HRnews H10.11.30
HR委員会発行
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11月27日のHR委員会で以下の事が決定しました。
[1]今日、5時間目に1・2年生のみ特設LHRが開かれます。
クラスの卒実さんの話をしっかりと聞いて下さい。
[2]11/19・11/26と2度クラスで話し合われた
1文抜けていた「日の丸・君が代に関する決議文」について
HR委員会で討議をした結果、正しい決議文が了承されました。
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《まちがえ》教育基本法第10条(思想及び良心の自由はこれを侵してはならない)
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《正しい》教育基本法第10条(教育は不当な支配に服することなく、国民全体に
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対し直接責任を負って行われるべきものである)
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【つまり】2行抜かしてしまった為に、教育基本法第10条の説明部分に
憲法第19条の説明が入ってしまいました。
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HRnews
H10.11.30 発行
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◎11/27(金)にHR委員会で、先日のクラス討議の意見をもとに、訂正された
方の「日の丸・君が代に関する決議文」を了承するかを話し合いました。
出席状況(人)
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1組 2組 3組 4組 5組 6組 7組 8組 9組 10組
1年 2 2 2 1 1 2 2 2 2 2
2年 1 2 1 2 2 1 1 2 0 1
3年 0 2 1 2 2 0 2 2 2 1
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※【ク】はクラスからの意見です。
〈質問〉(3−8) 今日“了承しない”となったら生徒総会へ持っていく、という
事ですか?
〈答〉(四役) はい。
〈意見〉(3−2) 【ク】決議文の訂正をするのであって、内容のことではないか
ら、総会を開く必要もないし、意識が低い中で了承されてしまっ
たのだから、もう一度総会を開いてやっても、生徒の意識は離
れていくと思う。
〈意見〉(3−4) 【ク】この件は単なるミスということで納得しています。
〈意見〉(3−9) 【ク】もう一度決議文を見直す、又は自分達で新しい決議文を
つくる。
〈意見〉(3−4) (3−9に対して)そういうのは正統ではないと思う。
〈意見〉(3−2) 【ク】今回の話は一文抜けているだけなので、そこにあげ足取
りのように決議文を見直したり、総会を開かれるのはごめんだ。
〈意見〉(1−6) 【ク】話し合いのシステムがあるんだから総会をやりたい、と
いう意見もあるし、ただのミスだからHR委員会で了承して欲
しい、という意見もある。
〈意見〉(1−10)【ク】本部も決議文を変えたくて変えたわけじゃないんだから、
HR委員会で了承して欲しい。
〈意見〉(3−4) 先の事を考えて新しいものを作るのもいいと思うが、これは了
承であるので、総会を開くというのは修正案的だと思う。
〈見解〉(3−6) 了承する、しないだけでなく、そこから発展していくのだと思
う。卒実、卒準では決議文の内容を重く見てる。
〈意見〉(3−4) 日の君を「持ちこまない」と「やるかもしれない」、どっちに
なっても混乱していくと思う。
今回は「持ちこまない」というので了承して、今年はそれで活
動していけばいいと思う。
〈意見〉(3−4) 総会をやったら修正案を出せるのか?
〈意見〉(3−9) 了承する、しないを決める事より、その先の考えが先行してし
まう。もう少し段階を踏んだ方が良いと思う。
〈意見〉(3−8) (3−9に対して)話がずれていると思う。前回の総会で「承
認をのばす」という修正案が出たにも関わらず、修正案は却下
され、承認されたので、みんな先のことは考えていると思う。
〈意見〉(2−4) 【ク】決議文の内容が変わるわけではない。間違いに気付かな
かったのは、生徒に関心がないからだと思う(文章がシンプル
すぎる、難しい漢字が使われているから)。
〈意見〉(3−5) 【ク】一文違うだけで主旨がちがう、抜けていたのは思想のこ
とだから重要、という意見と、内容を承認したのだ、一文抜け
ただけで総会を開く必要はない、という意見がある。
〈意見〉(3−10)一文抜けてしまったのを承認してしまって、弁護士さんに迷惑
をかけてしまったと思うから、総会を開いた方がいい。
〈意見〉(3−8) (本部へ)今日「承認しない」となって、総会で「承認しない」
となったら?
〈答〉(本部) 第四号議案(生徒会活動方針)の討議をやり直します。
〈意見〉(3−9) じっくり考える必要があると思う。
〈意見〉(3−4) 了承する、しないは時間をかけなくてもいいと思う。
〈意見〉(1−8) (3−4の意見に)同感。これをきっかけにしてみんなの意識
を高めよう、ではなく、ここは了承しておいて、みんなの意識
は別の話にした方がよい。
〈意見〉(本部) 文を間違えただけで、内容は変わっていない。
〈意見〉(3−6) 意識の高い低いだけで話をしないでほしい。僕は修正案を出し
たいから総会をやりたい。
〈意見〉(3−4) (3−6に対して)本来なら、それは前の総会でやるべき。
〈意見〉(3−8) (3−6に対して)どういう修正案を出したいのか?
