< 佐渡奉行所 >
「さびれたお寿司屋さん(?)」を探していた時、
突如目の前に奉行所が現れました!
それが・・とても立派で歴史的な建造物。
もちろん復元なのですが、「昼食後に行こう」と意見がまとまり
みんなで出かけました。
後で説明してくれた係りの人が言ってましたが、
江戸時代の頃はここを出入り出来たのは
たいそう位の高い人のみだったそうです。
罪びとや庶民は、それぞれ横に別な入り口があったとか。
当時に使われていた木の名残。
奉行所は佐渡の相川町にありますが
この相川は何度か大火に遭っているそうです。
その度に奉行所も焼けてしまい、その度に建て直しました。
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こちらがいちばん格式のある部屋だそうです。
私たちはここに座って、写真を撮ってもらいましたが
一段高い所には、もちろん当時は位の高い人が座りました。
この奉行所は、入り口の看板に記載のある通り
国や県からの補助を得て、かなり忠実に再現しています。
(10年間で数十億の予算を取っているそうです)
日本では奉行所跡はどこにも残っていないので
観光目的ではなく、後世に残すための貴重な取り組みだそうです。
ですから漆や塗りなど、数々の装飾や細工は
例えば日光東照宮などの専門の職人に依頼したり
手間ひまをかけて再現されています。
この塗りの色も、とても美しかった・・。
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立派なおトイレ!!
そう言えば信玄ゆかりの立派なトイレなど
話には聞いたことがありますよねぇ。
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こちらはお白洲(しらす)。
江戸時代、奉行所の罪人を取り調べた所に
白い砂が敷いてあったところ。
時代劇ではここは土や地面であったりしていますが
正確にはこのような白い砂を敷き詰めたようです。
(身の潔白を示したり、「嘘偽りは申しません」という意味で)
手前の方が説明をしてくれた男性。
説明を聞きながらふと、「この人は公務員かな。
それともボランティアかな。それとも・・奉行所おたく?」
なんてくだらないことを考えていました。ヽ( ̄▽ ̄)ノ
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