じんけんとわたし(仮)
1998年9月22日(火)
じんけんとわたし(仮)
98.9.22
--------------------------------------------------------------------------
覚えていますか? 人権救済のこと!!
アンケートから時間がたってしまってごめんなさい。時間がたってしまって、みん
なの記憶もあいまいになちゃってると思うので『人権救済はどういうものなのか』も
う一度、確認していきましょう。
〈どうして人権救済することになったのか??〉
ことの始まりは97年4月。校長の言っていた「入学式」が行われたとき、混乱が
生じた場面がありました。その混乱を2度と起さないように生徒・教職員が考え、話
し合ったうえで『自分たちなりの、卒業・入学を祝う新しいかたちをつくっていこう』
ということになりました。
しかし、卒業生・新入生に喜んでもらおうと、生徒や教職員などでつくりあげた卒
業記念祭・入学を祝う会だったのに、私たちの納得がいかないまま卒業式・入学式が
行われました。その納得がいかないままの状況の中で式が行われたこと、生徒・教職
員が話し合って決まったことが大切に扱われなかったことに疑問を感じた人がいると
思います。
これだけ「校長は何でも決められる」「校長は絶対的なのだ」という県教委の思わ
くがあからさまになってくると、恐怖心さえ感じられます。
私たちは“生徒である”から従ってさえいればいいのでしょうか。いろんなことを
感じて、いろんなことを言いたくて・・・。それでもそんなコトバは私たちの生活の
場には届かない。無意味なのでしょうか。このままでよいのでしょうか。
〈私たちに何ができるんだろう??〉
日本弁護士連合会(日本の全ての弁護士さんが入っている)に行った時、子どもの
権利委員会と懇談しました。そこで
{どの学校でも人権が守られるべきであって所高が特別な存在であってはならない}
{生徒のみなさんの活動はまちがってない、自信をもって}
など評価をえて、たくさんの激励をいただきました。また、この活動を全国に広げて
いき、多くの生徒たちを勇気づけてください、というアドバイスもいただきました。
そう、校長先生や県教委からの圧力に立ち向かうには、校長先生と県教委の不当性
を社会に認知させ、生徒の努力の定着と、生徒と先生の活動はまちがってないんだ、
ということを社会的に証明させること、が一番の対抗策だと考えられます。
そのために・・・人権救済という○○のテがあるんです
〈人権救済とは??〉
たとえば、今まで行われた人権救済は、こんなものがあります。
例 みなさんはあの痛ましい事件、「松本サリン事件」を覚えていますか?
実際はオウム真理教が行った犯行だったのですが、被害者である河野さんが
はじめ疑われ、警察による家宅捜査など、新聞でも大々的に容疑者として報
じられていました。
しかし、河野さんは犯人ではないのに犯人扱いされたため、「人権侵害であ
る」として人権救済を申し入れ、警察に対して処分が下されました。
私たちは、校長先生・県教委・文部大臣(当時)の行動に対して申立てをしようと
しています。
(人権救済の流れ)
┌────┐ この“人権救済”はまず、日弁連(日本弁護士連合会)の中にある
│予備審査│ 《人事委員会》(法律の専門家が集まって話し合う)で、私たちが
└────┘ 人権侵害と感じたことが、本当に人権侵害であるのか判断されます。
↓
認められたら
↓ 生徒や学校側をよんで意見をきいたり、「どういう人権をどのよう
┌───┐ にして・・・」という提出された文章など、全てを聴取します。
│本審査│ ↓
└───┘ 【例】「こどもの意見を取りいれなかっただけでなく、その理由も
↓ 説明してくれなかったということで子どもの権利条約第12
↓ 条意見表明の権利を侵害している」
↓
┌──┐ 『人権侵害である』と承認されると、その程度によって《警告・勧
│認定│ 告・要望》のどれかの処分が下されます。
└──┘
全て無償です
所高の問題の場合だったら“子どもの権利委員会”で検討されます。
(一般より早く決着がつくようになっている。)
これを日弁連が県教委や校長に提出しても、罰したり、何かをさせたりする強制力
にはなりません。
しかし、法律的にも認められることは、社会的な影響力や意味が多大にあり、私た
ち自身にも自信がつきます。
すでに卒業生の先輩方有志は、「在校生と所高生の支援となれば・・・」と申立て
のために活動を始めました。
自分の手で自分の権利と所高を守ろう!
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
人権救済の活動をしてくれる人
大ぼしゅう!!!!
※POINT※
生ト会本部とは全く別の組織です。
このプリントを読んで、いろいろと感じた人がいると思います。
『これは納得がいかない! ムカ』とか『こうした方がいいよ!』とか、色々ある
と思います。誰のものでもない私たちの人権を、守るためのこの運動だからこそ、
みんなのいろんな意見が必要です!!
私たちのことだから。―――と、いうことで、みんなの意見を生かせるようにする
ために「活動してくれる人」を募集しています!!!
┌────┐
│仕事内容│
└────┘
*弁ゴ士さんとの連絡&打ち合わせをする。
*広報(exじんけんとわたし(仮))をだして、人権救済の進み具合いを、みんなに
知らせる。
*人権救済を今後どう展開し、役立てるかをさらに考える。
などなど
とにかくこの活動は自分たちで築いていくものです!!!
自分たちの権利について深くいろいろ考えてみたり、意見交換できる場になると思
います。いつでも「やりたいっっっ!!」って思った時に参加できる活動です。自分
で自分の活動の仕方を決められる仕事です。
ぜったいやりがいもあるし、自分の考えも広がっていけると思います。
日頃、「自分の権利ってわかんね〜」とか思ってた人もぜひきて下さい。
友達も増えるしね。
来る9月28日(月)放課後、
顔合わせを行います。
*代表者を決めたり 他いろいろ
*○○○さんの熱弁をきいたりします。
⇒その後、日を改めて勉強会もするよ。
ちょっとでも活動してみようかナと思った人とか、あんまりよく人権救済わかんな
いなって人もぜひ顔合わせに来て欲しいです。
必要なのは知識{こちらは法律の知識がないから弁ゴ士さんに手伝ってもらってる
わけだし}じゃなくって、やってみよっかなの気持ちだと思います。
自分たちの権利と所高を守る活動を自分でしていくのはすごく楽しいはずっっ!!
{やってみよっかなと思った人は下の紙にかいてください。}
●紙を[HR委員さんや{新旧}本部役員又は生徒会室{箱をおいとく}]にもって
きて下さい。
9/22(火)だったら昼休みに会ギ室で集めてます。
●いつからでも参加できるけど、なるべく早くきてください。
⇒10月上旬には申立てを始めるため。 {急いで}
{急いで}
−−−−−−−−−−−−−−−− キリトリ −−−−−−−−−−−−−−−−
___年 ___組 ___番
さん
______________くん
人権救済の活動をします。
前のページ(所高資料)に戻る
前のページ(経過)に戻る