方針に対しての修正案はちょっと違うと思う。
〈意見〉(3−5) (本部に)「決議文は見本だ」と言っていたが、その見本に基
づいていくのだから一文抜けていたのはまずいと思う。
〈見解〉(本部) それは間違えただけで、内容自体は変わっていない。
〈意見〉(傍聴人) 故意のミスではないとわかっているが、議案書自体にミスがあっ
たのはまずいと思うし、それについてプリント一枚で済ませる
のはまずいと思う。
〈見解〉(本部) 内容についての突っ込みはやめてほしいと言っただけ。
〈意見〉(傍聴人) ミスがあったならあったで、ちゃんと段階を踏んでいった方が
良いと思う。
〈見解〉(本部) 議案をもう一度やり直せと言っているのか。
〈意見〉(傍聴人) もう一度総会を開いて欲しい。
〈意見〉(本部) 議案書だけでなく、勉強会の時の資料の方でも一文抜けていま
した、と報告しておきます。
〈意見〉(3−4) 総会に次ぐ議決機関であるHR委員会での了承も正統だと思う。
〈意見〉(3−7) 一文入っただけでも内容がずいぶん違うと思う。
〈意見〉(3−5) 委員会内でも、クラスでももめているのだから、もっと大きい
所で話し合った方がいい。
〈意見〉(本部) そうすると総会しかないです。
〈意見〉(3−5) (本部に)でも、ここでは決めてはいけないと思う。
〈意見〉(3−2) (3−5に)ここでも話がずれているのに総会でもどうかと思
う。クラスから多数決をとってきた方が良い。
〈意見〉(3−8) 総会を開かなくても、もう一度特設LHRを開くとか。今日は
HR一票制なのだからクラスの意見は反映していると思う。
〈意見〉(3−9) ここで了承する、しないの問題ではないと思う。クラスで話し
合う猶予がほしい。
〈意見〉(四役A) (3−9に)それは修正案として出してほしい。
〈意見〉(四役B) 今日ここで決めてしまうと、はたから見てどう思われるか?
マスコミにはたかれる危険が大きいと思う。
〈意見〉(3−8) (四役Bに対して)「マスコミに気付かれる前に気付いてよかっ
た」とプラス思考に考えてもいいと思う。
〈意見〉(3−3) (本部に)これを話す前に、本部が間違った事をきちんと認め
て謝る行為が足りないと思う。
〈見解〉(本部) 間違った事に対しては誠実に対応したい。
〈意見〉(2−2) 本部が申し訳なく思っているのはわかるが、実際に生徒にはそ
れが伝わっていないと思う。本部の対応は偏っている。もっと
きちんとした対応をしてほしい。
〈意見〉(1−4) 本部ばかりが責任をとらず、生徒全員で責任をとるべき。
〈意見〉(3−8) 今は責任を追及する場ではないと思う。
〈意見〉(3−8) 一文付け加えると、新たな議案になると思う。
〈意見〉(傍聴者) 本部に責任を問うものではない。そんなに総会を開くほど大き
な問題ではないと思う。
総会だと本部批判になると思う。みんなもっと冷静に考えるべ
き。
〈意見〉(3−5) ここでHR一票で決めると、一人一人の意見を真に考えられる
か。
〈意見〉(傍聴者) この問題をどのような規模で考えるのか。定期的な総会を持ち
出すのはどうかと思う。
〈意見〉(傍聴者) HR委員には、この一票は大きいことを自覚してほしい。
〈意見〉(3−8) 今までもミスは流してきたりしたのだから、大丈夫だと思う。
〈意見〉(3−6) (3−8に対して)一文抜けたことによって、大きく違うと思
う。
〈意見〉(2−3) 本部は今までちゃんとした決議文に基づいてきたんだからそれ
でいいと思う。このまま本部に頑張って欲しい。
〈意見〉(3−6) 本部を責めているわけではない。でも「一文抜けただけ」とし
てとっていいのか。
〈提案〉(3−5) 今日この場で決めないという修正案を提案します。
⇒ここで一人以上の支持を得て修正案についての話し合いが
行われます。
〈質問〉(3−8) (3−5に対して)それは、HR委員会には荷が重すぎるとい
うことですか?
〈答〉(3−5) はい。
〈意見〉(傍聴者) 具体的にその後がないのに、修正案をとるのはどうかと思う。
〈意見〉(3−8) (傍聴者に対して)でも、修正案の提案者にそこまで求めるの
は酷だと思う。
〈意見〉(傍聴者) (3−8に対して)でも、そうしないと話ができないと思う。
◎動議 (修正する内容を定めていないので、この修正案についての話
し合いは行わない、ということ)
〈意見〉(四役B) さっき支持をとったのに、いきなり動議って言われても困る。
〈提案〉(3−5) 元の修正案プラスその後の事もHR委員会で決める、というこ
とを提案します。
⇒ここでも一人以上の支持。
〈意見〉(本部) HR委員会は総会の次の議決機関なので、ここで決めてほしい。
〈意見〉(2−4) 勝手に自分の意見では承認できない。
〈意見〉卒実委員長 時間的にきつい。だから卒実的にも校長に話に行くのが遅れる
ので今日決めたい。
〈意見〉(傍聴者) ここでまとまっていないのにクラスでまとまるのは無理だと思
うから今日決めたい。
〈意見〉(3−8) HR委員はクラスの代表だし、時間もないのでHR委員の権限
で今日決めた方がいい。
〈意見〉(3−9) HR一票制なのでクラスの意見が分かれる事もないし、傍聴者
も来てくれているので、ここで決めてもみんな納得してくれる
と思う。
◎修正案の採決(一人一票制) 7/46人 → 修正案は否決
原案の採決(HR一票制) 16/27クラス
よって、この原案は承認。 正しい決議文は了承されました。
(Web管理者記) 修正動議の取り扱いなど、なかなかのものです。この議事の進行
などについて感心しました。所高の自治活動については、「所沢高校の生徒手帳」を
ご覧ください。
議論の中で「決議文のミスを見逃したのは、決議文に対する意識が低い」と言った
主旨のことが話されています。
このような見方もできると思いますが、「憲法とか教育基本法の学習がされていな
いので、教育基本法第10条の説明部分に憲法第19条の説明が入っても気がつかな
かった」という見方もできます。
まぁ、教育基本法はともかく、憲法については学校でしっかり学習して欲しいもの
です。(#私? (^^;)ゞ )
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