。
次の生徒総会までの間も各委員会で話し合いが行われ、卒実からは6号議案の提案
理由について修正が出されました。
3回目の生徒総会は11月18日に982名の出席で開かれました。
4号議案の「決議文」と6号議案以外の議案は全て可決されました。
4号議案の「決議文」については、さらにもう一つ修正案が提出されていました。
しかし、内容の検討の前に「決議文」を残すか、残さないかの検討をという修正案が
出され、このことについて協議しました。
結果は「残す 371名」「残さない 571名」で「残さない」ということにな
り、4号議案の「決議文」の部分は否決されました。
6号議案については、いろいろな協議の中で「卒業式+門出式」という形の卒業行
事をとの修正案が出されましたが、972名中賛成174名で否決されました。原案
は賛成365名で、過半数に達せず少数否決となり、差し戻しとなりました。この6
号議案の取り扱いについては、現在協議中です。
今回の生徒総会は午前・午後にわたり5時間にも及びましたが、途中退席した人は
たったの10名たらずだったそうです。
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これまでの3回の生徒総会は合計で12時間にも及びました。その間、発言者は絶
えることなく、非常に活発な議論がなされたとのことです。
役員の生徒さんたちは議案・その修正案を作るまでにたくさんの時間とエネルギー
を費やしたようです。その姿を受けて、全校の生徒それぞれが自分自身がどう判断す
るかを考え、真剣に話し合ったのだと思います。「自主・自立」を校風とする所高生
の底力を感じさせられます。
また、それを支えて下さった先生方にも頭の下がる思いがします。私たちPTAも
頑張っている生徒たちをきちんと見守っていきたいものです。
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│ つ・ぶ・や・き │
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│ ♪ひとはただ風の中を迷いながら歩き続ける、、、、♪ │
│ │
│ 97年度の卒業記念祭で歌われた「遠い日の歌」の冒頭だ。今秋、生徒たち │
│ が3回にわたる生徒総会で延べ12時間もの討論をしてきた、と聞いて、この │
│ 歌詞が頭に浮かんだ。生徒たちの歩く道は決して平坦ではない。特にこの2年 │
│ 半あまりはそうだった。でも、自分の足で1歩1歩踏みしめながら、それぞれ │
│ の歩幅で確実に歩き続けている。時に歩みを止めたり、逆戻りしたり、別れ道 │
│ でどっちに行くか悩んだり、寄り道したりしつつ、人は一生歩き続ける存在な │
│ のかもしれない。 (Y・I)│
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(Web管理者記)
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