ガザ地区への攻撃即時停止及び封鎖解除を求める要請文(2009年1月17日:1・17キャンドル集会参加者一同) |
外務大臣 中曽根弘文殿
私たちは日本政府に対して、2008年12月27日より開始した、イスラエル政府によるガザ地区への攻撃を即時停止すること、及び、2007年以来継続し人道危機を引き起こしているガザ地区の完全封鎖に抗議し、封鎖を解除して食料・燃料などの生活物資の搬入を許可することをイスラエル政府に強く要求することを要請します。
私たちは,以下のことを強く求めます。
1.ガザ地区の住民の生きる権利を守るため、人道危機をもたらす空爆及び地上戦を即時停止することと封鎖をイスラエル政府が解除するよう、積極的に働きかけることを日本政府に要請します。
2.国際社会とりわけ日本政府がイスラエル政府に対して影響力を行使し、人道危機をもたらす攻撃及び封鎖を解除させるように強く要請します。
3.双方の武力行使を強く非難し、パレスチナ側にはロケット攻撃を停止すること、イスラエル側にはガザへの侵攻と空爆による過剰な武力行使を停止するように要求します。日本政府には停戦に対して積極的な役割を果たすことを求めます。
4.日本政府がガザに対する人道支援を強め、さらにパレスチナにおけるラマッラーとガザの二つの政府が和解のための話し合いを行うように、日本政府が仲介することを求めます。
5.日本の政府が市民とともに、パレスチナで活動する非政府組織(NGO)などの活動を支えるように呼びかけます。
6.国連人権理事会が1月12日、ガザに関する緊急決議をおこないました。この決議はいまだ実行されていません。日本政府はこの決議を尊重し、現地調査団の派遣の実現のために努力してください。
7.前記のガザに関する緊急決議に日本政府は棄権してしまいました。イスラエルは白りん弾などの非人道的な武器を使用し、国連施設をも攻撃しています。この不法なイスラエルの攻撃を止めるためには、日本政府の姿勢は消極的に思えます。よりいっそうの外交努力をしてください。
2009年1月17日
=ガザに光を!=
イスラエルの攻撃をやめさせよう!1・17キャンドル集会参加者一同