自治労音協通信

6  NO50号/2003.6.1発行

2002年度自治労なかまのうた選考結果 『この指とまれ』が佳作に 応募少なく入選なし

 

 自治労本部は3月21日第28回年度)自治労仲間の歌の選考会を行いました。
2002年の仲間の歌は、機関紙『じちろう』への掲載が漏れてしまったためか応募が3点しかなく、再募集がされましたが、結局新たな応募もないまま、年度末ぎりぎりのこの日選考することになりました。
選考の結果、入選は対象なし、佳作1点、紹介曲1点となりました。
応募が少ないだけに、すべて佳作でもいいのでは、という意見もありましたが、やはりある程度の水準をということで、厳しい選考になりました。
なお、選考には日音協から吉田隆さん、自治労音協から松本事務局長、そして自治労本部から及川青年部長があたりました。


◆選考結果

佳作曲 『この指止まれ』 詩・曲 川上雅生(広島・東光会職労)紹介曲 『中央大交流集会のテーマ』 詩・曲 西藤安彦(滋賀・守山市職労)


★選 評  吉田 隆(全逓音楽協議会)

「この指とまれ」
題名のつけかたが」うまいです。どんな曲なのか期待ができる題名です。曲調もフォーク調のメッセージソングでつい耳を傾けてしまう雰囲気をもっています。曲構成で細かいところですが、さびの「come on」のところは1小節あけずにたたみこんだほうが説得力があると思います。ディプパープルの曲みたいですが。歌詞の構成ですが、訴えている方、言われている方の人称がフレーズごとに変わってしまうのが気になります。全くの分散詩ならもっと脈をなくすべきですし、全文を関連させるなら一考が必要です。

シンガーソングライトの曲というのはこういう傾向がどうしてもできてしまいます。詩・曲を同時に創っているようでも内部では曲が先なんですね。一応の完成をみたあとにメロディなしで詩だけをみて検証してみることも必要だと思います。



「中央大交流集会のテーマ」

覚えやすくリズミカルなメロディで今風のテーマ曲というねらいは出来上がっていると思います。音域もちょっと低めだとは思いますが、男性も女性も同じ音域で歌えるというのも曲の性格上ぴったりでしょう。さびから始まる曲構成も同様です。
ただはCメロはちょっと余分な気がします。歌詞には色々と注文があります。部外漢には「中央大交流集会」がなんなのかがなんとなく想像はつきますが、いまいちわからないですし、「うれしい、たのしい」のは集会そのものなのか、いわゆる夜の交流を指しているのか、
まあ後者だとは思いますが…こちらの頭が堅いのかもしれませんが、Cメロの歌詞はもう少し言葉を少なくしてさりげなくAメロかBメロに折り込んだほうがいいかと思います。

なんとうシアター  南島 劇場 青春篇    ”癒しよりも元気をあげる! ”与那国COWBOYS 製 作 ・ 監 督  島  洋 一

観賞前に、この文章を一読されますと、映画の内容がより深く、より面白く御覧になられると思います。それでは、作品同様、お楽しみくださいませ。

◇あらすじ
1995年4月、日本最西端の島、与那国島から二人の兄弟(タカシとサトシ)が闘牛を連れて、石垣島の高校に入学した。牛を育てながら学校生活を送り、牛と共に卒業し、島を巣立っていくまでを追った青春ドキュメント・ドラマストーリー。

◇出演者・スタッフ紹介
●嘉那原兄弟

○敞(タカシ)・1979年4月生まれ
○聡(サトシ)・1980年3月生まれの年子で二人は同級生。タカシは六人兄弟の三男、サトシは四男で下に妹が二人いる。
映画を見てもらえれば一目瞭然だが、何事にもガッツあふれるタカシと、おっとりマイペースなサトシと性格は対照的である。
市原教孝(いちはら・のりたか)
 タカシたちの与那国中学時代の担任で、この作品のなかで重要な語りべで出演している。

宇良部花形(うらぶはながた)  タカシたちの愛牛。高校入学時に連れてきた宇良部嵐と交換して与那国島からやってきた。タカシたちが高校を卒業するまで一緒に行動を共にしてきた相棒である。

島 洋一(製作・監督・構成・編集・撮影・照明・録音・メイン・スチール・インタビューアー)
 1976年6月、山口県出身。高校時代から8ミリカメラを回しはじめ今まで二本の作品を作る。24才の時、のべ二年かけて海外放浪し、26才で沖縄に渡り、映画の題材を求めて各地を周っていたころ、中学時代のタカシたちと出会う。タカシたちが高校二年まではスチール写真で彼らを撮っていたが映像で残すべきと判断し、デジタルビデオ・カメラで一年以上撮影する。ドキュメント、ビデオ撮影、長編とすべて初の試みであったが、長い年月を経て、ようやく完成した。
 現在、次回作の劇場用映画の取材を行っている他、タカシをスイスで行われている雌牛の闘牛大会に勢子として参加させる番組を作ろうと目論んでいる。(求む、協力者・スポンサー!!)

Baby★Baba(エンディング・ソング)1969年 新潟県出身。 アマチュアミュージシャンで新潟市職員でもある。
 1995年に作った「清掃作業員の唄」が有名になり、全国的に知れわたる。1997年に石垣島でライブを行なったのをきっかけに交流を深める。毎週日曜の正午、新潟市内に流れる信濃川のやすらぎ堤でライブを行い、もう9年以上も続けている。
 エンディングに流れる「プレゼント」は、この映画のためにアレンジされたシネマ・バージョン用でもある。

http://members.tripod.co.jp/sekaimannta/index-5.html
電話0908ー83ー9987


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