「おんな」にまつわる なーんでも ブックガイド (まき’ず ライブラリーより) |
最終更新日:2003年9月15日 13:35:48 |
〜 たくさんあるので、少しずつ更新します 〜
「はじめて出会う 女性史」加美芳子 (1996 はるか書房) 「女と男の未来が見えてくる。日本女性のルーツに迫る。原始・古代から現代まで、懸命に時代を生きてきた女たちの熱い鼓動と息づかいを、あざやかに再現! 女性史研究の最新の成果に立ち、オール現代語訳でわかりやすく、臨場感あふれるタッチで描く日本女性の通史。」とても読みやすい1冊。マンガを読むような感覚で、どんどん文章が読めてしまいます。「歴史(History)はHis Storyだ」と言われていますが、この本はまさに歴史の陰の存在だった女性たちや庶民の歴史にスポットを当てています。 |
「眠れる森の美女にさよならのキスを 〜メルヘンと女性の社会神話」 マドンナ・コルベンシュラーグ 2800円 (1996 柏書房) (帯からの引用)現代フェミニズムの古典。社会神話の観点からはじめて解きあかされた女と男の性役割の深層心理。 ■17歳の眠り姫 ■白雪姫と母の影 ■シンデレラと女の仕事 ■美女の野獣祓い など |
「<人間>を超えて 移動と着地」 上野千鶴子 中村雄二郎(1994 河出文庫) 「老い」「セクシュアリティー」を中心テーマに、40歳を間近にした女性社会学者と60歳を目前にした男性哲学者が、18回にわたって交わしたラディカルな往復書簡。切り離すことのできない「老若」と「男女」の問題の深層を探る刺激的な 快著。 |
「ミッドナイト・コール」上野千鶴子(1993 朝日文庫) 言わずと知れた上野千鶴子。個人的に、彼女の文章は好き。すごく頭の回転が早い人だし、読んでいてスカッとする。この本は著者が<私>とその周辺について初めて語る、読みやすいエッセイです。 |
「女という快楽」 上野千鶴子 1900円 (1986 けい草書房) (帯からの引用)<女と男の関係の解放>を説きつづけ、時代の稀有な転換点をスリリングな発見と共に生きたフェミニストのすべて。 |
「発情装置 〜エロスのシナリオ」 上野千鶴子 1900円 (1998 筑摩書房) (帯からの引用)人はなぜ欲情するのか? もはや<対>幻想の時代は終った−ブルセラ、援助交際、セックスレス・・・・・地滑りを起こしたように変わっていく性意識。その構造を読み解く鍵とは? 20世紀というエロスの世紀を、快刀乱麻を断つごとく上野千鶴子が鮮やかに跡づける。 出版直後に、面白くてむさぼるように読みました。今改めてまた読み返したいです。 |
「東大で上野千鶴子にケンカを学ぶ」 遥 洋子 1400円 (2000 筑摩書房) (帯からの引用)知る人ぞ知るケンカの達人・遥洋子が、そのケンカ道にさらに磨きをかけようと、東大・上野ゼミに入門。今、明かされる究極のケンカ道とは? フェミニズムの真髄とは? 格闘技としての学問に分け入り、心の中で「ドーン」と音がするほどの感動を味わったタレントの、涙と笑いの抱腹エッセイ。 遥さんの一世を風靡した(?)エッセイ。コミカルでシビアで・・とても読みやすいです。 |
「きっと変えられる性差別語 〜私たちのガイドライン」 上野千鶴子 + メディアの中の性差別を考える会 編 1500円 (1996 三省堂) (帯からの引用)もう差別語狩りとは呼ばせない! アメリカの性差別ガイドライン運動も紹介 新聞用語のどこがひっかかる? こうだったらいいな、女たちからの対案集! 出版されてすぐにみつけて読んだけれど、「女性とメディア」の視点から、とても読みやすくて分かりやすかったです。 |
「主婦になりきれない女 〜中流核家族からのRun away」 橘 由子 1500円 (1999 ブロンズ新社) (帯からの引用)男女平等と育てられたのに結婚したらやっぱり「主婦」。みんな心のどこかで「私は主婦になりきれない」と感じているのだ。 この本はきっと、いわゆるフェミニズムの本ではないです。でも「読みもの」としても、とてもよかった! 特に私たちの中に知らず知らずに巣くっている「職業差別」についても、しっかりと描かれています。有名大学を出て幸せな結婚をした著者が選んだのは・・離婚とその後の生活について語っています。 |
