常任理事会だより

― 1997年度 第21号 ―

発行日 1998年4月17日(金)

発行 所沢高校PTA常任理事会


新入生と在校生 心通い合った!!
第一回 入学を祝う会
 4月9日(木)創立100周年を迎えた記念すべきこの年に、第一回入学を祝う会 が開催されました。  朝早くから、報道関係者がつめかける中、約100人の在校生有志、約20人の卒 業生の出迎えを受け、新入生と保護者が、入学の日の門をくぐりました。  11:00入学を祝う会は始まりました。吹奏楽部の演奏と1,400人の拍手に 迎えられた新入生達。“新入生紹介”では、従来の呼名にかわって、クラスごとにス テージにあがって、ひとりひとりが紹介されました。“学年団の先生の紹介”は、先 生方がそれぞれに、新入生への言葉、所高への思いを語られ感動的でした。プログラ ムにはない、卒業生から新入生への熱いメッセージも…。会場全体が一体となってす ばらしい“第一回入学を祝う会”となりました。  “入学を祝う会”の成功の陰には、生徒会長をはじめ四者会議のメンバーを応援す る、春休みから参加した在校生有志、そして卒業生の力がありました。雨に濡れなが ら、新入生や保護者に、入学式の前(8:45〜9:10)に設定された“説明会” への参加の呼びかけをし、一生懸命語りかけ“自分の意志で決めて下さい”と訴えま した。「何でも聞いてください」と、“質問コーナー”も設けられました。  説明会が終わり、入学式への出席者が体育館に向かい、欠席者が講堂と3つの教室 に分かれた後は、それぞれの場所で在校生達が所高について語り、あちこちで歓声も あがっていました。「新入生全員に入学を許可する」という入学式での校長先生の言 葉が講堂に伝えられると大きな拍手が起こり、新入生を交えての“ワッショイ、ワッ ショイ”そして、校歌をみんなで歌うなど、感動的なシーンが繰り広げられました。 そして、“入学式に出た子も、出ない子も、みんな同じ所高生。仲良くしようね”と いう在校生の言葉にまた大きな拍手が起こりました。入学式に出た新入生、3つの教 室で待機していた新入生が講堂に戻ってきたところで、在校生の指示により、新入生 がクラスごとに整列して、“入学を祝う会”の会場に向かいました。  入学を祝う会が、生徒総会・職員会義で承認された入学式に代わる学校行事であっ たにもかかわらず、校長先生は、入学を祝う会の前に入学式を行いました。  4月初め、校長先生・県教育委員会から、新入生の保護者に「所沢高校の生徒とな るためには、入学式に出席し、校長による入学許可を受けなければなりません。」と いう文書が送付されました。9日当日は、県から20〜30名の職員が来校して、新 入生に入学式に出るように直接指導をしていました。又、先生方には、入学式に関わ る職務につくよう、職務命令が出されていました。  −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−  “卒業”“入学”をめぐる一連の経過に関する説明会     日時:4月18日(土) 16:30〜18:00     場所:所沢高校 講堂        校長先生・県教育委員会に出席を要請しています。  −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ☆4月13日(月)PTA会長はじめ保護者9人で、校長先生に面会を求めましたが、  不在のため教頭先生・事務室長と話し合いました。  PTAとして、4月18日(土)の説明会への校長先生の出席を要請、又、校長先  生からの文書が、新入生と保護者へ不安を与えたことについての見解、入学式・入  学を祝う会をどう総括するか等、説明会の席上で回答するよう求めました。 ☆4月14日(火)県教育局高校教育第二課と、PTA会長はじめ保護者12人、鍛  冶弁護士が話し合いました。県教育委員会は、新入生への文書を送ったにもかかわ  らず、最終判断は校長が行うものとして、自らの責任を回避しました。県教育局と  しても責任があるとして追求しましたが、“入学式への出席をお願いしただけ”  “入学式に出なければ入学を許可しないとは言っていない”と県教育局は主張し、  話し合いは平行線に終わりました。
 (Web管理者記)--------------------------------------------------------  この「常任理事会だより」には、生徒が作った「入学を祝う会当日のレジュメ」の  一部などが掲載されておりますが、この部分に関しては省略しました。
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