やめろイラク攻撃! STOP!ブッシュ・小泉 2003年4月 「有事立法ニュース・スクラップ帳」をこのコーナに統合します |
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●国際法を無視して残虐なイラク攻撃が始まってしまいました。一刻も早く中止・撤兵させなければなりません。 ●小泉政権は平和憲法の精神を無視して、米ブッシュ政権のイラク攻撃を支持し加担しています。 ●国会では、国民の反対を押し切って、継続審議中の有事法案を4月にも通してしまおうとしています。 ●イラク戦争反対の動きやそれに役立つ情報、国内の有事立法の動きや、日本のイラク戦争・復興支援の動きについても情報をアップしてゆきます。 (since 25.Mar.2003) 2003 3月のページへ |
4/30 | 「WORLD PEACE NOW」、これから。500人以上集まって真剣に討論 イラク戦争に反対する日本の反戦運動を主導してきた「WORLD PEACE NOW」が、これから、「戦争のない世界を創るためのあらたな一歩をわたしたちはどう踏み出すのか」をテーマに、緊急シンポジウム4.30を、30日夜に都内の四谷で開催した。4月19日のピースウォークで、2週間毎のイラク戦争反対の街頭デモにピリオドを打った後、これからの取り組み方を模索しようとする試み。 第一部の「イラク−−アメリカは何をしてきたのか?」では「人間の盾」として戦争の現場を見てきた2人を中心とするリアルな報告があった。 第二部の「イラク攻撃とピースムーブメント−わたしたちは何をしてきたのか?」では、この間の運動で各グループがどんな活動をやってきたのかを報告する形で、「許すな!憲法改悪市民連絡会」「グローバルピースキャンペーン」「日本国際ボランティアセンター」「グリーンピースジャパン」「ピースボート」「未来バンク事業組合」各代表から報告があった。 第三部の「これからわたしたちにできること、取り組むこと」では、会場からの質問に答える形で、各代表から、これからの取り組み方について意見表明があった。 「WORLD PEACE NOW」は、「イラク戦争を止めよう!」という一点に集中して大きな反戦運動をつくってきた。ブッシュ政権を批判しそれを米国民に知らせよう、イラク国民の被害・苦しみを世界に知らせようし、さらには東北アジアを非核化しよう、などいろいろな提案がなされたが、「この点に集中して運動をやって行こう」というところまで議論は煮詰まらなかった。 また、今日本で戦争に反対するということが、国会審議中の有事法案に反対することであり、これに集中して運動を進めることが今一番要請されてることであるのに、議論の中では、いろいろな活動の中の1つにしか扱われていなかったことは残念。 |
4/30 | 民主党が有事法案の対案を衆議院に提出 民主党は「国民を戦争に動員できる法案」作りに手を貸すな! 民主党は30日、政府の有事法制関連3法案の対案となる緊急事態基本法案などを衆院に提出した。民主党は連休明けの6日、衆院武力攻撃事態特別委員会で法案の趣旨説明をする。枝野政調会長は法案提出後、焦点となる与党との修正協議について「基本的には国民に見える審議の場で問題点を議論したい」と語り、与党から修正へ協議の呼びかけがあれば応じたいとした。 4/24のコラム参照 民主党、有事関連法案の対案決定。「与党から修正協議の申し入れがあれば応じる」 有事法制は戦争するための法律 「基本的人権」「国会の関与」を一部手直ししても本質は変わらない! 憲法第九条はどこに行ってしまったのか?! |
4/30 | またファルージャで米兵がデモ参加の3人を殺害か 米軍はイラク人を人間と思っていない! イラク人虐殺はまだ続いているのだ! 米軍が28日にデモ隊に発砲して多数の死傷者を出したイラク中部ファルージャで30日、米軍が再びデモ隊に発砲し、3人が死亡したと、カタールの衛星放送アルジャジーラが伝えたという。 同放送によると、米軍は28日夜の事件の後、駐留していたファルージャの小学校から撤退。街の住民らはこれを祝うデモを組織したが、参加した若者たちが反米スローガンを叫び始めたところ、地域に残っていた米軍が撃ったという。多数のけが人も出たという。 |
4/29 | サウジから米軍撤退で合意、米・サウジ国防相会談で。 国民の反米感情の高まりに危機感 ラムズフェルド米国防長官は4月29日、サウジでスルタン国防航空相と会談し、同国のサウジ駐留米軍部隊を今夏までに実質的に撤退することで合意した。米側はサウジのプリンス・スルタン基地に設けた米空軍の作戦本部を、28日付でカタールのアルウデイド基地に正式に移転したことも明らかにした。 米当局者によると、夏までにスルタン基地の米軍機は「1機もなくなる」という。コンピューターなど大半の機材もカタールに移される。同基地は90年代半ばにリヤドの南80キロの地点に完成、最新鋭の通信システムを誇り中東の管制センターとして機能していた。米軍は1991年の湾岸戦争で攻撃発進基地として使用。その後も駐留を続けてきた。 米の中東軍事戦略上、サウジへの駐留は重要な位置を占めてきたが、イラクへの駐留が可能になったことに加えて、サウジでの反米感情の大きな高まりに、米およびサウジ政府が危機感をもったためと考えられる。 会談後の会見では両者とも同盟関係は不変だと強調したが、メッカ、メディナというイスラム教の2大聖地を擁するサウジでは、イラクの首都に進駐した米軍への反感が強く、米国製品のボイコット運動の広がりが伝えられる。米国内では「サウジ警戒論」が広がりを見せ、これにサウジが不快感を強めていることも否定できない。ラムズフェルド、スルタン両氏が強調した「友好ぶり」は、微妙な緊張関係にある両国の危機感の裏返しともいえる。 |
4/28 | バグダッド近郊で米軍がデモ隊に発砲、住民15人死亡、53人負傷 イラク住民が学校再開のため米軍撤退を求めて行進中 米軍によるイラク民衆への弾圧を許すな! イラクの首都バグダッド西部のファルージャで28日夜、米軍がイラク人の群衆に発砲し、15人が死亡、53人が負傷した。米英軍のイラク制圧後、米軍が住民と衝突し発砲した事件が何度か発生しているが、今回の住民側の被害は最大規模。 住民の話によると、ファルージャの学校の29日再開を目指すイスラム教スンニ派指導者が同校に駐屯する米軍に退去を求め、学校周辺でデモを展開。これに「米軍が無差別に撃ってきた」という。 事件で住民らは米軍への怒りを爆発させており、スンニ派モスクの幹部は「無実の人々を殺した米国を許さない」と話している。 事件犠牲者の葬儀が29日行われ、墓地への沿道に集まった数千人の市民が「米国は出て行け」などと叫んだという。 |