「『主人』ということば 〜女からみた男の呼び方」 編集者:福田真弓 1500円 (1993 明石書店) 1992年か1993年、まだ新婚間もない頃。あるグループの方が、我が家に泊まられました。それぞれに自己紹介をして、私が何気なく「主人が・・」と言ったら、「あなたは『奴隷』ですか?」と突っ込まれちゃった。当時は何のことやらさっぱり・・!? でもその後学生YMCAとの新たな出会いを通して、「主人・奥さん」ということばの何気なさに隠されている問題の奥深さに次第に気付かされたのでした・・。そんな頃の私が、必死に読んだ1冊。f^^*) でもとても軽めで読みやすい♪ |
「男と女 変わる力学 〜家庭・企業・社会〜」鹿野 敬 (1989 岩波新書) 父親像の変化、「就社」から「就職」への兆し、働く女性の急増、フレックスタイムの導入、結婚観の多様化、夫婦別姓の胎動・・・。著者はこの20年、「日本経済新聞」記者として、一方で男性企業戦士たち、他方で専業主婦と働く女性たちの動向と変遷を追跡してきた。新しい波に見舞われる企業と家庭の現場から、最新のデータとともに現状を報告する。 |
「シングル・ライフ 〜女と男の解放学〜」海老坂 武 (1986 中公文庫) この本はちょっとショックで、そしてすごく新たな一面を与えられました。私たち はどうしても「結婚が当たり前」と思ってしまいがちだけど、この著者は結婚という 制度的関係を超えた愛とは?、シングルの利点、愉しみ、マイナス面を軽妙に語り、 社会的背景やフェミニズムを考察する、男性による初のシングル論。 |
「フランス家族事情 〜男と女と子どもの風景〜」 浅野素女 (1995 岩波新書) 男が、女が、自由を手にしたとき、「家族」が揺らぎ始めた。結婚制度を振り切り、恋愛も子づくりも思いどおりになると信じた男女がはまった、深い罠。非婚カップル、シングル・マザー、再婚・再再婚家族、人工授精にすがる女性。試行錯誤する人々の姿を、医師など専門家の分析を織り込んで描く。 |
「結婚と家族 〜新しい関係に向けて〜」 福島瑞穂(1992 岩波新書) 夫婦、親子など家族のあり方が、いま大きく変わろうとしている。戸籍とは、そもそも何なのだろうか。結婚、扶養、相続、お墓などに関する家族法はどうなっているのか。豊富な実例を通して、それらをやさしく解説し、夫婦別姓など新しい家族のあり方も紹介する。気鋭の女性弁護士が、しなやかな感性で問いかけるメッセージの書。 |
「楽しくやろう 夫婦別姓」 福島瑞穂・榊原富士子・神沢恵子(1989 明石書店) 「夫婦別姓」・・。一時に比べれば、私のような「通称別姓」の人、また「事実婚」カップルも確実に増えています。でも結婚をする前に考えたいなら、まずはこの1冊! 既にスタンダードな本?として定着しているかな。 ★私が「竹佐古」を名乗るワケ |
「別れるかも」福島 瑞穂 (1997 婦人生活社) 「女は『別れ』で強くなる。愛情の切れ目は縁の切れ目。だから、別れは人生の仕切り直し。『別れるかも』と思ったときの気持ちの整理と癒し方、生き方など別れでいやな思いをしないための、福島瑞穂の元気の出る離婚講座。」 パートナーの本棚にこの本があったら、あなたはびっくりしますか? 私はむしろ「別れない」ために(うーん、必要があったら「別れて」もいいと思うけど)この本を購入。いちばん問題なのは、男性も女性も「この人は絶対大丈夫」と思いこむことかな・・と思っています。離婚マニュアル付き、マンガ付きでとても読みやすい! |
