10.15 暫定滑走路の飛行試験に抗議行動!02年4月18日の共用開始を許すな! 
11.18は東峰現地行動に結集しよう!




10月15日、三里塚・東峰で三里塚闘争現地支援連絡会議の呼びかけによる暫定滑走路試験飛行阻止東峰現地緊急行動が行われた。
 この日、政府・空港公団は、東峰農民や住民の強い反対を無視して、暫定滑走路の試験飛行を強行した。これは来年4月18日の供用開始にむけて東峰農民や住民の人権・生活・環境破壊を行ってでも実現していくという重大な犯罪行為である。現地支援連と駆けつけた仲間たちは、試験飛行の強行糾弾集会を東峰共同出荷場で行った。その後、島村さん宅付近の進入灯コースに移動し、空港周辺を旋回している試験飛行機と空港に向けて「試験飛行強行糾弾!暫定滑走路供用を阻止するぞ!東峰住民と連帯して闘うぞ!」とシュプレヒコールを叩きつけていった。
 公団は7日、突如、15日から試験飛行を強行することと暫定滑走路工事を今月末までに完成させることを明らかにした。また、そのためによりいっそう東峰農民と住民に対する追い出し攻撃を強化することを表明した。ともに試験飛行強行糾弾し、来年4月18日供用開始を阻止していく闘いを広げていこう。
 公団は、7日の試験飛行強行の発表に引き続いて、東峰農民や住民に対して9日に「飛行検査及び環境測定実施のお知らせ」と称する一方的通告文を配布するだけだった。この「お知らせ」によれば、@YS・11型機に検査機器を積み、予定されているジェット旅客機が飛ぶコースに沿って計器着陸装置などを使用して確認するA実施期間は、10月15日から概ね2ヶ月間、午前9時〜午後4時半、土曜と休日及び天候の悪い日を除くB暫定滑走路南北からの着陸進入飛行は延べ80回程度、一日あたり最大で10回程度実施するC滑走路末端から約400メートル付近で40メートル前後の高度を飛ぶ・・などの実施要綱が書かれている。このようになんらためらいもなく、東峰地区の民家や鶏舎の真上40メートルを飛ぶと言い放っているのだ。このような暴挙を絶対に許すことはできない。
 この間の軒先き工事に対して東峰農民と住民は、毅然たる態度で即時中止を求め続けてきた。公団は、東峰住民たちをたたき出すことが困難とみるや、今度は試験飛行による物理的な強迫行為を今年いっぱい続けながら、集中した追い出し攻撃と包囲を強めようと策動している。扇国土交通相と空港公団総裁中村は、当初計画の2500百メートル滑走路の早期完成(北側に延長した800メートルを併せると3300メートルになる)に向けて工事をさらに押し進めていくことを表明した。さらに成田市と地元利権屋集団たちは、こぞって権益拡大にむけて東峰農民に対する追い出しのために徘徊している。このような政府・公団・利権屋集団が一体となった攻撃を許さず、東峰農民と住民に連帯し、東峰現地に駆けつけよう。
 三里塚・暫定滑走路に反対する連絡会は、11月18日(日)、午後1時半、東峰共同出荷場で「暫定滑走路供用開始阻止・試験飛行反対東峰現地行動」を呼びかけている。米英軍によるアフガニスタン空爆の開始から、地上戦への拡大と日本の自衛隊の参戦にむけた米軍支援法の強行成立をねらうという緊迫した状況下、反戦反安保の闘いと三里塚闘争の結合を意識的に作り出しながら、11・18東峰現地行動に結集しよう。(Y)


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