4/28 | イラク暫定統治機構準備会合(2回目)がバックダッドで。2万人が抗議デモ 暫定統治機構は、米ORHAによる植民地統治を隠すイチジクの葉 まず米はイラクから撤退せよ! イラクの暫定政権作りを目指す反フセイン各派の会合が28日、米軍の戦車や兵士が周辺の警備を続ける厳戒態勢の中、首都バグダッドで開かれた。南部ナシリヤで15日に開いた第1回会合に続くものだが、初会合をボイコットしたイスラム教シーア派の最大組織、イラク・イスラム革命最高評議会(SCIRI)も参加したという。 今後4週間以内に暫定統治機構を設立するとした声明を採択して閉会した。 会議は米国が主催、参加者は約250人で、前回の約80人を大幅に上回った。イラク復興を統括する米復興人道支援室(ORHA)のガーナー室長が座長を務めた。 ガーナー室長は、省庁再開に今週から着手し、調整・監督する方針を示したが、暫定統治機構づくりでは何ら方針を示さなかったという。石油生産を含む行政機能を先に掌握することで実質的に政府を制御するを狙っているよう。 同日の28日、約2万人がバクダッド市内で、米国主導の暫定統治機構設立の動きに抗議し、「真の国民代表による政府を求める」とデモ行進した。イスラム教シーア派の聖地ナジャフに拠点がある同派の最高権威機関アルハウザの求めに応じて集まった人々で、自分たちの代表として宗教者らが会合に参加出来るように要求したという。 |
4/27 | 米軍、イラクとアフガンに当面駐留。ラムズフェルド米国防長官が「戦勝ツアー」で表明 米軍はイラク、アフガンからただちに撤退せよ! ラムズフェルド米国防長官は、アフガニスタン、イラク、湾岸諸国などの歴訪に出発し、27日、最初の訪問地アラブ首長国連邦に到着した。機中で同行記者団に対して「米軍はイラク、アフガンを安定した民主的な政府が支配するまで両国にとどまる」と述べ、「民主化支援」などを理由に米軍の駐留を当面続ける考えを示した。 |
4/27 |
米が新型核兵器の開発に着手か?「強力地中貫通型核」 |
4/26 |
バグダッド近郊の武器集積場で爆発 住民ら少なくとも6人が犠牲 |
4/26 |
日英首脳、イラク復興への国連関与で米国説得を確認。「戦争支持」の分け前を要求して |
4/25 | 大量破壊兵器が見つからないなら「米は敗戦も同然」、元査察官スコット・リッター氏語る 国連大量破壊兵器廃棄特別委員会(UNSCOM)の一員として、98年までイラクで査察活動に携わったスコット・リッター氏は、25日ワシントンで講演し、「米国は今こそ、説明責任を果たすべきだ。戦争の正当性についてイラク人と国際社会を説得できなければ、戦争に負けたも同然だ」とブッシュ政権を批判した。 また、国連の査察団が再びイラク入りするのを米が拒否していることについて、「兵器を見つけたがっている米英軍の調査は誰も信用しない。中立の立場で調べるために査察団をイラクに戻すべきだ」と語った。 |
4/25 | 個人情報法案「見切り採決」に反発。日本雑誌協会「到底容認できぬ」「表現の自由、犠牲に」 個人情報保護法案、住基ネット、有事法案は一連のもの 報道・住民への国家管理と支配を一挙に強めるもの 個人情報保護関連法案が25日、衆院特別委員会で可決された。自衛官募集をめぐる適齢者情報収集問題が発覚し、「官に甘く民に厳しい」という法案の欠陥が改めて露呈する中での見切り採決。表現・報道の自由を制約するとの懸念は今も消えていない。この日の政府答弁でも「メディア規制の意図はない」というこれまでの説明が繰り返された。しかし、小泉首相はそうした答弁の間でも「虚偽報道がいかに多いことか」とメディア批判を忘れなかった。 日本雑誌協会の浅野理事長は25日、「言論・表現の自由を脅かす法案に反対し、抜本修正を求めてきた。報道の定義、主務大臣の権限などいずれも十分な説明や審議もなく、解釈・運用しだいで政府が雑誌メディアを規制する恐れを残しており、到底容認できない」とするコメントを発表した。 |
4/24 |
国連環境計画、イラクの劣化ウラン弾被害などの現地調査訴える報告書 戦争被害、劣化ウラン弾被害を明らかにすることが必要だ! ただし、UNEPや世界保健機関(WHO)は劣化ウラン弾について「人体への影響の可能性」は指摘しているものの、疾患との因果関係には明確な判断を下していない、など実際の深刻な被害を極めて過少にしか評価していない。さらに、UNEPのテプファー事務局長は、英国が自国の使用した劣化ウラン弾の除去を約束したとして、歓迎の意を表明すると言うように、あたかも劣化ウラン弾の粉じんが簡単に除去できるかのように過少評価している。 ガイガーカウンターを持ってイラクへ入ったフォトジャーナリストの情報では、 市内でアパッチが攻撃していた建物などをはかると、バリバリと針が振れ、その他、町中の路上等のものでも同様だという。とんでもないことになっているということである。 民衆の立場に立った「真実」の調査が必要である。「英国が自国の使用した劣化ウラン弾の除去を約束した」など全く信用できない。 |
4/24 |
大量破壊兵器を使ってイラク侵略し イラク民衆を虐殺したブッシュは こう言った (すべて自分が命じておきながら) イラクのフセイン大統領について、イラク戦争開始時の米軍の空爆で死亡したか、大けがをした可能性があるとの見方を示した。 イラクに米軍が駐留する期間については「2年か」との質問に対し「そうかもしれないし、もっと短いかもしれない。誰も分からない」と述べた。 (侵略して作る米国の「傀儡政府」を「民主政府」といって) (大量破壊兵器「でっち上げ」を「真実」と言うために、なんと!殺戮兵器製造工場で) |
4/24 |
米記者や米軍関係者らがイラクから絵画など略奪し、米へ輸送 |
4/24 |
民主党、有事関連法案の対案決定。「与党から修正協議の申し入れがあれば応じる」 |
4/24 |
テロ対処の体制整備急ぐ、石破防衛庁長官が表明 |
4/24 | アフガン・イラク戦争での米支持について、米国務長官が小泉首相を称賛 戦争犯罪者ブッシュ政権から感謝されたかわりに、 アフガンとイラクの民衆からの全く信頼を失った小泉政権 毎日新聞によれば、パウエル米国務長官は24日、ワシントン市内で講演し、イラク戦争での小泉首相の指導力を称え、日本が約2億ドルの人道支援・周辺国支援を約束したことを高く評価したという。 長官は「日本はアフガニスタンの復興に関与すると同時に、『イラクの自由作戦』(イラク戦争)も強力に支持してきた。小泉首相は、日本列島から遠く離れた場所でのこうした挑戦に、個人的な指導力をもって取り組む道をアジアにおいて示した」と述べ、最大限の表現で日本と小泉首相を持ち上げた。 長官の発言には、イラク戦争で日本の支持に感謝するとともに、戦後復興での日本の資金力への強い期待が込められている。 |