「婦人・女性・おんな 〜女性史の問い〜」 鹿野政直(1989 岩波新書) 婦人から女性、そして「おんな」へー女性の占める位置は呼び名とともに近代以降大きく変化してきた。家族・職場の変容など新しい問題に直面して、女性をめぐる論議も活発である。長年女性史研究に携わってきた著者が、これまでの女性の歩みを振り返り、婦人問題研究から女性史、フェミニズムにいたる論点を整理して今後の展望を試みる。文章は分かりやすく、しかも男性からの視点も入っていて、なかなかの本。 |
「女たちのアジア」 松井やより (1987 岩波新書) フィリピンのアキノ大統領を支える多くの女たちの不屈の闘い、プランテーションや近代工場の労働のきびしさ、貧困ゆえに性的搾取にさらされ、あるいは海外出稼ぎを余儀なくされる人々の痛み−女性記者として初めてアジアへの特派員となった著者が、各地で出会った女たちの肉声を通して、アジアの女性解放の胎動を伝える。 |
「同性愛の基礎知識」 伊藤 悟(編集協力 やなせりゅうた) (1996 あゆみ出版) 「これまで手軽に読めて同性愛・同性愛者についての誤った認識を改められる本はなかったのです。そういう本がぜひとも必要だと思い、この本を書くことを決意しました。同性愛の問題は、ただ性的指向が違うということだけではなく、エイズ問題はもちろん、人間関係の問題や女性問題、そして、マイノリティおよび一般の人々の人権の問題と深いつながりを持っています。同性愛者は、いつでも、どこにでもいて、人間らしく生きる権利をもった『人間』なのです。」(はしがきより) イラスト入りで、コンパクトで読みやすい。「最初の1冊」にいいかも。 ●やなせさんと伊藤さんのホームページ(すこたん企画)はこちら |
「<男らしさのゆくえ> 男性文化の文化社会学」 伊藤 公雄 (1993 新曜社) 「男性性の危機の時代。男たちの未来にはどのような選択があるのだろうか。それは男たちにとっての重要な課題であるとともに、女たちにもまた、無視して通れない課題になろうとしている。『女性問題』のさらなる深化の時代であるとともに、いまや『男性問題』の幕開けをむかえようとしているこの1990年代を、読者である『あなた』はどのように生きるのか。」(はじめに より) 「女性」について考えていたら、やっぱり「男性」についても考えて行かざるを得なかった。この伊藤公雄さんは日本でも先駆け的に「男性学」に取り組まれた方の一人。 |
「男性学入門」 伊藤 公雄 (1993 新曜社) 「『男』はつらいか!? アメリカで流行の『男の生き方革命』。京大・大阪大etc<男性学>講義に学生殺到! 全国の市民講座で熟年男女に大人気!! 初の決定版入門書。『男』が傷ついている男性に。『彼』の本当の姿を知りたい女性に」 データも豊富で、読み応えのある1冊。女も男も・・辛いですねえ・・(^_^;。 |
「反戦漫画傑作集 正しい戦争」 石坂 啓 (1991 集英社) 漫画家石坂 啓さんの作品集。週間ヤングジャンプに1983〜1989年に収録されたもの。「慰安婦」のことも取り上げられています。 |
「『慰安婦』問題 Q&A 〜『自由主義史観』へ 女たちの反論」 アジア女性資料センター編 (1997 明石書店) 薄いブックレットで、読みやすい。内容はT 基礎編(「慰安婦」問題 Q&A)、U 反論編(「ゴーマン」史観、ここがおかしい)、V 資料編の3部構成。執筆者は川田文子さん、鈴木裕子さん、西野留美子さん、松井やよりさんほか。イラストは石坂 啓さんです。 アジア女性資料センターのサイト |
「写真記録 破られた沈黙 アジアの『従軍慰安婦』たち」 伊藤孝司編著 (1993 風媒社) (帯からの引用)死と隣り合わせの恐怖の中、人間としての尊厳を奪われ、日本軍の「性的奴隷」=「従軍慰安婦」にされた女性たち。当時の朝鮮・台湾・中国・インドネシア・フィリピンなどの、40名にのぼる被害者の写真と証言による初めての記録集。決して終わらない彼女たちの「戦後」が、日本の過去と現在を根底から問う! 私が以前所属していた日本キリスト教団浪岡伝道所では、数年前にインドネシアで「慰安婦」にさせられたマルディエムさんという方をお招きし、「証言を聞く会」を持つことが出来ました。ウチに泊まっていただいて、言葉が通じないながらも貴重な交わりのひと時を与えられました。 |
