学年だより
第2号
1998年6月19日(金)
埼玉県立所沢高等学校 第一学年発行
学年だより 第2号
三者面談号
1998年6月19日〜
埼玉県立所沢高等学校
第一学年発行
すばらしかった体育祭
体育祭実行委員会総務
1年8組 ○○ ○○
入学以来、すさまじい量の「所高ならでは」を見て、感じて、一人前の所高生になっ
たつもりでいたが、まだまだ全然甘かった。所高最大のイベント(?)、体育祭であ
る。すべての応援を考え、教え、歌い、踊り、衣装をつくり・・・・と、もう一日中
と言っていいほど体育祭にとりつかれた毎日だった。
私が体実をやっていて一番感じたのは、そんな所高生の巨大なパワーだ。まず、最
初の応援企画書を見た時点で、私は圧倒されてしまった。「お姫様のコスチュームを
手作りで」とか「5mの高さから飛び降りる」とか、中学校での体育祭とは比べもの
にならないスケールの大きさと先輩の熱の入れよう。一日目の応援練習に出て初めて
なぜこんなにみんながこのお祭りをすきなのかがわかった。「学校はみんなが主役」
という使い古されたフレーズを地でやっているのだ。ふだんはどんなにおとなしい人
も、「学校なんて、、、」と言っている人も、体育祭となれば話は違う。そんな空気
が充満して、あのものすごい声になる。それは応援練習に限らず、アーチの絵や、オ
ブジェの大工仕事や、衣装のデザイン、作成など、いつもの学校年活では見えないみ
んなの得意分野が見えてくる。そういう、みんなの活躍できる場があることが、体育
祭の、そして所高生の一番すてきなところなんだと強く感じた。
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To be good at English
英語を得意科目にしたい。できれば話せるようになりたい。……と思っている皆さん、
次のことをまず実行してみて下さい。
1. 予習を必ずする。
まず、本文ノートを作ろう(コピーでもよい)。単語、熱語の意味を調べて、
整理する。板書を写すコーナーも空けておく。必ず自分なりに日本語訳を試みる。
2. 授業中は。
説明を聞きながら本文中に書き込みをしていく。訳の不明だった所や間違いを
訂正する。テーブは本文を見ないで出来る限り音に集中して聞こう。読むときは
大きい声で、朗々と。
3. 復習。
不明なところが無いとわかったら、イントネーション、リズム、発音に気を配
りながら English Speaking peaple になったつもりで、声を出して何回も読ん
でみる。暗唱してしまうのが理想。
CDやテープが非常に役に立つ。
以上をきちんと守れば君は相当英語が得意になるはず。テスト前は単語・熱語の
チェックだけで済むのです。頑張って下さい。
One of these days is none of these days.
(いずれそのうちという日はない)
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修学旅行のコース骨子決まる
5日の方面決定(北海道)を受けて、旅行委員会で旅程について検討してきました。
6月17日の委員会で、次のように決定しました。なお、今回の決定は、飛行機便と
宿のみです。これから、一年かけて具体的なコースの検討をしていく予定です。
99.9.26(月)羽田→千歳→札幌(定山渓ビューホテル)
9.27 札幌、小樽等班別行動(定山渓ビューホテル)
9.28 定山渓→ニセコ 自然体験(ニセコペンション村)
9.29 ニセコ→函館湯ノ川温泉(万惣ホテル)
9.30 函館市内班別 函館→羽田
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自己中心主義と所高の自主・自立
=「子どもの権利条約」を学ぶ(その1)=
文部大臣が、所高生のことを「自己中心的な生徒達」と、国会や各地の講演会で
評していますが、果たしてそうでしょうか。
在校生は、卒業生・新入生を暖かく送り、暖かく迎えたいという思いで、「記念
祭」・「祝う会」を作り上げました。卒業生・新入生が主人公になるように、長い
時間と労力をかけて準備をし、ぎりぎりの妥協もしてきました。これほどの配慮を
重ねた在校生を、「自己中心的」だとか「わがまま」だとか、事実を何も知らずに
平気で述べられる姿勢こそ、「自己中心的」と言うべきではないでしょうか。
ところで、所高の自主・自立を誹謗する人たちの多くは、「子どもの権利条約」
が気に入らないようです。「権利ばかりを主張するから、子どもが自己中心的にな
り、荒れる。」と言っていますが、今日本で、それほど子どもの権利が守られてい
るでしょうか。
直接的には校則があり、見えないところでは受験体制の重圧があります。「子ど
もの権利条約」は発展途上国の子どものためのものだとする論がありますが、日本
の現状を正しく認識していないように思います。
学校は、もっと生徒がのびのび生活できる場所でなくてはならないと思います。
と同時に、他者を尊重するためにマナーや民主的規律も必要でしょう。そうした調
和のとれた学校を作るために、一緒に考え、力を合わせて行こうではありませんか。
また、一学年としても「子どもの権利条約」を勉強し、生徒や保護者のみなさん
にもこの条約を知ってもらう努力をしていきたいと考えています。
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より充実した学校生活を送るために
(1) 朝食は「やる気」の源です!
脳のエネルギーはブドウ糖だけです。たえずブドウ糖が補給されなければなり
ません。血液中のブドウ糖(血糖)の濃度がほば一定であることは大切なことで
す。朝食を食べずにいると脳にエネルギーが補給できません。また、空腹を甘い
お菓子やジュースでいやそうとすると、砂糖は分解吸収が早く、血糖値が急上昇
するので血糖値を下げようとホルモンがでて、逆に低血糖になってしまいます。
低血糖になると、『疲れ・鬱・集中力低下・感情をコントロールできない・怒りっ
ぽくなる・理由のない恐怖におそわれる・がまんできない・立ちくらみ・めまい・
忘れっぽくなる・心が空白になる・自殺したくなる・暴力をふるいたくなる』な
どの症状になります。ご飯はブドウ糖が沢山つながったでんぷんで出来ていて、
ゆっくり血糖値があがり脳には丁度よいのです。朝、温かいご飯を食べて登校す
るゆとりをもってみて下さい。一日のヤル気は朝食から。脳にも生活にもこのゆ
とりの一時が役立つのではないでしようか。
(2) 昼食は手作りのお弁当がベスト!
「唐揚げ、ウインナー、トンカツ、卵焼き」等が入ったものがよいお弁当と考
えられがちですが、タンパク質と油の過剰です。むしろ、上のものは2種類程度
で、即席漬けの野菜、芋、お浸しなどをたっぷり入れた方が腸もきれいになり、
無機質やビタミンもとれます。既製のパンや弁当は油が多く、漆加物も使われて
います。素材から手作りする方が安全だし、コストの点からもベストです。また
飲み物も学校で売っていますが、携帯ポットにお茶等の持参もお勧めしたいこと
です。食べ物や飲み物を買いに外出して遅刻をしたり、たばこを吸ったりも問題
ですし、飲料の容器は学校の分別ゴミを増やし、その処理代も数十万円にのぼり
ます。環境・温暖化・資源・ゴミ・経費などの面からも問題ではないでしょうか。
(3) 家事労働はヒューマンな発達を促す!
子どもは家事労働(お手伝い)をする中で、思いやり、仕事の段取りを学び、
人間関係を考え、観察力も身につき、持続力、忍耐力を自然に自分のものにして
ゆきます。高校生も甘えずに家事労働を分担することで、人格面、労働面で成長
し、生活的、精神的自立を促します。当然それは、本物の学習・労働面にもよい
影響をもたらすと思います。
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