卒業記念祭についてのお知らせ
埼玉県立所沢高等学校職員会議発行
1997年12月19日(金)
卒業記念祭についてのお知らせ
1997.12.19
埼玉県立所沢高等学校職員会議
保護者のみなさまヘ
はじめに、卒業記念祭について学校としてのお知らせが遅くなりましたことをお詫
びいたします。
現在までの生徒の取り組みと職員会議での決定事項および校長の考えをお知らせい
たします。
◎生徒の活動
・ 入学式のような混乱を再び起こさないために、生徒会本部役員・卒業準備委員会・
門出式実行委員会・HR委員会の代表者によってどのような方法が可能であるか8
月下旬より検討し始めた。(この組織を四者会議と呼んでいる)
・ 11月11日の生徒総会に向けて原案作成を行った。必要に応じ各委員会へ持ち
帰り、各クラスの意向を吸い上げながら原案を審議していった。
・ 生徒総会原案の骨子は、
『従来の卒業式・門出式に代わり、生徒主催で卒業生を祝う行事を行う。
名称は卒業記念祭とする』…………………………………(生徒総会議案書より)
というもので、総会でも多くの質問・意見が出された後に原案可決された。
・ 生徒総会で正式に可決されたことを受けて、四者会議では具体的なプログラム検
討に入り三年生の意向を最大限取り入れてプログラム原案を作成した。
・ HR委員会ではプログラム原案について各クラスの討議を経て原案を承認した。
……………………………………………(HR委員会は生徒総会に次ぐ議決機関)
生徒は四者会議を中心としてすばらしい卒業記念祭を作り上げようと最大限の努力
をしています。
┌───────────────────┐
│ 卒業記念祭プログラム │
│(01) 入場 │
│(02) 開会の言葉 │
│(03) 校歌 │
│(04) 在校生からの贈り物 │
│(05) 卒業生紹介 │
│(06) 卒業記念品披露、校長先生の言葉 │
│(07) 来賓紹介、祝電披露 │
│(08) パフォーマンス │
│(09) 一言メッセージとスライド │
│(10) 保護者代表の言葉 │
│(11) 在校生の合唱 │
│(12) 在校生の言葉 │
│(13) 卒業生の言葉 │
│(14) 全体合唱 │
│(15) 閉会の言葉 │
│(16) 退場 │
└───────────────────┘
◎ 教職員の動きと職員会議の決定事項および校長の提案
・ 9月の職員会議において次の二点を審議し、可決した。
・卒業式を行わない。
・生徒主催で、『卒業を祝う会』(仮)を行う。
・ 10月に入り生徒の四者会議と連携を取り、教職員の分担等を検討する組織とし
て総務会が発足した。
総務会の構成員は
卒業準備委員会担当 3
生徒会本部役員顧問─┐
│ 3
HR委員会顧問 ─┘
門出式実行委員会顧問 3
各学年 1×3
PTA係 1
同窓会係 1 計14名
・ 総務会では、四者会議の動きを各学年会等に報告し全教職員の協力体制を整え、
重要事項は職員会議に提案し審議し可決してきた。
職員会議決定・承認事項
・プログラム(HR委員会承認のもの)
・名称『卒業記念祭』
・卒業証書について
3月7日(予行の日)9時より会議室において3年各クラス代表生徒に
校長より手渡し、9日卒業記念祭終了後担任より生徒に渡す。
※この提案に際し校長より
『記念祭当日、記念祭の始まる前に体育館で短時間卒業式を行う。
代表生徒にはその場で手渡す』との修正案が出されたが、否決され
た。
※『授与』という言葉について
卒業証書授与というように卒業証書に関しては授与という言葉が使
われています。しかし、授与とは
授与=授け与える
ということです。
卒業証書とは、高校三年間の課程を修了した生徒に対して学校(校
長)が授け与えるような性格のものではありません。
授与という言葉は適切ではないとの合意が総務会でなされました。
・ 教職員は総務会を中心として職員会議決定に基づき、生徒組織やPTA組織と連
携を取りながらすばらしい卒業記念祭を行いたいと考えています。
保護者のみなさまのご理解・ご協力をお願いいたします。
前のページ(所高資料)に戻る
前のページ(経過)に戻る