4/23 | 自衛官募集のため、332市町村が閲覧外情報を防衛庁に提供 「個人情報保護」意識など防衛庁にはない!ブラックリスト問題と根は同じ 個人情報保護法案・有事3法案の成立を阻止しよう! 防衛庁が自衛官募集のために全国の地方自治体に18歳前後の「適齢者」の情報提供を求めていた問題で、衆院個人情報保護特別委員会で23日、集中審議が行われた。審議の冒頭、石破防衛庁長官は、794市町村から情報の提供を受け、このうち332市町村で住民基本台帳法で閲覧が認められている4情報以外の提供があったことを明らかにした。 野党側の「要件を満たせば、何でも出せるということか」との追及に対し、石破長官は「必要がなければとってはいけないということだ。法令上可能かと言われれば可能だが、必要のないものはとらない」などと説明した。 この問題は、防衛庁が自衛官の募集のため、全国の自治体に住民基本台帳の情報の提供を依頼し、少なくとも3割の自治体が提供していることが、22日分かったもの。石川県の一部の自治体では、住民基本台帳法で閲覧が認められていない健康状態や家族についての情報も提供していた。石川県では00年11月、県と自衛隊石川地方連絡部が「自衛官募集事務の手引」を作成。世帯主の氏名や本人の健康状態、技術免許などの情報についても自治体が提供する取り決めをしていたという。 |
4/23 | 仏への外交的“懲罰”を米国務長官が示唆。仏外相は強く反発 米は国際法違反の犯罪者。「勝てば官軍」の一国主義を世界は許してはならない イラク戦争に反対したシラク仏政権に対し、米政権が外交的な“懲罰”を検討していることが23日、明らかになり、仏外相が反発の声を上げた。 パウエル米国務長官は22日、米テレビでイラク開戦反対の外交を展開したフランスに対し、「両国関係をあらゆる角度から検討する」と述べ、外交、政治的な対仏懲罰策を検討していることを示唆した。仏AFP通信によると、複数のブッシュ米政権高官がさる21日、ホワイトハウスで米仏関係の検討会議を開いたとし、米国防総省から、北大西洋条約機構(NATO)の協議などで何らかのフランス排除策を望む意見が出ているという。 ドビルパン仏外相は、このパウエル長官発言に対して、訪問先のトルコで、「イラク危機でわが国は多数の国々の支持を得て、平等な国際社会を目指す信念と原則に従って行動した」と反論した上で、「その行動指針は今後も継続する」と強く反発した。 |
4/22 |
米、査察の再開を拒否。国連安保理内で強い批判 |
4/22 | 米ロッキード社、イラク戦争などで大儲け 米軍需産業最大手のロッキード・マーチンが22日発表した今年1―3月期決算の売上高は前年同期比18%増の70億5900万ドル、純利益は同15%増の2億5000万ドルと大幅な増収増益だった。イラク戦争などを背景にした軍需産業の需要増で、事前の市場予想を上回る決算となった。 主力のF16などの戦闘機の開発、納入など航空部門関連の売上高は57%もの増になり、好決算に寄与した。この結果、同社は2003年通期の一株当たりの利益見通しをこれまでの2.15―2.20ドルから2.20―2.30ドルに引き上げたという。 ブッシュ政権は、石油・エネルギー独占体の利益を直接擁護する政権であるとともに、軍需独占体(軍産複合体)の利益をも直接擁護する政権でもある。ブッシュ政権の高官には、軍需産業出身者が多数入りこんでいる。なかでも最大手ロッキード・マーチンからは目立っている。今回の決算は、多くのイラク国民の命を食いものにし、米国民の血税を食いものにした結果である。 |
4/22 | 民主党、有事法案の対案を24日にも正式決定 民主党をはじめとする野党は結束して、 航空自衛隊のクラスター爆弾配備を追及しなければならない 民主党の緊急事態法制プロジェクトチーム(前原誠司座長)は22日、有事法制関連3法案の対案を大筋で了承した。24日の党「次の内閣」で正式決定し、28日か30日に衆院に提出するという。 航空自衛隊にクラスター爆弾が配備されていることが4月18日国会で問題となった。この爆弾は国際的に禁止する動きが強まっている非人道兵器だ。イラク戦争、アフガン戦争、ユーゴ戦争、湾岸戦争で米によって使われ、子供たちや市民が多数殺された攻撃用兵器だ。専守防衛をとなえる自衛隊が保有する兵器ではない。憲法に違反する行為である。 民主党をはじめとする野党は結束して、このクラスター爆弾の配備を追及しなければならない。いったい何発をどこに配備しているのか、どこで製造しているのか、なぜこんな非人道的な攻撃的な兵器を予算書にも明示せずに「コソコソと」購入・配備するのか、そのほかに「非人道兵器」は配備していないのか、劣化ウラン弾は保有していないか、などなどを徹底的に追及しなければならない。こんな攻撃的な自衛隊が有事法制と結びついたら、その危険性はとんでもないこととなる。 |
4/22 | 求めるのは自由、人権、独立政府。シーア派200万人、聖地カルバラに集結
イスラム教シーア派最大級の宗教祭典「アルバイン」が22日、聖地カルバラで始まった。AP通信によると、国内外から約200万人の教徒が集まったという。反米を叫ぶ教徒が目立ち、今後の暫定政権作りが米国主導で進んだ場合、同派の不満が高まるのは確実。カルバラの中心地、フサイン廟(びょう)の周りに集まった反米を訴えるグループは「ノー、ノー、アメリカ」「イエス、イエス、イスラム」と叫んだ。 中には「我々が求めるのは自由、人権、独立政府」と書いた紙を胸に張る若者もいて、米国主導の戦後体制構築への反発が色濃く表れた。 イラク各地の同派モスク(イスラム礼拝堂)周辺でも信者がしばしば集会を開いているという。 |
4/22 | 米のイラク植民地化機関ORHAへ外務省職員2人を派遣。第1陣として 憲法違反を平然と繰返す小泉政権 茂木副外相は22日の記者会見で、米国防総省の復興人道支援室(ORHA)への要員派遣の第1陣として、外務省職員2人を派遣すると発表した。23日に英国大使館の奥克彦参事官、25日にイラク大使館の書記官をバグダッドに派遣する。期間は2カ月。本格的な活動に備えた「先遣隊」で、経済産業省や財務省など他省庁や民間からの要員も月内に派遣できるようにするという。 (4/18)掲載の記事より 政府は80年10月の政府答弁書で、憲法9条2項で否定する「交戦権」とは「交戦国が国際法上有する種々の権利の総称であって、相手国兵力の殺傷及び破壊、相手国の領土の占領、そこにおける占領行政、中立国船舶の臨検、敵性船舶のだ捕等を行うことを含む」と説明している。今回の要員派遣は、明らかに「交戦権」を否定する憲法9条に違反する行為である。内閣法制局が「武力行使の当事者ではなかった」から憲法上問題ないというのは、詭弁。米の軍事占領に参加するために要員派遣を行なうことには何の変わりもない。 |
