■ イラク攻撃は全ての国際法に対する重大な違反であり、全ての道徳に逆らう。
■ 国連は米国のイラクに対する攻撃を阻止するよう行動しなければならない。
■ 立ち上がり、「小国を袋叩きにするようなスーパーパワーを欲しない」と世界の人々に言おう!

ベトナム戦争時代の元米検事総長
ラムゼイ・クラーク
Ramsey Clarkがイラク攻撃計画を批判
米の平和運動A.N.S.W.E.RのH.Pより
ロイター記事[A.N.S.W.E..Rが抜粋]


ロイター記事:バグダッドでのラムゼイ・クラーク

August 29, 2002
Ex - U.S. Attorney General Warns Against Iraq Strike
By REUTERS [A.N.S.W.E.R. excerpt]
2002.8.29
元米検事総長がイラク攻撃に警告
ロイター[A.N.S.W.E.Rによる抜粋]

 バグダッド(ロイター)−元米検事総長のラムゼイ・クラークは木曜日(8.29)、国連に対し。バグダッドへの軍事攻撃は更なる暴力を生み出す可能性があるとして、イラクに対する襲撃を阻止するよう主張した。

以前からイラクへの攻撃は「全ての国際法への重大な犯罪である」と述べていたクラークはベトナム戦争の最高潮の時期にリンドン・ジョンソン大統領のもとで検事総長として務めていた人物である。

「国連は米国のイラクに対する攻撃を阻止するよう行動しなければならない」、「イラクへの米の襲撃は更なる大きな暴力を招く」とクラークはバグダッドでの記者会見で語った。

もし国連が米を抑制できなないのであれば、イラク政府に対するどんな攻撃あるいは転覆させようとする試みに対して、少なくとも公然と反対を表明すべきであると彼は語った。

クラークは1990年のクェートに対する侵略によりイラクに課せられた国連制裁と米の政策に対しても声高に反対を主張してきた。彼は、攻撃の可能性に対して「ものともせず」、今週初めバグダッド入りしたのである。

ロンドンとワシントンは、1991年湾岸戦争後の国連決議に違反して、大量破壊兵器を獲得しようとしているとしてイラクを非難した。

 イラクはそのような計画は全て取り除かれたとして、国連による過酷な制裁を終了させようとしている。1998年12月の米英の爆弾キャンペーン以来、国連の兵器査察官の入国は拒絶されている。

MESSAGE TO BUSH
ブッシュへのメッセージ

 水曜日(8.28)の遅く、クラークはバグダッドへの攻撃は「全ての国際法に対する重大な違反であり、全ての道徳に逆らうものである。米国はそれをするほど愚かではない」と述べた。

「我々はイラクの民衆に対する攻撃の権利は決してなく、それをすべきではないししてはならない」:これが私のブッシュ大統領へのメッセージである」とロイターに語った。

「我々は、立ち上がり、小国を袋叩きにするようなスーパーパワーを欲しないと、世界の人々に言うためにここにいる」

クラークはまた、国連の経済制裁のもとでひどく痛めつけられたイラクの南部地域のツアーに参加した。

イラクは国連の通商禁止により医薬品や食料の欠乏により160万人のイラク人、特に子供たちが死んだと言明している。

「―米政府によってこれまでイラクの民衆に加えられた全ての苦痛、被害、暴力の後に――もし再び攻撃が行われるならば、それは受け入れられるものではない―」とクラークは言っている。