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2006年12月 26日
愛知県知事選立候補予定者 様
愛知県の平和行政についての質問書
不戦へのネットワーク
知事選を目前に控え、日々奮闘をされていることに対し、心より敬意を表します。
私たち不戦へのネットワークは、名古屋市内に事務所を置き、平和や人権の問題に取り組んでいる市民運動グループです。私たちは県民の平和への想いが県政に反映されるよう県への様々な働きかけを行ってきました。とりわけ県営名古屋空港と滑走路を共用する航空自衛隊小牧基地の基地機能が強化されないように県や周辺自治体・県民に働きかけてきました。今もイラクへの派兵を継続している航空自衛隊小牧基地の問題は設置管理者としての県の姿勢が重要だと考えています。つきましては、小牧基地の問題を含め愛知県の平和行政について以下のような公開質問事項を作成いたしました。ご多忙とは思いますが質問にお答えいただきますようお願い致します。
ご回答につきましては、1月5日(金)までに、同封の返信用封筒にて下記宛、またはファックス・ e-mailのいずれかにてご回答ください。また、勝手ながら、期日までにご返送なき場合、お答えがなかったものとさせていただきます。
ご回答については、公示前にHPにアップするとともに、早々に報道機関に発表し、さらに様々な通信手段で、有権者に公開することをご了承ください。
2月4日の投票に際し、有権者の皆さんに、より充実した判断材料を提供するため、 ぜひともご回答を賜りますよう、重ねてお願い申し上げる次第です。
1) ご存知のように航空自衛隊小牧基地からは、イラク特措法により航空自衛隊員約200名とC130輸送機3機がクウエートに派遣され、イラク国内のバグダッド、タリル空港など複数の空港に多国籍軍の兵員や物資輸送をしています。このことについてどのようにお考えでしょうか。
良い 良くない どちらともいえない
【理由】
2) 小牧基地には昨年10月機動衛生隊が配備され、さらに2007年2月には空中給油輸送機に配備が始まります。このような一連の配備は基地機能の強化にあたるとお考えですか。
強化になる 強化にならない どちらともいえない
【理由】
3)2006年2月に春日井・小牧・豊山の周辺二市一町の市長町長は、防衛庁・防衛施設庁に対し、以下の4項目の要望書を提出しました。県としては周辺自治体のこのような意向に対し、どのような具体的な対処ができるとお考えでしょうか。
1. 小牧基地については、航空自衛隊の編成に基づく航空支援集団及び航空教育集団として行う、航空輸送及び航空教育を中心とする現行の業務を変えないようにされたい。
1. 現行の業務を行うためであっても、小牧基地への新たな自衛隊機の配備や改造、部隊の新設などを行う場合は、周辺市町と事前に十分協議されたい。
1. 県営名古屋飛行場において、他基地所属の自衛隊機による定期的業務以外による利用及び米軍機の利用などがないようにされたい。
1. 基地周辺住民の民生安定及び良好な住環境の確保を図る観点から、特定防衛施設周辺整備交付金の増額など基地周辺の対策を充実されたい。
【回答】
4)2003年県営名古屋飛行場になる際、一部を三菱が買い取りました。ご存知のように三菱は航空宇宙産業の分野では最大の企業でありますが、同じく軍需産業の分野でも国内最大の企業です。とりわけ、日米共同で推進されようとしているミサイル防衛について、地上配備型迎撃ミサイルパトリオット(PAC3)を米ロッキードマーチン社からライセンス生産を始めます。このような軍需産業についてどのようにお考えでしょうか。
問題はない 問題がある どちらともいえない
【理由】
5)ここ数年、名古屋港への自衛隊の艦船や米艦船の寄航が頻発しています。商業港である名古屋港への艦船の入港についてどのようにお考えでしょうか。
問題はない 問題がある どちらともいえない
【理由】
5)県行政のなかには、県民の安全にかかわる「外交」「防衛」の問題が多々あります。例えば名古屋港への米艦船の入港や県営空港への米軍機の飛来、また、小牧基地の機能拡大・強化の問題や渥美のヘリ基地の問題、高蔵寺弾薬庫の撤去の問題など自衛隊基地に関係するものです。地元や地域住民からいろいろな要望が出ているにもかかわらず、その実現の壁になっているのが、「外交防衛は国の専管事項」という理由です。しかし、その多くは知事の許認可などの権限で対処できる事案と思われますが、「外交防衛は国の専管事項」ということをどのように思われますか。
専管事項と思う 専管事項と思わない どちらともいえない
【理由】
連絡先:〒460-0002 名古屋市昭和区白金1−13−10
不戦へのネットワーク