不戦へのネットワーク 有事法制反対ピースアクション

ただちにガザ地区への攻撃をやめ、封鎖を解除することを求める要請(2009年1月4日:不戦へのネットワーク)

オルメルト イスラエル首相

 私たちは名古屋で平和へのとりくみをつづけている市民団体です。
12月27日にイスラエル軍はガザ地区へ空爆を開始しました。また、1月3日からは地上軍侵攻が開始されました。イスラエル外相は「(地上作戦は)短期間では終わらないだろう」としています。1月3日夜までで440人の犠牲者・死者がでていると報道されています。この数字は、イラクやアフガニスタンでの戦争報道での犠牲者数に比しても、おどろくほど大きな数字です。

 大学や病院、モスク、港湾などが攻撃されています。多くのこどもたちが殺されています。ガザ地区はイスラエル軍により1年近く長期の封鎖が続いています。そのためガザ地区は現在極度の困窮のなかにあります。緊急な人道援助が必要です。この状況での空爆、攻撃はとてもゆるされるものではありません。

 イスラエル政府は、今度の攻撃は「ロケット弾への報復」としていますが、とても納得できるものではありません。無差別攻撃といわざるをえません。世界最高の人口密度をもつこの地域への無差別攻撃はいったいどんな恐ろしい事態をひきおこすでしょうか?

 イスラエル政府はハマスの「ロケット弾攻撃」を問題にしていますが、そもそもガザに住む人たちは、イスラエル建国によって追い出された難民とその子孫です。その問題が「解決」されることなく、1967年からはイスラエルによる占領がつづけられています。これがことの本質です。このことにむきあわないかぎり、イスラエルの平和・安定はありえないと思います。そうでなければ、「殺し続ける」ということにしかならないのではないでしょうか? そうしたことを望んでおられるのでしょうか?

 私たちはとても心配して事態の成り行きをみています。攻撃が拡大しないこと、これ以上の人々が犠牲にならないことを祈っています。

どうかただちにガザ地区への攻撃を停止してください。非人道的なガザ地区への封鎖を解除してください。

2009年1月4日  不戦へのネットワーク


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