4/21 | 米ドル、中央銀行停止したイラクの「代替通貨」に 米のイラク植民地化を許すな! 日経新聞報道によると、イラクで、米ドルが事実上の代替通貨となりつつあるという。中央銀行が機能を停止する一方、戦後復興を急ぐ米軍は公務員給与をドル現金で支給するなどしたためドルの流通が拡大しているらしい。米国はイラク経済のドル化を否定するが、新通貨発行にはまだ時間が必要で、その間に進むドルの定着が米国の影響力拡大につながるのは必至。 米政府は公務員に当面の給与として1人20ドルを支払うことを決めた。米国際開発局(USAID)は近く、イラク人の起業や事業再開を支援するため、中小事業家に100ドルを最低限度とする小口融資を開始する。 |
4/20 | 米政府、イラク国内の4基地の「長期使用」計画 米のイラク軍事占領・軍事駐留反対!米はイラクから今すぐ出ていけ! 20日付の米ニューヨーク・タイムズは、米政府がイラクの新政権との間で同国内の四つの主要基地を米軍が長期間にわたって使用できるような軍事同盟関係を構築する計画だと伝えた。米軍が使用を想定しているのは、バグダッド郊外の国際空港▽南部ナシリヤ近郊のタリル空軍基地▽西部砂漠地帯の「H1」と呼ばれる飛行場▽北部クルド人地区のバシュル空軍基地。 米軍はフセイン政権関係者の掃討や人道支援物資の搬入のために、すでにこれらの基地を使っているが、米政府高官によると、将来、米軍が撤収した後も基地へのアクセスを確保する方針という。 ラムズフェルド米国防長官は21日の会見で、米軍がイラク国内の主要4基地を長期使用できるよう米政府がイラク新政権と軍事同盟関係を結ぶ計画があるとの報道について慌てて否定したが、将来的にイラク周辺地域の米軍の長期展開を再編する可能性については強く示唆した。 これらに呼応して、米国防総省がイラクの暫定統治機構のトップに推薦しているイラク国民会議(INC)のチャラビ代表は20日、米ABCの番組で「少なくとも最初の総選挙がイラクで実施されるまで米軍の存在は不可欠だ」と述べ、、2年以上の米軍駐留を求める考えを表明した。そのうえで「両国が戦略的同盟関係を構築することが望ましい」との認識を示した。 イラク国民は自らの独立の政府を求めている。米による支配を拒否している。この声は時とともに大きくなり、必ずや米の軍事支配を混乱に陥れ、失敗へと追い込んでいくであろう。 |
4/19 |
「まだ戦争終わってない」 東京で19日反戦デモ。京都では有事法制反対デモ イラク戦争に反対する集会やデモが週末の19日、各地で開かれた。都内では、「WORLD PEACE NOW 4・19」のパレードに、主催者発表で約1万人が参加し、「続くイラク戦争を止めよう」と訴えた。 パレード出発前の代々木公園の集会では、「人間の盾」としてイラクに滞在したジャーナリスト志葉玲さんが「(南方の)ヒッラーでは、クラスター爆弾が使われ、子供たちは手足を吹き飛ばされ家族を殺された。『人権のためにイラクを解放した』と言うなら、なぜそんな非人道兵器を使うのか」と批判した。 |
4/19 |
米兵警備の石油省は無傷。米の侵略意図が見え見え、市民から反感も イラクの省庁では次々と略奪があり、燃えて黒くこげている建物も多いが、イラク最大の資源「石油」を管理する石油省だけは、米兵が警備を固めて無傷の状態で、業務再開の準備を進めている。職員も登庁を始めており、早ければ19日にも本格的に動き出しそうだという。 フセイン政権の崩壊で、内務、交通、教育、農水などの省庁は真っ先に略奪の対象となった。放火されたものも多い。だが、バグダッドの中心部から車で10分ほど離れた場所にある石油省だけは外観が無傷。 現在、門前には銃を持った米海兵隊が立ち、建物の前にも土嚢(どのう)が積み上げられ、機関銃が置かれているという。職員は15日から次第に登庁し、業務再開の準備をしているらしい。 |
4/18 | 空自、非人道兵器「クラスター爆弾」を配備。 国会での説明なし、予算書にも明示せず 野党と国民はこれを許してはならない! 国会の場で、大衆行動で、政府・防衛庁を追及していこう! クラスター爆弾を航空自衛隊が約148億円分購入していた問題が18日、衆院武力攻撃事態特別委で取り上げられ、石破防衛庁長官は「敵が侵攻した場合に使うもので、他国の住民を非人道的に殺傷する目的での使用を想定していない。やむを得ず日本で使う際には、当然、住民の方には避難していただく」「敵の着上陸侵攻に際して侵攻部隊の陣地、戦車等の車両集積所等の攻撃に有効だからで、抑止力の一環として保有している。敵の侵攻を排除した後は安全な処理を行う」と説明し、国会の予算審議で説明がなかったことについては「装備は非常に膨大で、説明の中に粗い、細かいという点があることは確か。しかし国会からお尋ねがあった場合、当然きちんと答えるわけで、隠ぺいしているつもりは全くない」と釈明した。 クラスター爆弾は、このイラク戦争で多数投下され、多くのイラク国民を殺傷したばかりである。アフガン戦争でも、コソボ戦争でも。この爆弾は、投下後、本体の親爆弾のふたが開き、中にある200個以上の子爆弾が広範囲に散らばり、地表で爆発する。周辺の多数の人を殺すことを狙う極めて非人道的な攻撃用兵器である。そして、クラスター爆弾を被弾すると体中に金属破片が食い込み、手術によって摘出することもできない。また、不発弾が多く出るため、民間人が触って死傷する事故も多発している。「第2の対人地雷」として赤十字国際委員会などが規制を求めており、米国も加盟する特定通常兵器条約で、「非人道兵器」として規制しようという交渉が3月から始まているものである。 このような非人道兵器を自衛隊が配備するなどとんでもないことである。しかも、国会に説明することもなければ、予算書に明示もしてもいないという。国民の目から隠そうとしていることは明らかだ。野党と国民は、国会の中で、大衆行動で、政府・防衛庁の責任を徹底的に追及していかなければならない。そして、この問題が、有事法制の攻撃的性格を示す証左であることを明らかにしていかなければならない。 |
4/18 |