「従軍慰安婦」 吉見義明 (1995 岩波新書) 「日本が過去にやったことを、日本や韓国の若者に知ってほしい」−日本政府の謝罪と補償を求めて提訴した韓国人元従軍慰安婦の一人はこう語った。軍慰安所はいつどこにつくられ、日本軍・日本政府はどのように関与したのか。また実態はどうであったか。関係公文書を丹念に収集・分析した著者が、回想や聞書をあわせて、全体像を描き出す。 |
「売春の社会学」 J−G.マンシニ/寿里 茂 訳(1964 白水社) 売春問題は戦後では、いわゆるザル法とまでいわれる売春防止法(1956年)の制定をめぐってかつて大きな社会的関心を呼んだこともあった。最近では売春企業はそれこそ深く静かに潜航してしまったが、売春自体はかえってひろまっている。 この問題が決してわれわれの社会の恥部ではなくなったなどというわけではなく、実はもぐりのあるいは公然と組織されないまでも、いわゆる管理売春が広範囲にひろまっているという事実にもとづいている。その実態はかつて以上に摘出しがたいものとなっているように思われる。(訳者はしがきより) |
「魔女と聖女 〜ヨーロッパ中・近世の女たち」 池上俊一 (1992 講談社現代新書) 2001年初渡欧を終えて、間もなく出会ったのがこの本です。西洋絵画の美しさと素晴らしさに酔いしれた私でしたが、この本との出会いによって、キリスト教から始まった「差別」や「聖女と魔女の2面性(表裏一体)」に気づかされました。聖女にされる女性がいる一方で、魔女や追いやられる女性たちがいる・・。この事実に敏感でありたいと思います。 |
「子どもを産む」 吉村典子(1992 岩波新書) 体外受精、代理母、あるいはラマーズ法、東洋医学の発想をとり入れた出産・・。いまお産のあり方は、大きく変わりつつある。長年、離島や山村、そして韓国など海外で調査を重ねた著者が、自らの3度の出産体験をまじえながら、お産のメカニズムや歴史、不妊治療や最先端技術による出産の現状を語り、広い視野から「いいお産」を考える。 |
「産まない選択 〜子どもを持たない楽しさ〜」 福島瑞穂[編] (1992 亜紀書房) 産む人生も産まない人生も等価値だ! 「子持ち女一人前説」「子育て自己成長説」にも意義あり! 「子どもは女の人生の選択課目」と考える現代女性の痛快ホンネ決定版。 |
「落第子育てノート」福島 瑞穂 (1996 主婦の友社) 「別姓ママから一人娘へ。結婚届を出さないパートナーとの間に女の子が生まれて家族になった・・・。弁護士・福島瑞穂が本音でつづる。」 弁護士としてTVなどでも大活躍の福島瑞穂さんの子育てエッセイ。読みやすい! 福島さんはエリート女性だと思うけれど、でもエリートとしての自覚と責任をきちんと果たしておられるな・・と私なりに感じています。彼女のように「バリバリ」は無理でも、それぞれが「私らしく」生きていきたいですね☆ |
「弱き時にこそ 癌を告知された夫婦の日記」 澤 正彦・金 纓 (1989 日本キリスト教団出版局) 肝臓への癌の転移−その絶望の闇を神への希望に変えて世を去った牧師とその妻の日記。今日1日を主にゆだねて。 |
「マンガ 愛ちゃんの ボランティア 神戸日記」 たけしま さよ (1995 アース出版局) この本は「災害からいかにわが身を守るか」ではなく、「遭ってしまった後、私はどう生きたいか」を考えるためのものと思います。漫画に書かれているのは、限りなく事実に近いフィクションです。ですがすべて真実です。高い所から見て災害を恐れるのでなく、地面を歩いて人々と話すことによって、私は神戸ですばらしい宝を得ました。(あとがきより) |
