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第29回シンポジウムのご案内

第29回人権と報道を考えるシンポジウム

「壊憲と報道」奥平康弘さん講演

2013年12月14日(土)午後1時半~5時

場所:東京学院3階(東京・水道橋)

人権と報道・連絡会主催の「第 29回人権と報道を考えるシンポジウム」の開催要項が決まりました。テーマは「憲法改悪と〈知る権利〉――メディアは〈壊憲〉に立ち向かえるか」。12月14日後1時30分から、会場は東京学院3階(水道橋)。

●シンポジウムの趣旨

 1947年の施行から66年、平和憲法が重大な危機を迎えています。第2次安倍晋三政権は、原発再稼働へ、米軍基地増強・辺野古基地新設へ、TPP参加、消費税増税へと、次々超反動政策を実行に移しています。

 その総仕上げが憲法破壊=安倍壊憲です。自民党は衆参の政権公約に「憲法改正」を掲げました。自民党改憲草案が狙うのは、憲法を「権力を縛るものから国民を縛るものに」変えることであり、目標は9条改悪を中心とした「米国と一緒に戦争ができる神の国」作りです。

 安倍自民党は、その突破口と して改憲発議要件を「各議院の3分の2以上の賛成」から「過半数」に変える「96条先行改正」には失敗しましたが、「壊憲」を捨てたわけではなく、明文改憲までの間、実質改憲に向けて着々と布石を打っています。

 その一つが、「集団的自衛権の行使容認」です。内閣法制局長官の首をすげ替えるなどし、来年春の「国家安全保障基本法制定へ準備を進めています。もう一つ、安倍政権が企む「実質改憲」が憲法21条(集会・結社・表現の自由)の無化です。自民党改憲草案は21条に「公益及び公の秩序を害することを目的とした活動を行い、並びにそれを目的として結社することは、認められない」という、それ自体、表現の自由と真っ向から対立する条件を付けました。

 これは、あらゆる表現活動に、警察・検察の恣意的判断で、「公の秩序を害する」として規制をかけることを可能にするものです。その先取りが「特定秘密保護法」。権力にとって都合の悪い情報をすべて「国家秘密」に指定し、その公開を求める活動を「犯罪」に仕立てるもので、民主主義の根幹である市民の「知る権利」を奪おうとしています。

 憲法21条改悪、「特定秘密保護法」を中心とする動きをどうとらえるか、私たちはそれにどう立ち向かうか。「知る権利」の観点から、市民・メディアはどう安倍壊憲と闘うべきか。

 本シンポジウムでは、「知る権利の開拓者」奥平康弘さんに、「憲法とメディア」をめぐって問題提起していただき、憲法・メディア研究者、ジャーナリスト、会場の参加者の間で議論します。ぜひご参加ください。

【講演】

奥平康弘さん(東京大学名誉教授)
【パネル・ディスカッション】

◆奥平康弘さん

◆長峯信彦さん(愛知大学教授)

◆米倉外昭さん(新聞労連副委員長、琉球新報記者)

◆浅野健一さん(同志社大学教授、人権と報道・連絡会世話人)

◆司会:山口正紀 (人権と報道・連絡会世話人)

主催 人権と報道・連絡会

 

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最終更新:2013年11月6日 人権と報道・連絡会