ORHAに政府職員、民間人を月内に派遣---民主容認、共産・社民反対 米のイラク軍事占領・植民地支配への参加・加担は、明らかに憲法違反だ!政府は18日、米国のイラク復興人道支援室(ORHA)に政府職員や民間人計4、5人を早ければ月内にも派遣することを正式に決めた。他省庁や民間人については外務省職員に身分を移したうえで、数カ月の長期出張として扱うという。 政府は80年10月の政府答弁書で、憲法9条2項で否定する「交戦権」とは「交戦国が国際法上有する種々の権利の総称であって、相手国兵力の殺傷及び破壊、相手国の領土の占領、そこにおける占領行政、中立国船舶の臨検、敵性船舶のだ捕等を行うことを含む」と説明している。今回の要員派遣は、明らかに「交戦権」を否定する憲法9条に違反する行為である。内閣法制局が「武力行使の当事者ではなかった」から憲法上問題ないというのは、詭弁。米の軍事占領に参加するために要員派遣を行なうことには何の変わりもない。 小泉首相は同日昼、首相官邸で記者団に「前から戦後の復興については積極的に考えると(言ってきた)。それを実行に移したまで」と、憲法問題など全く関心ないかのように、平然と語っっている。 米イラク復興支援室への要員派遣、民主容認、共産・社民反対 民主党の岡田克也幹事長は17日の記者会見で、政府が検討している米国のイラク復興人道支援室(ORHA)への要員派遣について「文官であれば憲法上の問題はないというのが内閣法制局の見解だ。人道的な支援を中心に政府が関与することにノーと言う必要はない」と述べ、容認する考えを示した。
一方、共産党の志位委員長は同日の記者会見で「無法な戦争と占領政策への新たな加担を意味する。米軍の占領行政への参加は許されない。国連中心の復興支援に力を尽くすべきだ」と述べ、要員派遣に反対した。
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4/17 |
イラク復興大規模事業、共和党に近いベクテル社が受注 |
4/17 |
イラクの文化財略奪で米諮問委員長らが抗議の辞任。世界の文化遺産を理解できないブッシュ政権 大量破壊兵器だ、フセイン打倒だと、一方的にイラクに攻め入った米と英。イラクの解放だと言いながらも、世界にとっても重要なイラクの文化遺産が略奪され、持ち去られるのを米英軍はそのまま見ていたばかりでなく、挑発したという証言もある。米英は人々を殺戮したばかりか、中東の文化、精神までをもずたずたにした。一刻も早く米英軍はイラクから退去しなければならない。イラクの復興はイラクの人々の自らの手にゆだねられなければならない。 |
4/16 |
有事法制の「「国民保護法制」の「骨子」が明らかとなる。18日から審議入り |
4/16 |
米軍の戦費すでに約200億ドル、今後も月20億ドル。さらに復興には1000億ドルとも |
4/15 |
イラク・ナーシリアで大規模デモ、米主導の暫定統治機構作りに反対して バクダッドでは、米軍の占領に反対する3日連続のデモ |
4/15 |
“米に好意的でない”というだけで暴力的な捜索を行う米海兵隊 バグダッドに駐留する米海兵隊は15日、武器が隠されているなどの疑いがあるとして、市内中心部にある「パレスチナ・ホテル」を家宅捜索した。約2000人の外国人ジャーナリストが宿泊している。捜索は、ジャーナリストに銃を突きつけ腹ばいにさせるほど徹底的なもので、米CNNによると、数人が身柄を拘束された模様だが、人数や国籍などは不明だという。 米軍関係者は「米国に対して好意的ではない人物を捜索するためで、そのような人物が同ホテルに宿泊しているとの情報を持っている」と話したという。
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4/15 |
政府、イラク復興人道支援室(ORHA)に職員派遣を積極的に検討 政府は15日、暫定的にイラクの行政機能を担う米国のイラク復興人道支援室(ORHA)に、政府職員を派遣する方向で具体的検討に着手した。政府関係者によると、外務省や経産省などの課長級以上の幹部職員4、5人を、外務省設置法に基づき同省職員の身分で派遣することを検討。復興支援を効率的に実施するための情報収集を中心に、石油などのエネルギー開発や公衆衛生などの分野で、アドバイザー的役割を果たすことを想定しているという。 |
4/14 |
民主党、有事法案の対案が党内に提示される。独自の基本法と修正案の2本立て 民主党は14日、政府の有事法制関連3法案への対案を検討する「緊急事態法制プロジェクトチーム」の会合を国会内で開き、対案の原案として「緊急事態対処基本法」と政府の武力攻撃事態対処法案の修正案の2種類が提示された。 |
4/14 | イラクのつぎはシリア!? 米高官つぎつぎ、大量破壊兵器・化学兵器の保有を警告 調子に乗った「ならず者国家=米国」の戦争拡大・帝国主義支配拡大を許すな! まだイラクへの軍事攻撃も最終的に終わっておらず、再建の方向も全く見えないなかで、ブッシュ政権高官は、早くもつぎの標的(?)としてシリアへの非難=言い掛かりを日ごとに強めている。 ブッシュ大統領がシリアの大量破壊兵器保有を警告したのは13日、ホワイトハウスの報道陣との質疑。「シリアが化学兵器を持っていると信じている」。翌14日にフライシャー大統領報道官も「シリアには大量破壊兵器開発の計画がある」と確認。パウエル国務長官は14日、国務省での記者会見で、フセイン政権幹部の保護▽テロ組織支援▽大量破壊兵器の開発――の三つの懸念を指摘。「米国は外交、経済などあらゆる措置を検討する」と、制裁も視野にある構えを示した。さらに、ラムズフェルド米国防長官は14日、「シリアが過去12〜15カ月にわたって化学兵器実験を実施してきたことを確認している」と述べ、シリアが独自に化学兵器開発を進めているとの認識を示した。 |
4/14 |
米国務長官、イラク博物館の略奪物を回収へ「主導的役割を果たす」と釈明 バグダッドのイラク国立博物館のメソポタミア文明の貴重な遺物が大量に略奪されたことについて、それを放置した米国の責任が問われているなか、パウエル米国務長官は14日、記者団に「米国は責務を理解している」と述べ、同博物館の安全確保や奪われた遺物の回収、破壊された部分の修復などに「主導的な役割を果たす」と釈明した。これを受けてリーカー国務省副報道官は同日の定例記者会見で、略奪された遺物は盗品であり、その売買などはイラク国内法で処罰されると指摘。米国での取引は米国内法でも処罰されるだろうと警告したという。 |
4/14 | 「ハゲ鷹」米企業、イラク復興ビジネスを始動させる 米企業が日欧などの企業に先行してイラク復興ビジネスに乗り出した。緊急インフラ整備事業は当面、米企業だけに発注するという米政府の方針を追い風に、イラク国内で活動を始めた企業もあると言う。戦争では武器・軍需物資でボロ儲けし、破壊し尽くしたら復興でボロ儲けし、さらにそのあとは石油利権でボロ儲けするわけだ。 米政府はすでに、油田消火・修復作業としてKBR社に70億ドル、ウンムカスル港運営をSSA社に480万ドルなど、米企業に発注している。発注先を米企業に限るのは「急を要するため。一般の国際競争入札だと手続きに半年以上かかる」(バウチャー報道官)。 これに対し、この忌まわしい復興ビジネスで少しでも儲けのおこぼれにあずかろうと、欧日企業は米企業独占にやきもきしている。EUの欧州委員会は、復興事業で米政府が米企業を不当に優先して欧州企業を締め出すことがないよう監視する方針を表明したという。日本もまた、戦前の中東との良好な関係を利用しながら、憲法に違反してでも米占領のためのイラク復興人道支援室(ORHA)に文官を送って、ビジネスに食い込もうとしている。 |
