木村愛二の生活と意見 2004年1月分 から分離

アナン国連事務総長2004年新年メッセージでハイチ黒人独立革命の意義指摘は米帝国主義の鼻先にカウンターパンチ炸裂か
30年前出版の拙著『古代アフリカ・エジプト史への疑惑』の想い遙か

2004年1月4日(日曜日)

 以下は、電網配信、「まぐまぐ」の読者数の確認である。

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古代アフリカ・エジプト史への疑惑 の読者数確認
2004/01/04 11:56:48
読者数は 631 です。

 本日、2004年1月4日に、わが30年前の童貞出版、『古代アフリカ・エジプト史への疑惑』の「まぐまぐ」配信の電網雑誌公開読者数を確認したのは、他でもない。

 本日、やはり、「まぐまぐ」配信の「国連情報誌SUN」に、以下のような、「事務総長、2004年新年のメッセージ」と、それを記念した「「今日の一言」― Republic of Haiti ―」が掲載されていたからである。

 ハイチは今、アメリカの海兵隊の泥靴に蹂躙されている。カリブ海を内海と心得るアメリカは、キューバ敵視を止めていない。キューバが共産主義国か否かが問題なのではない。「尻尾を振らない犬」を蹴飛ばすのが、傲慢な権力主義者の常であり、その習癖は、いわゆる右も左も大差ない。その「ハイチ共和国の独立200周年に当たりその意義を指摘」したのは、アフリカ黒人の国連事務総長、アナンなのである。

 自国に事務所を与えた国連を、飼い犬扱いしてきたアメリカは、今、「飼い犬に手を噛まれる」事態に直面し始めているのである。

---------- 引用ここから ----------

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国連情報誌SUN
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http://www.issue.net/~sun/
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mailto:sun@issue.net
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1月1(木)の出来事
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文責:阿部 勝人 mailto:katsuto@issue.net

 [中略]
■事務総長、2004年新年のメッセージ
■事務総長、

今日の一言 ― Republic of Haiti ―
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■事務総長、2004年新年のメッセージ

 アナン国連事務総長は、2004年の新年のメッセージを発表、イラク戦争などに言及しつつ国連はその歴史上最も困難な時を迎えているとした上で、そうした事態が、多くの人々が現実に直面している貧困、飢餓、感染症といった脅威から、世界指導者の目をそらせていると指摘。テロリズムとともにそうした脅威に対処していくことの重要性を指摘。
http://www.un.org/News/Press/docs/2003/sgsm9095.doc.htm

■事務総長、ハイチ共和国の独立200周年に当たりその意義を指摘

 アナン国連事務総長は、1804年の1月1日に独立したハイチ共和国(Republicof Haiti)の独立200周年に当たり、同記念日が全世界の人々にとって極めて重要であり「奴隷制との闘争とその廃止を記念する国際年」(the UN International Year to Commemorate the Struggle against Slavery and its Abolition)の最高のスタートとなったと指摘。さらに、ハイチの人々に対し、先人たちの精神を思い起こし、現在の政治的な難局を克服していくよう希望を表明。

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◆「今日の一言」― Republic of Haiti ―

新年、明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。

さて、2つ目のニュースですが、2004年「奴隷制との闘争とその廃止を記念する国際年」に関連して、アナン事務総長がハイチの独立に言及しているのは、ハイチの独立(=ハイチ革命)が、いわゆる黒人奴隷解放のシンボルとなっているからであると思われます。

ハイチ革命は、18世紀末のフランス革命を引き金としてカリブ世界に起こった黒人による革命であり、アフリカ黒人奴隷達が革命フランスからの解放と独立を勝ち取った歴史として有名です。
http://www.hup.gr.jp/details/ISBN4-8329-5911-5.htm
http://www.hanmoto.com/bd/ISBN4-7563-2030-9.html

フランス革命の精神が、欧州のみならず西半球までも波及したという意味で、フランス革命のもつ普遍性を証明する史実として紹介される場合もありますが、一方で、自由と平等を人権宣言として高らかに謳い上げた当時のフランスが、その現実においては、自身が植民地・奴隷制問題を抱えていたという意味で、フランス革命の限界を示すものとしても歴史家の研究の対象となってきました。

21世紀を生きる私たちは、人類の歴史にも学びながら、貧困やテロリズムといった、手の施しようのない(とさえ思われる)困難に立ち向かい、新しい時代を拓いていかねばなりません。

アナン事務総長は、ハイチの人々に対して、先人たちの革命の精神を希望として国の困難に立ち向かうようにと訴えていますが、国連にとっても、そして対テロ戦争を主導する米国(11月に大統領選)にとっても、そして日本(7月に参院選)にとっても正念場の1年、改めて自分たち一人一人が自身の原点に立ち返りながら、意義ある1年としていきたいと思います。
[後略]
---------- 引用ここまで ----------

 なお、昨年から、わが『憎まれ愚痴』社内の「木村書店」は、旧著の「まぐまぐ」電網配信を始めた。22年前の1981年に出版した『NHK腐蝕研究』は第2弾であるが、こちらも、本日、以下のヒット数である。

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NHK腐蝕研究 の読者数確認
2004/01/04 11:58:33
読者数は 234 です。

 この『NHK腐蝕研究』の「まぐまぐ」読者数よりも、『古代アフリカ・エジプト史への疑惑』の「まぐまぐ」読者数、631の方が、ずっと多い。しかも、配信の途中で、急に倍増し、一週間の「ランキング」とやらに入った。やはり、古代の話の方が、人気があるのであろう。

 わが電網宝庫の「木村書店」で無料公開中の『古代アフリカ・エジプト史への疑惑』のヒット数は、すでに1万を超えた。2004年1月4日現在、この正面玄関への訪問者のヒット数は、10,162となっている。

 原著の方は、初版が5,000部で、そのまま絶版になっている。いずれ、改訂新版を「木村書店」から発行する予定である。以下には、エジプトの著名な大スフィンクスの典型的な「黒人」の顔のエッチングが、入っている。ナポレオン遠征に従軍したフランスの画家の仕事である。200年前の銅版画の「写真」である。

---------- 引用ここから ----------
http://www.jca.apc.org/~altmedka/afric-index.html
『古代アフリカ・エジプト史への疑惑』
木村愛二著 1974年初版発行(鷹書房 四六判 312頁)

(当時の横帯より)
近代ヨーロッパ系学者による“古代史偽造”に真向から挑戦!
《ハッキリといえば、彼らは、近代奴隷制・植民地主義帝国の御用学者にすぎない》
著者は、日本テレビ編成局勤続十余年の調査マン。
マスコミ界の虚実を味わいつくした感覚で、広い視野から古代史の真相にせまる。
●紀元前5世紀、ヘロドトスは、エジプト人の肌色が黒く、髪の毛が縮れている、と記した。
●アフリカ大陸の奥深く、謎の古代遺跡が埋もれている。
●黒色人学者は、「アフリカ大陸こそ人類文明のゆりかごだ」、と主張する。
[後略]
---------- 引用ここまで ----------

 30年前、36歳の私は、不当解雇撤回闘争、2年目を迎えていた。今、再び、中国の諺、「苦難は珠玉」を、噛み締めている。わが想いは、まだまだ遙か彼方、「さすらい人」の世界、Dort, wo du nicht bistへと続く。

 http://www.recmusic.org/lieder/s/schmidtlubeck/d493.html
 Der Wanderer

 以上。


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