常任理事会だより
― 1998年度 第7号 ―
発行日 1998年11月19日(木)
発行 所沢高校PTA常任理事会
《2学期前半のPTA活動を振り返って》
2学期にはいってから、下記の通り活発な活動がなされました。
9月 5日(土) 常任理事会・理事会
12日(土) 所高祭(展示・ミニ学習会)
13日(日) 所高祭(展示・ミニ学習会)
10月 3日(土) 校長とPTA正副会長の話し合い
6日(火) 竹永先生不当処分に対する第1回公開口頭審理傍聴
6日(火) 常任理事会
23日(金) PTA研修旅行(下記参照)
25日(日) 飯能支部茶話会
11月 4日(水) 「所高生の自由と教育を考える委員会」学習会
『生徒達は何を訴えたの? ―人権申立てを知ろう―』
7日(土) 常任理事会・理事会(裏面参照)
9日(月) 県教育局とPTA正副会長の話し合い(右ページ)
このほか9月〜11月にかけて3学年では、一クラスまたは二クラス合同で懇親会
を開いています。また、100周年記念行事の一環として例年の生徒の芸術鑑賞を兼
ねて、11月2日(月)に開催された100周年記念コンサートに多数の保護者が参
加しました。
規約検討委員会発足
10月15日に第1回目の規約検討委員会を行いました。委員は各支部から選出さ
れた次の7名です。飯能支部(副会長)・Hさん、所沢支部・Kさん、狭山飯能支部・
Kさん、新座支部・Aさん&Aさん、入間支部・Iさん、川越支部・Oさんです。
規約検討委員会としては、理事の選出方法、理事数などをどのようにしたらよいか
検討していく予定です。
PTA・後援会合同研修旅行の報告
10月23日にPTA・後援会合同研修旅行を行いました。参加者58名(先生方
6名と後援会の方5名参加)、バス2台で行きました。筑波宇宙センター・水戸の偕
楽園・茨城県近代美術館を見学してきました。秋の一日、親睦を深め楽しい旅行でし
た。 (生活指導部より)
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県教育局との話し合い行われる
【日時・出席者など】 11月9日の午後、県庁内の会議室でPTAと県教育局との
話し合いが行われました。今回の話し合いは7月末の埼玉県議会本会議での桐川卓雄
教育局教育長と藤井均教育委員会委員長の答弁に関して行われました。PTA理事会
では「県議会における当局の答弁内容に対する意見ならびに話し合いの要望」を事前
に提出して、教育長と委員長に話し合いを申し入れていました。当日は所高100周
年記念事業推進委員会の顧問である熊野巌議員も同席し、PTAからは会長と副会長
6人が、教育局からは高校教育第一課長沢攻主席管理主事、同第二課大谷幸男主席指
導主事をはじめ6人が出席しました。
【意見書の行方】 まず、PTAの「意見」が教育長と委員長に届いていることを確
認しましたが、コメントはないとのことでした。
PTAの「意見」には7項目あり、それを1つ1つ取り上げて意見交換をしました
が、1時間半という時間ではその全部にわたって十分に意見交換できませんでした。
ここでは特に注目すべき論点を紹介します。
【県議会で干渉的議論の是非】 県議会で個別高校の教育内容に関して議論すること
の問題点については、県会議員は県民の代表、「県民の声」であり、県立高校は「県
民の血税」でできており、関心を持つのは当然であるとのことでした。教育の行政か
らの独立、行政の教育への「不当な支配」などに関しては全く問題にならない論議で
した。
【校長の責任】 1997年度の入学式に関して、校長と教頭の両方を一度に配置換
えをし、すでに決まっていた入学式のあり方を強引に変更した問題では、「引継文書」
はあるだろうが、内田校長は法令や規則に則って行ったのだから、問題はないという
これまでの答弁を繰り返しました。
【管理職候補者】 管理職候補者が6人も転勤してきたことについては、埼玉県内で
6人は所高だけ、5人が1校あるとのことでした。県内には高校は155校あり、候
補者は180人くらいだそうです。単純平均1.2弱ですから、所高の6人は異常で
すが、ハイチは「課題に応じて」やっているそうです。
【「日の丸・君が代」強制問題】 法令・学習指導要領に沿った措置であり強制には
当らないとの答弁を繰り返すとともに、生徒会の強制反対決議に対して、学習指導要
領の範囲を逸脱したものではないかとのべました。
【所高のルール】 話し合いを大切にする所高のルールに関しては、その内容が学習
指導要領の範囲内にあるべきで、これを逸脱すれば認められないとのことでした。
「範囲」などについて詳しく論議したかったのですが、時間不足でした。
【一言】 今回の教育局との話し合いの感想は、教育局の構成メンバーは昨年とは変
わっても答弁の内容に大きな変化はないというところでしょうか。 (和)
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常任理事会・理事会(11月7日)の報告
◆主な課題◆
(1) 規約検討委員会よりの報告
(2) 11月29日の講演会の打ち合せ
(3) 生徒総会について先生より報告
