不戦へのネットワーク


不戦へのネットワーク会報 81号編集後記

編集後記                                                           
■今マスコミは、朝鮮が日本からのお金を欲しがっている、というような報道をしている。朝鮮は自主権を大事にする国であり、お金のためにへつらうような国ではない。正常化交渉をする場合、植民地時代と戦後朝鮮に与えた大きな不幸災難を公式に謝罪し償う必要あることを忘れてはならないと思う。(F)■4月27日の南北首脳会談で出された「板門店宣言」はこれからの朝鮮半島にとって平和と南北統一が達成されるかどうか非常に重要な意味を持っていると思う。様々な思惑が入りまじり平たんではないと思うが、同じ民族が半世紀以上の分断をされている異常な状態が1日でも早く解消するようにと心から思う。■南北首脳会談が行われた同じ日の午後からは朝鮮高校無償化裁判の判決。原告の請求はすべて棄却。判決はわずか数秒だったとのこと。「明玉弁護団事務局長は、朝鮮高校生に裁判に勝てず、更に困難な状態を続けざるを得ないことを、嗚咽をこらえて話された。謝らないといけないのは、このよう差別と排外主義がまかり通っているこの日本社会を許している私たちではないか、と思う。■それにしても、南北首脳会談をめぐる日本政府の対応は何とご都合主義でマスコミの報道も酷いものだ。妨害勢力にならないように私たちのやることは多いはず。■森友問題での文書改ざんと隠ぺい、自衛隊の日報の隠ぺい、果てはセクハラ官僚などなど、本当にひどい政権だ。すべて安倍が絡んでいるのにまだ支持率が30%代もある。そのことが本当に不思議。その現実が本当に怖い。■4月23日から1週間、辺野古のキャンプシュワブゲート前で500人行動が行われた。ネットのメンバーも何人か参加した。機動隊の暴力的な排除が行われ、けが人や逮捕者も出たとか。名護市長選の敗北の影響か工事の進捗の影響か、いつもは座り込もの人も少なくなっている。11月の県知事選挙も控えて翁長知事の病気も心配だ。高江の機動隊派遣の裁判は5月14日。踏ん張り時だ。■2月24日、不戦ネットの総会を行いました。方針の質疑で「安保条約」の問題を真正面から取り組んでいってほしいという意見が出ました。安保の最前線は沖縄はもちろんですが、本土の米軍基地と自衛隊の実態を学習する連続学習会を持ちます。ぜひ、参加を。■世の中は連休。私は仕事。加えて集会や会議、ニュースの編集・・・・あ〜。(山本)


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