4/13 | イラク国立博物館でも略奪、貴重な文化財の大半が壊滅的損失。「米兵、見てるだけ」 貴重な文化財壊滅の全責任は、侵略し殺戮し破壊しつくした米国にある! 米軍による徹底した破壊のあと、略奪が横行するバグダッドで、市中心部にあるイラク国立博物館に暴徒が乱入し、収蔵品の大半が持ち去られたり、破壊されたりしたことがわかった。同館はイラク最大の博物館で、古代メソポタミア文明やイスラム文明などの遺跡から出土した貴重な文化財が数十万点収められていた。正確な被害状況は判明していないが、壊滅的な損失を被ったのは確実という。 当時イラク博物館では2つの入り口にそれぞれ考古学者と警備員を配置していた。その考古学者によると、バグダッド陥落翌日の10日、博物館の周りを数千人の群衆が取り囲み、侵入を試みた。イラクの警察官は前日に姿を消し、付近には米軍の戦車3両と機関銃を持った米兵数人がいたという。警棒しか持っていなくて不安になり、米軍付きのクウェート人通訳を通じて「このままでは、展示品が狙われる。警備してくれ」と米兵に頼んだ。しかし、「米兵は何もしてくれなかった。威嚇射撃さえしなかった」。 午前8時ごろ、群衆が門扉をこじ開け、一斉に博物館の敷地になだれ込み、ドアや窓ガラスを割って中に侵入した。止めようとしてもみ合いとなり、右手の薬指と右脚に軽いけがをした。「それでも、米兵は見ているだけだった。イラクに武力で侵攻したのなら米軍こそ、歴史遺産を守る義務があったはずだ。群衆の中には『米軍が博物館に入ることを許した』と話す者さえいた」と悔しがる。 |
4/12 |
“イラクには大量破壊兵器はない” 投降したフセイン大統領顧問が言明 アメリカはイラクに大量破壊兵器が隠されているということを口実にイラク攻撃をやってきた。しかし、いまだに大量破壊兵器は見つかっていない。アメル氏が言うようにイラクには大量破壊兵器はないのだ。国連査察団があれだけ調べても出てこなかったではないか。査察に関わった人間も大量破壊兵器の所持はない、ということをほぼ認めた発言をしている。 |
4/12 |
ワシントンで米のイラク占領に反対して反戦デモ。2万5千人が参加 4月12日、ワシントンにおいてANSWER の呼びかけによる反イラク戦争集会・デモが行われ、主催者発表で2万5千人が参加した。 |
4/11 |
バグダットなどの無秩序状態、無法地帯化を「喜びの爆発」と言い逃れるラムズフェルド |
4/11 |
キティホークから艦載機が「まだ殺しにいく」。キティホークだけで、既に約29億円分の爆弾がイラクに投下された。 |
4/11 |
「フセイン像を引き倒し、解放を喜ぶ市民」は米の「やらせ」。多くの市民は冷ややかに眺めていた、というのが事実 バグダットでフセイン像が市民によって(実は米軍によって)引き倒され、解放を喜ぶ市民という場面が繰返し繰返し放映されたが、実際の光景は映像のそれとは違っていたと伝えられている。 数十人にすぎない市民が米軍の力を借りて、フセイン像を引き倒し引きずり回している様を、ほぼ同じくらいの数の報道陣が集まり撮影していた。それを大多数のイラク市民が、遠巻きに、冷ややかに、なすすべなく眺めていたというのが事実である。圧倒的軍事力による虐殺行為・侵略行為の前に、市民が言葉を失ったというのが、真実の姿である。 |
4/11 | イラク市民は米英の侵略を容認していない 世界の反戦運動はイラク民衆の抵抗を支持し、 米英が完全に撤退するまで連帯して運動を続けていこう! カタールの衛星テレビ局アルジャズィーラは11日、イラク全土で略奪行為があったが、盗まれた財産は元の持ち主に返されるべきであるとのイスラム法学者の「ファトア」(法的意見)が出されたことに応えて、一部のイラク国民は政府関連施設から盗んだ品物を地域のモスクに返しはじめた、と伝えている。 そして、ほとんどのバクダッド市民は、ここ数日に起きた混乱状態をやむをえなかったとし、彼らがこの無政府状態の第一の犠牲者であり、現在の治安悪化の責任はすべてアメリカ軍にある、彼らは油田の安全確保に気をとられる一方、暴徒の活動を放置していると。 市民へのインタビューでは怒りに満ちた声を伝えている。「アメリカの人たちに伝えてください。あなた方はわれわれみんなを守るためにやってきたのではないですか、と。彼らは油田や石油精製設備や外国の大使館だけを守って、国民どうし奪い合いをするのを放置しています」 米英軍は圧倒的軍事力でバクダッド、バスラ、モスルなどを制圧した。そこでは、人も家も生活インフラも秩序も破壊した。イラク国民は、これまでの何万、何千という犠牲者に加えて、これからの恐るべき苦難に耐えていかなければならない。イラクの民衆はこの犠牲、この恨みを決して忘れないであろう。 まだ軍事的にも抵抗は続けられている。それに加えて、これからイラク民衆の政治的抵抗がはじまるであろう。米英は、かつて植民地支配者たちが撤退を余儀なくされた民族的抵抗に日夜苦しめられるであろう。世界の反戦運動はイラク民衆のこの戦いを支持し、米英が完全撤退するまで連帯して運動を続けていくであろう。 |
4/9 | 有事3法案の審議再開。「戦争ムード」に便乗して、政府・与党は月内衆院通過を狙う 日本の反戦運動は、イラク侵略との闘いと合わせて、 大至急有事法制との闘いを強化しよう! 衆院有事法制特別委員会は9日午前、有事関連法案に関し武力攻撃事態の定義を変更する与党修正案の提案理由説明を行い、今国会での審議に入った。 与党は、昨年の通常国会での衆院審議が既に70時間を超えているとして、「月内の衆院通過」(中川自民党国対委員長)を基本方針にし、来週にも質疑には入ろうとしている。 与党修正案は、有事関連法案が「武力攻撃事態の定義があいまい」との批判を受けたことから、自衛隊が防衛出動する「武力攻撃事態」と、防衛出動待機命令がかかる「武力攻撃予測事態」に2分類しているが、その危険な性格は全く変わらない。また不審船や大規模テロなども緊急事態に取り組む方針を盛り込んでいる。 また、国民保護法制の「骨子」では、核、生物、化学(NBC)兵器など大量破壊兵器による攻撃を受けた場合に国が汚染除去を行うことなどの対策を明記。国民が土地、家屋の提供を拒否したり、救援物資の売り渡しを拒んだ場合の強制措置を具体的に例示して国民の権利制限にも踏み込み、国民の基本的人権保護とは全く逆方向。 国民保護の主要な役割は国が担い、地方自治体が負担した費用も含め国費で賄うことを規定。