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計画の問題点とfreeOrcaの見解

私たちは、次のような観点からこの計画に強く反対しています。

●シャチやイルカの展示は、たくさんの犠牲の上に成り立っています

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 水族館の狭く閉ざされた環境は、広大な海で生きるシャチやイルカにとって大変なストレスとなります。野生では50年を越えるシャチの寿命も、水族館ではほとんどの場合捕獲後数年、もしくはわずか数ヶ月で尽きてしまいます。また、野生のイルカを捕獲する場合でも、水族館に運ばれていく数頭のイルカの周りでたくさんのイルカ達がパニックに陥り死んでいます。こうしたことは、水族館のイメージダウンにつながるため一般にはほとんど知られていません。


●水族館にあるのは本当のシャチやイルカの姿ではありません

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 野生のシャチやイルカを目にするとき、誰もが水族館における姿とのあまりの違いに驚かされます。本来生きるべき環境から切り離された生き物からは、真の姿をうかがい知ることができないからです。たとえば、シャチは5 〜10頭の群れ( 家族) で生活しています。群れには生息する海域に応じてそれぞれ独自の文化( 会話や餌のとりかたなど) があり、それは代々親から子へと受け継がれています。このことは、長期間にわたり野生のシャチを観察することにより初めて解明された事実であり、水族館のシャチからは決して知ることはできません。


●世界的に水族館のあり方が見直されています

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 地球環境の危機が叫ばれる今、私達の価値観にも大きな転換が迫られています。どんな生き物も地球環境という巨大なシステムの一部であり、すべての生き物が密接な関係を持って生きていることに私達はようやく気付きはじめました。そして、生き物を本来生きるべき場所から隔離し、人間の娯楽や金儲けのために消費することへの反省から、現在、世界的に水族館や動物園のありかたは大きく見直され、縮小/廃止が進められています。イギリスでは海洋哺乳動物の飼育が国民の総意で廃止され、アメリカでは映画「フリーウィリー」で活躍したシャチの「ケイコ」を海へ帰すプロジェクトが進められているのです。


●署名のおねがい

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 こうした世界の動きにもかかわらず、わが国では水族館の需要は高まる一方です。こうした日本のあり方にたいしては、一人でも多くの人たちに、この問題を見つめ直し、反対の声を上げていただくことが必要なのです。みなさんの理解とご協力をお願いします。別のページに簡単なフォームを用意しました。みなさんからのご意見もお待ちしております。

すぐに署名します


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