「11月のほうせん花 在日オモニの手記」 皇甫 任(ファンボ・イム) (1991 径こみち書房) オモニ(朝鮮語で「お母さん」)たちが日本に来てから長い時間が流れました。40年、50年、60年という人もいます。なぜオモニたちは日本に来たのでしょう。年をとった人ばかりでなく、オモニたちの子どもや孫にあたる、日本で生まれ育った朝鮮人がいます。日本に生活している朝鮮人を、「在日朝鮮人」、「在日韓国人」といいます。70万人とも、それ以上ともいわれています。なぜこんなにたくさんの朝鮮の人々が日本に暮らすようになったのでしょう。(まえがきより) |
「アイヌとして生きて」 語り:白沢ナベ (日本キリスト教団教育委員会) 私たち日本人は、アイヌの人たちをどのように差別してきたか、その中でアイヌの人たちはどうやって生きてきたのか、千歳川のほとりで88年間暮らしてきたアイヌのおばあちゃん、白沢ナベさんの語り。ナベさんはアイヌ民族の口承文学の数少ない伝承者の一人。残念ながら、天に召されました・・。小学生にも読めるように、分かりやすく編集されている。 |
「ハルコロ」 原作:本田勝一 監修:萱野 茂 画:石坂 啓 (1992 潮出版社) 自然のなかのさまざまなカムイたちに育てられ成長していくアイヌの少女の物語。コミックです。アイヌ民族への理解を、少しでも深めるために・・。 |
<アイヌ 関連書籍> ◆「チキサニの大地 〜アイヌ民族の歴史・文化・現在」 (1994 日本キリスト教団出版局) 宮島利光 ◆「アイヌ民族と日本の歴史 〜先住民族の苦難・抵抗・復権」 (1996 三一新書) 宮島利光 ※「チキサニの大地」の加筆・修正版のような内容になっています。 →宮島先生の滝川二の坂伝道所の様子 →アイヌモシリを訪ねて・・ |
「女性の人権 アジア法廷 人身売買・慰安婦問題・基地買春を裁く」 「女性の人権」委員会編 (1994 明石書店) 1995年の春から、学生YMCAのパートタイムのスタッフとして関わるようになりました。私にとって初めて読んだ「女性の視点」の本が、これだったかもしれません。ジェンダーや性・女性について考える学生YMCAグループ、「ミリアム」の学習会の課題図書でした。内容はとてもシビアで、ちょうど「慰安婦問題」が日本でも明るみにされ取り上げられてきた頃に、重なっています。日本の私たちが「知らずに」済んでしまっている、多くの出来事を「女性の人権」という視点から、厳しくレポートしています。 |
「沖縄の女たち 〜女性と人権と基地・軍隊」 高里鈴代 (1996 明石書店) 1997年の2月に、日本YWCAの「沖縄の旅」に参加し、これまで知りえなかったたくさんとショックとそして出会いを与えられました。その旅で購入した本の一つがこれ。翌年の1998年には学生YMCAの夏期ゼミナールという会合で、講師に高里さんをお迎えし、直接にお話を伺うことが出来ました。高里さんは本もお話も共通点があって、それは「とてもわかりやすい言葉で、しかも説得力がある」ということです。決して難しい言葉がぽんぽんとは飛び交いません。女性ならではの粘り強いスタンスで、これまでもそしてこれからも闘っておられる方です。私たちも後に続きたいな・・☆彡 |
「アジア・女性・沖縄が問う日本」 安齋育郎・松井やより・ほか (1996 かもがわ出版) |
<沖縄 関連書籍> ◆「27度線の南から 〜沖縄キリスト者の証言」 (1971初版 2000再版 日本キリスト教団出版局) 日本キリスト教団沖縄教区編 ◆「新版 沖縄・反戦地主」 (1986初版 1995新版 高文研) 新崎盛暉 ◆「命こそ宝 〜沖縄反戦の心」 (1992 岩波新書) 阿波根昌鴻 ◆「沖縄は訴える」 (1996 かもがわ出版) 太田昌秀 沖縄県名桜大学入学式における講演会に加筆を加えたもの。写真などの資料も満載、でもとてもコンパクトで読みやすい1冊。お薦めです。 |
<青森県 関連書籍> ◆「青森県の歴史 (県史2)」 (2000 山川出版社) 長谷川成一/村越 潔/小口雅史/斎藤利男/小岩信竹 斎藤利男さんは弘前大学の教授で、日本キリスト教団の教会のメンバー。知ったお名前を目にしたので思わず手にとって見たのですが・・今まで知っていそうで知らなかった青森の歴史がぎっしり! お薦めの1冊です。 |