攻撃現場となった都道府県の知事には、広範な「総合調整」の権限を与える一方、都道府県対策本部に自衛隊員の出席を認め、行政と自衛隊の指揮・対策系統の一本化して統制を強化しようとしている。 これに対し、民主党は8日の緊急拡大役員会で、有事関連法案への対案の1つとなる緊急事態基本法案の素案を示した。「防衛出動などは国会の事前承認を原則とし、国会の議決で解除できる」「報道の自由などの基本的人権は原則不可侵とし、経済的な損失は国が補償する」――などが柱という。今回のイラク攻撃が証明するように、米の侵略を全面支援して戦争できるようにするのが有事法制であることを忘れて、部分的に修正してどうにかなると考えているようだ。14日から具体的な党内議論に入り、18日をめどに対案全体のとりまとめを目指すという。 米英のイラク侵略・殺戮・破壊の影に隠れて、政府・与党が有事法制の今国会通過へ向けて牙を磨いているのが見過ごされている。しかし、小泉政権のイラク侵略支持と有事法制推進は一体のもの。そして、いまの「戦争ムード」の中で、有事法制=戦争法が一気に推進されるのは極めて危険。さらに異様としか言いようのない「拉致問題」フィーバーが有事法制推進に結びつく危険は大きい。 日本の反戦平和運動は、昨年夏に衆院継続審議に追い込んだ力をさらに倍加し廃案に追い込んで行くために、大至急闘いを強化しよう。 |
4/9 |
戦後復興での自衛隊派遣を目論む日本政府 イラク戦争支持の「論功行賞」を得ようとしている。政府は恥を知れ!! 安倍官房副長官は9日、「大量破壊兵器が発見されれば、経験を生かして、我々は役割を担うことができる」と述べて、自衛隊による大量破壊兵器の処理に積極的な姿勢を示した。 |
4/9 |
「米英軍が市民の歓喜に迎えられている」シーンばかりを放映する、腐敗したマスコミ報道 「米軍の爆弾で子どもたちが殺された。ブッシュはバグダッドに来い。私たちが殺してやる」 |
4/9 |
米軍による虐殺行為は続いている。 バグダッドを陥落させたとする米英軍は9日、虐殺行為の範囲を次々と広げている。北部要衝ティクリートやキルクークなどへの空襲が強化されている。 |
4/9 |
米の報道機関に対する武力攻撃・威嚇に対し、スペイン報道陣がマドリードで取材拒否で抗議 バグダッドのホテルで8日、米軍戦車の砲撃を受けてスペインのテレビ局カメラマンらが死亡したのを受けて、スペインの報道陣約30人が9日、アスナール首相が演説した上院の床にテレビカメラやマイク、ノートを放り出して取材をボイコット。イラク戦争を強く支持してきた同首相に抗議の意思を示した。下院の質疑でもカメラマンたちが首相に背を向けたと朝日新聞は伝えている。
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4/8 4/9 |
米、アルジャジーラを爆撃し、記者1人を殺し、スタッフ1人を負傷させる 戦争による人々の被害実態を中心に報道してきた、カタールの衛星テレビ局アルジャズィーラのバグダッド支局を8日午前、米軍が攻撃し、記者1人が死亡し、スタッフ1人が負傷した。ミサイル2発による攻撃で支局はほぼ崩壊状態という。アルジャズィーラは2001年11月、米軍によるアフガニスタン空襲でも攻撃を受けた経緯がある。アルジャジーラは、米軍に抗議しつつ、バグダッドから記者引き揚げ表明した。 |
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イラクの死者は数千人規模に! 増え続ける犠牲者 米英は即刻イラク兵と民衆の虐殺を止めよ! 米英軍のバグダッドでの虐殺行為が開始され、戦闘が激しさを増すにつれ犠牲者はうなぎ上りに増えている。イラク側の犠牲者は市民、イラク兵を合わせると、数千人規模に上るのは確実である。 |
4/7 | 「早く降伏すればいいのにね」 小泉首相 何の正当性もない侵略を支持し、 劣化ウラン戦争を支持する首相など、日本国民には不要である! 小泉首相は7日午前、イラク戦争がバグダッドでの市街戦に入ったことについて「(イラク軍は)早く降伏すればいいのにね。そうすれば犠牲者が少なくてすむのに」と語った。イラク戦争後の復興支援については「日本としての責任を果たすように、いろいろ考えています」と述べた。いずれも首相官邸で、記者団の質問に答えたという。 もう怒りの言葉も出ない。なぜこんな無神経で無節操な人間を首相にしておくのか。一片の正当性もない攻撃・侵略を、平和憲法をもつ国の首相が支持して、イージス艦や補給艦を送って支援する。大量の劣化ウラン弾を使って放射能を撒き散らす戦争を、被爆国の首相が、非核三原則を国是とする国の首相が支持する。さらには「バクダッドの大虐殺」が始まっているのに、少なくとも米に侵攻の停止を進言すべきときに、「早く降伏すればいいのにね」である。 |
4/7 | 米英による大量殺戮・無差別殺戮が続いている バグダッド市内で7日午後、爆弾が商店街で爆発し、崩壊したビルの下敷きになるなどで少なくとも14人が死亡したと、AFP通信が伝えた。住民がなお救出作業を続けているという。同通信によると、市西部の住宅街マンスール地区にある商店街。爆発によって深さ8メートルに及ぶ穴ができ、4軒が破壊された。 米中央軍は7日、イラク時間の同日午後、バグダッド市内の住宅地区で、フセイン大統領らを狙って地下壕(ごう)も貫通する2千ポンド(900キロ)の爆弾4発で攻撃したと発表。AFP通信は、この大統領を狙った空爆で市民14人が死亡したと報じた。この強力爆弾には大量の劣化ウランが使われていることは確実である。米は直接市民を殺すだけでなく、将来のイラク市民も殺しつづけている。 カタールの衛星テレビ局アルジャジーラは6日の市民の表情を伝えた。バグダッドからは「米軍が市内の民家を立ち入り調査している」と報じ、家から庭に追い出され、銃を構えた米軍の前でひざまずいておびえる女性や子どもの映像を紹介したほか、負傷者があふれる市内の病院を取材している。 赤十字国際委員会(ICRC)当局者は、戦禍のバクダッドで唯一訪問できた病院を視察し、患者が次々と運ばれるなか外科医らが忙しく立ち働き、麻酔薬が不足していると報告した。 医師団によると、キンディ病院では、過去24時間に死者4人、負傷者176人が収容された。一方、市北部の病院の医師は、ロイター通信に、6日以来死者18人、負傷者141人が収容されたと語ったという。 |
4/5 4/6 |
