8月28日、東京・豊島区民センターで「国際フォーラム 21世紀の東アジアを考える―香港と台湾の友人を迎えて―」が行われました。参加者は五十人。 アジア連帯講座は97年4月に先駆社の友人を日本に招待して講演会を行い、同年7月には香港返還に際して派遣団を香港に送りました。また、98年11月には、台湾を訪問して台湾の友人たちとの関係を深めてきました。今回のフォーラムは、このような成果の上に行われたものです。これからも連帯を強め、アジア民衆の運動に貢献していければ幸いです。 フォーラムでは、台湾の仲間は、八七年戒厳令解除前後からねばり強く続けられてきた労働運動が、新たな局面を迎えていることを報告。とりわけ、来年の一月一日にナショナルセンターである全国産業総工会の結成に向けた取り組みについて紹介し、支援連帯を訴えました。 香港は、史上最悪の経済危機下、民間企業のリストラ、公営事業の民営化攻撃にさらされている。先駆者の仲間は、香港労働者たちの反失業・反民営化の闘いを紹介・分析しながら新たな労働運動の方向と課題を報告。 二人の報告の後、中国との関係、香港・台湾労働者の闘い・意識状況・課題などについて論議を深め、今後も交流活動を強化していくことを全体で確認しました。以下の二つの文章は台湾と香港の報告です。 ★台湾の労働運動の現状と 新たなナショナルセンターの結成にむけた動き ★経済危機における香港労働運動の現状と課題 |