ヨーロッパ旅行(報告編)


◆ サン・シュルピス教会 ◆


正直言って、パリがここまですごいとは思わなかった。到着した日にほとんど
どこへも出歩かずに、疲れてホテルで爆睡したのが少し悔やまれる。
しかし「必ずまた来よう」と熱く誓えるのも、またよいことだ。
次も教会&美術館めぐりがいいなぁ。σ(^-^)

お昼の電車でローカルのモンバールの修道院へ移動予定だったので、
午前中は旅のパートナーのみどりちゃんと、パリでは初めて別行動にした。
みどりちゃんはモロー美術館へ行ったが、私は美術館か教会か迷った末に、
やはりまた一つ大オルガンのある教会を訪れた。
メトロの乗り方にようやく慣れてきたら、パリとも一時さよなら。
旅とは案外そんなものかもしれない。



(左側が、一部工事中でした)


訪れたのはサン・シュルピス教会。ここも大オルガンが有名。
現代でも壮大で華麗なオルガンシンフォニーが演奏される、ヴィドール
(1845-1937 フランスのサンフォニスト)もここのオルガニストを勤めた。
ヴィドールのオルガン・シンフォニーで最も有名な曲は、
シンフォニー5番の終曲、トッカータ。
アメリカではバッハの「トッカータとフーガ ニ短調」と同じぐらい
有名で、アメリカ人に愛されている曲だそうだ。

●ヴィドール シンフォニー5番関連サイト
●ヴィドールのプロフィールはこちらのサイト
こちらには画像と仏語の説明
オルガンと聖堂の大きな写真はこちらへ MIDI付き

建物は17−18世紀だが、創立は農民のために6世紀だそうだ! 
教会へはメトロを一つ乗り継いだだけで、スムーズに着いた。
一部会堂の外側が改修工事中で、工事の足場が組んであったのがちょっと残念。
教会の前には噴水があり、ちょっとした広場になっていた。
パリの特徴の一つは、広場があちこちにあるところ。
どこでもほっと出来る空間があって、とても好ましい。



(サン・シュルピス広場。教会の入り口から撮影。
写真で見ても、十分に美しい♪
すぐ近くには、リュクサンブール宮もあるようである。
場所的には、この写真の左手前のあたり。


外に貼ってあったオルガンコンサートのポスターを横目で見つつ、
ドキドキしながら聖堂に入る。明るい陽射しが入り、中ではかすかに
オルガンの音色が聞こえた。オルガニストが楽器の調律を
していたらしい。わずかでも音色を聴けたことが嬉しい。
現在のオルガニストは、ダニエル・ロート
(彼の公式サイトの写真もコンソ−ルや楽器の
画像があって、必見です)

♪オルガンと聖堂の大きな写真は→こちらへ MIDI付き

どこかの学校の生徒たちが、美術の時間なのか懸命にスケッチをしている。
調律にしろ写生にしろ、あまりにも日常的な風景が広がっていて、ちょっと驚く。
でもこんなにも素晴らしい環境で日々過ごせたら、
一体どのような人間になっていくのだろう。
正直、彼女たちが少しうらやましく思えてならない。

●サン・シュルピス教会公式サイト



(この教会はお花の飾り方が独特で、とってもステキでした。)



祭壇の近くにも、お花がたくさん。

あとでカトリックの友人に聞いたのですが、
カトリックでは聖餐台はそのまま「聖餐」に使うので
お花を飾ったりはしないそうです。
だから聖餐台周辺に飾るのですね♪

東京のイグナチオ教会でもそうだったので、
思わず「カトリック飾り」と呼んだら、
友人にうけてしまいました・・。f(^_^)





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