米英による「バクダッドの大虐殺」が始まった! 米英による皆殺しを糾弾する!ただちに止めよ! これを支持する小泉政権も同罪だ! 最も恐れていた「バクダッドの大虐殺」がついに始まった。5日に続いて、6日も米軍はバクダッドに侵攻している。おびただしい数のイラク兵が殺されている。そして市民も無差別に殺されている。「道路脇に数え切れないほど横たわった人々」「イラク兵だけではなく市民も巻き込んだ死と破壊」とニューヨーク・タイムズ記者は伝えているという。南部バスラでも英軍が猛攻を加えている。ここでも多数の市民が殺されている。 このまま放置していれば無差別殺戮はバクダッド全域に拡大するであろう。かつてない恐ろしい地獄絵図となるであろう。一刻も早くこの戦争犯罪を止めなければならない。世界の民衆は今すぐ声をあげなければならない。ブッシュ政権とブレア政権だけではなく、この残忍な戦争を支持している小泉政権にも非難を集中させなければならない。 小泉政権への抗議先 |
4/5 |
4月5日、日本各地でイラク戦争反対の取組み 「ワールド・ピース・ナウ4・5」東京、大阪 イラク戦争 演劇関係者60人が「非戦あきらめぬ」−−東京・新宿区で集会 東京・北区では ピースウオーク 長崎では700人が有事法制に反対する集会、反戦パレード 京都市でもピースウォーク 秋田県本荘市で戦争に抗議する「ダイ・イン」 宇都宮市では、平和太鼓 |
4/4 | イスラム諸国で金曜礼拝が反戦集会に発展 多くのイスラム諸国では、恒例の金曜礼拝が反戦集会に発展している。4日も数万人が反戦集会に参加した。パレスチナ自治区とヨルダン川西岸地区でも反戦集会があり、ナブロスでは、アメリカ・イギリス・イスラエルの旗や戦闘機の模型が燃やされた。参加者は、「パレスチナはイラクと連帯する」とシュプレヒコールの声をあげた。 |
4/3 | インド洋・アラビア海への自衛隊派遣、半年間の再々延長の政府方針。イージス艦も再度インド洋に派遣 日本政府は米英のイラク攻撃を支持しているだけではない、加担しているのだ! 政府は3日、テロ対策特別措置法に基づきインド洋とアラビア海で米軍などに燃料を補給している自衛隊の派遣期限を5月19日から6カ月間延長する方針を固めた。米英軍などによるイラク戦争を「間接支援」するのが目的。自衛隊の派遣期限の延長は昨年の5月、11月に続き三度目。政府は来月に派遣期限を明示した基本計画の変更を安全保障会議と閣議で決定し、国会に報告するという。 防衛庁は、米軍などへの支援活動のためインド洋に派遣しているイージス艦「きりしま」の交代艦として、イージス艦「こんごう」(長崎・佐世保基地、基準排水量7250トン)を派遣する方針を決めた。北朝鮮の動きを警戒するため一時はイージス艦の撤収も検討したが、米軍支援を重視したという。 |
4/3 | ヨルダン国王、異例の米英「侵攻」非難 3日付のヨルダン有力各紙によると同国のアブドラ国王は、「イラク人の婦女子を巻き添えにした」と米英軍の攻撃を批判。ラゲブ首相も同日、駐ヨルダン米大使を呼んで「米英政府はイラクの民間人が犠牲になっていることに責任がある」と強く抗議したという。 イラク戦争で、親米派のアブドラ国王が米英の軍事行動をはっきりと非難したのは初めて。国王は米英の軍事行動を「侵攻」と表現。「罪のない民間の殉教者が拡大していくことに痛みと悲しみを覚える」と語った。 ヨルダンでも民衆の反米感情は日増しに高まっている。30日にも、ヨルダンのイルビッドで5万人以上が集まり、当局が禁止した抗議集会とデモ行進を行ったばかり。親米派のアブドラ国王も対米批判をやらざるを得ないほど追い込まれているといえる。 |
4/2 | 駐日イラク代理大使、日本に侵略停止を働きかけるよう訴える 小泉政権はイラク戦争支持の撤回で応えよ! イラクのカシム・シャキル駐日代理大使は2日、東京都内の日本記者クラブで会見し、イラク戦争について「米英から国際社会の枠組みを無視した侵略行為を受けている」と述べ、国連安保理決議に沿った解決に向け、日本の協力を訴えた。 代理大使は、ミサイルやクラスター爆弾による無差別攻撃は市民が集まる住宅街や病院も標的になっており、数百人の市民に犠牲が出ていると指摘。「平和を愛する日本に、法的に正当性のない侵略を直ちに停止させて、国際法の枠組みの中で安保理の決議に従った解決を働きかけてほしい」と訴えた。 シャキル代理大使は2日までに、日本の国会議員全員に平和的解決の働きかけを求める書簡を送付したという。 |
4/2 | 米の劣化ウラン弾使用と、小泉政権の劣化ウラン戦争支持に抗議して院内集会 3月26日米はイラク戦争で劣化ウラン弾を使用していることを公式に認めたが、これに抗議すると同時に、この劣化ウラン弾を使っている戦争を支持する小泉政権にも抗議する「劣化ウラン戦争反対!小泉政権はイラク攻撃を支持するな!有事法制反対!4・2緊急院内集会」が社民党議員も参加して行なわれた。呼び掛けは「アメリカの戦争拡大と日本の有事法制に反対する署名事務局。 集会では、今行なわれているイラク攻撃は劣化ウラン弾抜きでは成り立たないもので、すでにもう湾岸戦争時より大量の劣化ウランが投下されている可能性があることや、劣化ウランがガンや白血病を含めてどれほど悲惨な被害をもたらしているかが報告され討論された。 そして、@特にイラク戦争での劣化ウランの使用についての、非人道性、違法性、不当性を明らかにし、戦争を即時中止させること、Aイラク戦争=劣化ウラン戦争への小泉首相の支持を撤回させること、 Bむごたらしい戦争の真っ最中に、国民を戦争に総動員するための戦争法=有事3法案の強行成立の動きをストップさせること、を目指して、参加者がそれぞれのところで取組を強めて行くが確認された。 |
4/2 | バグダッドの産科病院にミサイル、患者ら数人焼死、数十人負傷 2日に市中心部に加えられたミサイル攻撃で、赤新月社の産科病院に被害があったことが判明した。病院関係者がロイター通信に明らかにしたところでは、医師と患者を含む数十人が負傷。病院付近への着弾で車5台が炎上し数人が焼死したという。 |
4/1 | 米英軍がイラク民間人への無差別殺戮をはじめている。民間人の死者最大で725人、最少でも569人に 米英の無差別殺戮を糾弾する! 米英軍はバクダッド侵攻が迫るにつれて、なりふり構わず無差別爆撃と無差別殺戮を始めている。その犠牲で民間人死者が急増している。 イラク南部バビロン州ヒラ近郊で1日朝、米英軍の空爆で、子供を含む市民33人が死亡、310人が負傷したことが、病院関係者の話として伝えられている。被災地に入ったAFP通信記者の目撃証言によると、クラスター(集束)爆弾が投下されたとみられ、一帯の十数軒の民家が破壊され、多数の家畜も死んだという。同日現地入りした赤十字国際委員会(ICRC)のスタッフによると、ほぼ全員が農民とその家族で、米軍のヘリコプターからの攻撃に遭遇したとみられるという。赤十字スタッフは「病院はけが人でいっぱい」と報告し、仏テレビ「フランス2」は、トラックの荷台に遺体が山積みになった模様を放映した。
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