(4) 各部会・委員会・支部より報告
(5) 11月9日の県教育局との話し合いについて
(伝えたい要望・意見を出し合いました。)
(6) 「入学を祝う会」の欠課問題について
*「入学を祝う会」の有志生徒の欠課問題について、校長先生から改めて直接回答を
いただく予定でしたが、出張で欠席されました。校長先生はここ3回の常任理事会、
理事会に欠席されています。校長先生が出席された時に再度きちんとした回答をい
ただくことになりました。
*PTA担当の先生が生徒総会の報告をされた折り、教頭先生が「日の丸・君が代決
議文に反対か保留の生徒を大事にしないといけない。」と言われました。これに対
し、常任理事の中から、「生徒会は、決議に反対した子のことも考えて柔軟にと言っ
ている。決議に賛成した子ども達はどうなるのか、その辺のところを受け止めて欲
しい。」などの発言がありました。
生徒総会で「生徒主催の卒業記念祭」採択
11月5日(木)に開かれた生徒総会では、毎年生徒活動方針の一つとして確認さ
れ続けている「日の丸・君が代に関する決議文」について審議されました。様々な意
見が出され、審議が長引きましたが、最終的に出席者の多数の賛成により、今年も承
認されました。
11月11日(水)には、臨時生徒総会が開かれ、5日にやり残した議案が審議さ
れました。この中で卒業式・入学式に代わる行事として、「生徒主催の卒業記念祭・
入学を祝う会を行う。しかし、話し合っていく中で柔軟な対応をし、最善の策を探っ
ていく。」という基本方針を含めた卒業記念祭実行委員会の方針が、可決されました。
この方針の内容でも分かるように、生徒達は、自分の主張をしっかり掲げつつ、混乱
を避けるために最大限の努力をしようとしています。詳細については、生徒会本部発
行の「FREE」や卒業記念祭実行委員会発行の「卒実おたより」をお子さんにみせ
てもらってください。
PTAとして、生徒達の声をしっかり受け止め、所高のために、生徒達のために何
ができるのか、皆で最善の道を求めて出来る限りの努力をしていきたいものです。
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生徒も「人権救済申立て」に対する校長先生のコメント
1998年10月17日(土)の埼玉新聞記事
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│ 記事は省略(web管理者) │
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《2学期後半のPTA活動予定》
11月21日(土) 各学年別 学年保護者会 1学年 2:00〜 講堂にて
2学年 2:00〜 視聴覚室にて
3学年 3:30〜 視聴覚室にて
29日(日) 100周年記念講演会(講師 落合恵子さん)
30日(日) 狭山支部 バス見学“狭山市内めぐり”
12月 4日(金) 常任理事会(7:00〜 会議室にて)
◆12月中に所沢支部の4地区にて地区懇談会を予定しています。
◆この他に「所高生の自由と教育を考える委員会」で企画を準備中です。
100周年記念講演会
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│演題:『こころの居場所』 │
│講師:落合恵子さん │
│日時:11月29日(日)2時〜4時 │
│場所:体育館 │
│*手話通訳あり *駐車場なし │
│★落合さんは「高校生と会うのを楽しみに │
│ しています。」とのことです。 │
│ 是非、お子さんも誘ってご参加ください。│
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竹永先生への不当処分撤回に向けて
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│ 第2回公開口頭審理のお知らせ │
│日時:12月16日(水)2時30〜 │
│場所:埼玉県庁 第3庁舎講堂(4F) │
│★竹永先生を応援したい方はもちろんのこと、│
│ この問題の真実を見極めたたい方、是非傍聴│
│ にご参加ください。 │
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│*常任理事会だよりは、常任理事が輪番で発行を担当しています。 │
│*“常任理事会だより”のタイトルにそえられているさし絵は、美術の│
│ 三田村作郎先生が、毎回お画きになっています。楽しみに見ている │
│ ファンも多いようです。 (Y.I.)│
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県教委
県立高校の卒業・入学式
「県議招待を」と通知
1998年11月15日(日)の毎日新聞(埼玉版)
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│ 記事は省略(web管理者) │
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