佐渡旅行記 

2003年 8月 初めて佐渡へ行きました


< 佐渡奉行所 >

「さびれたお寿司屋さん(?)」を探していた時、
突如目の前に奉行所が現れました!
それが・・とても立派で歴史的な建造物。
もちろん復元なのですが、「昼食後に行こう」と意見がまとまり
みんなで出かけました。




後で説明してくれた係りの人が言ってましたが、
江戸時代の頃はここを出入り出来たのは
たいそう位の高い人のみだったそうです。
罪びとや庶民は、それぞれ横に別な入り口があったとか。







当時に使われていた木の名残。
奉行所は佐渡の相川町にありますが
この相川は何度か大火に遭っているそうです。
その度に奉行所も焼けてしまい、その度に建て直しました。




こちらがいちばん格式のある部屋だそうです。
私たちはここに座って、写真を撮ってもらいましたが
一段高い所には、もちろん当時は位の高い人が座りました。



この奉行所は、入り口の看板に記載のある通り
国や県からの補助を得て、かなり忠実に再現しています。
(10年間で数十億の予算を取っているそうです)

日本では奉行所跡はどこにも残っていないので
観光目的ではなく、後世に残すための貴重な取り組みだそうです。
ですから漆や塗りなど、数々の装飾や細工は
例えば日光東照宮などの専門の職人に依頼したり
手間ひまをかけて再現されています。




この塗りの色も、とても美しかった・・。







立派なおトイレ!!
そう言えば信玄ゆかりの立派なトイレなど
話には聞いたことがありますよねぇ。




こちらはお白洲(しらす)。
江戸時代、奉行所の罪人を取り調べた所に
白い砂が敷いてあったところ。
時代劇ではここは土や地面であったりしていますが
正確にはこのような白い砂を敷き詰めたようです。
(身の潔白を示したり、「嘘偽りは申しません」という意味で)

手前の方が説明をしてくれた男性。
説明を聞きながらふと、「この人は公務員かな。
それともボランティアかな。それとも・・奉行所おたく?」
なんてくだらないことを考えていました。ヽ( ̄▽ ̄)ノ