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いつも楽器と出会って音色を聴くまで、
そして触れるまでは緊張の一瞬です。
パイプオルガンを全く試奏なしにコンサート・・
ということはさすがにほとんどありませんが
リードオルガンですと、その場で「こんにちは」も
少なくありません。
佐渡教会の楽器は、とてもまろやかで優しい音色でした。
それは島に足を踏み入れた時から感じた
時間の流れのゆっくりさやまわりの風景の優しさと
どこか重なっているように思えました。
佐渡教会の会堂は小さいもので、
2−30名が入るといっぱいになってしまいます。
でもこの規模にはぴったりの楽器のスペックでした。
コンサートにはもう少し迫力がある楽器でもよいのですが
普段の奏楽には十分なキャパシティでしょう。
<コンサート フォトスナップ (撮影:TAKE)>
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聴衆の皆さんにもリラックスをしていただきたくて・・
いつもお話を交えて曲目の解説をします。
♪ プログラム ♪
J.S.バッハ 「ファンタジー ハ長調 BWV570」
「フーガ イ短調 BWV561」
バッハ/稲森康利「主よ、人の望みの喜びよ」
ヘンデル 「ラルゴ」
スヴェーリンク 変奏曲「我が若き命に終わりあり」
W.T.ベスト 「トランペットファンファーレのフーガ」
ブルックナー 「後奏曲」
ビゼー 「カプリッチョ(奇想曲)」
リスト 「アルカデルトのアヴェ・マリア」
ワーグナー 「ニュルンベルクのマイスタージンガーより」
笹森建英 「ここも神のみ国なれば」
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