イラクからの即時撤退を求める申し入れ書(2007年5月26日) |
航空自衛隊小牧基地司令
浮須一郎様
私たちは自衛隊のイラク派兵中止と、即時撤退を強く求めます。
航空自衛隊はイラク復興支援特別措置法によりイラク戦争に派兵され、C−130輸送機を使ってクウェートからイラクへの空輸の任務を行っているとされています。しかし具体的に何を運んでいるのかその情報は全く明らかにされていませんが、おそらく、米英軍の兵士や武器・弾薬を運んでいるのでしょう。人道復興支援とは名ばかりで、あなた達航空自衛隊の運んだ兵士や武器・弾薬によって、今このときも多くのイラク市民が殺されているのであり、イラク戦争そのものに参戦しているといわなければなりません。
派兵開始から今日まで、幸運にも一人のイラク人を殺すことなく、また殺されることなく、この7月で航空自衛隊の任務は期限切れとなり撤退するはずでありました。しかし、日米同盟の強化をよりどころにする安倍政権は、ブッシュ政権の言いなりとなって、2年間の延長法案を衆議院を通過させました。引き続き自衛隊員の生命を危険にさらそうとしています。1人の戦死者も出していない今こそ勇気をもって撤退すべきです。
部下の生命を守る責任が有る基地司令として、イラク特措法の2年延長の撤回を政府、防衛相に求めてください。
自衛隊員の夫が無事に帰国することを待ち望む家族を悲しませないためにも、イラク派兵の中止と撤退を実現するため勇気を持って行動してください。
2007年5月26日
東海民衆センター