沖縄に新しい基地が!
普天間基地の返還が決まったにも拘わらず、日本政府とアメリカは沖縄北部にある名護市の沖にあたるキャンプシュワブ水域内辺野古沿岸域へ新しい基地をつくろうとしています。
機能強化される新しい基地
作られようとしている基地は、アメリカ国防省によると「海上施設とすべての建造物は40年間の運用年数と200年の耐用年数を持つよう設計されている」としています。また新しく配備されようとしている垂直離着陸機MV22オスプレイは現在のヘリよりスピードが2倍・航続能力5倍・積載能力3倍の能力を持っており、36機も配備されようとしています。
県内移設反対が多数
97年、名護市民は市民投票で名護への移設にNO!の声を上げました。昨年行われた世論調査によっても名護市の住民の59%が移設に反対、59%が名護市民帳票を尊重すべきだと言っています。
私たちの税金で基地は作られます
今だ新たな基地は工法も規模も決まっていませんが、埋め立て方式にすれば1300億円の巨額の費用がかかるといわれています。この費用はアメリカが出すのではなく、すべて私たちの税金で作られるのです。今も米軍基地の維持にかかる費用は「思いやり予算」という名目で日本政府が負担し、年間6619億円(98年度)も負担しています。
名護周辺は自然の宝庫
名護沖には天然記念物で国際保護動物にもなっているジュゴンが生息しています。また、隣接する北部演習場はノグチゲラやヤンバルクイナなど貴重な動植物が多数生息している自然の宝庫です。
基地・軍隊・武力で平和はつくれない!
20世紀は戦争と殺戮の時代でした。この100年間に世界で一億7千万人が犠牲になり、その後遺症は今なお世界の多くの人々の心や体に残っています。21世紀は一人ひとりの命が大事にされ、人権が尊重される世紀にしなければなりません。人殺しのための基地・軍隊では決して平和は作れません。
名護を孤立させないで!
名護住民は、政府の「お金」とあらゆる懐柔の中、基地建設反対の粘り強い取り組みを進めています。日本政府に反対の声をあげること、名護にカンパや激励を送ること、あなたにできることから声をあげて下さい!
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2000年4月25日up
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