木村愛二の生活と意見 2000年9月 から分離

ロフトプラスワン9.2.(土)「希代の国際怪物・康芳夫」ヴィデオ準備完了!

2000.9.1.(金)(2019.6.10分離)

 いよいよ明日に迫った「わが企画・司会」の本番、「希代の国際怪物プロデューサーの仮面を剥ぐ」の準備に追われ、いや、悪乗りして、ホームページの更新をさぼってしまった。しかし、昨晩、6本のヴィデオの準備が完了した。

 悪乗りの基本的原因は、我がiMac搭載のiMovieにある。

 早くも7年前の昔話となってしまったが、1993年1月、カンプチアPKO出兵の取材で、ビデオプレスのカメラを借りて、といいうよりもむしろ、緊急特訓を受けて持たされて、共同制作の『軍隊の影に利権あり』(30分)を作り、それが200本以上売れ、毎週のように講演を頼まれた。ヴィデオの速効性については、『電波メディアの神話』にも記した。

 それ以後、何度もヴィデオ撮影をし、短い作品を作ったが、編集が大変だった。費用も、いくらビデオプレスが安いからといっても、万単位は掛かる。共同作業だから準備にも、編集そのものにも、時間も掛かる。それが、自分の家で、いわゆるデスクトップで、たったの一人で、可能になったのだから、これは病み付きになりそうである。

 さる6.15.、同じくロフトプラスワンにて、「1960年安保闘争40周年記念・激論・右も左も掛かって来い!」を企画、出演した際には、途中でヴィデオ制作を思い付いて、前日は徹夜の悪乗りとなった。今回は、それに懲りて、準備を早めたが、やはり、欲が出て、時間が掛かった。それでも、一度も深夜の悪遊びにはならず、前々日に完成できたのだから、悪乗り技術の進歩である。

 6本に分けたのは、現場で間違えが起きないように、すべて頭出しで持ち込むためである。以下の区分である。

1.康芳夫の百面相」(下記の5,6.から抜粋。最初の企画紹介場面の背後に音無しで流す。その後に実物登場)

2.インターネット未来空間徹底捜査による.康芳夫の「成れの果て」(内容は極秘)

3.雑件としての欠席裁判「ネス湖探検隊長・石原某」(フォーカス記事)

4.『家畜人ヤプー』(諸々。舞台のさわり紹介。私の絶妙な原作解説)

5.モハメッド・アリ招聘の「ハッタリ」(テレビ朝日番組『ターニング・ポイント』「渋谷に怪人現わる」抜粋)

6.その他、諸々の「嘘、偽り、邪教、カリスマ」(フジテレビ番組『平成日本のよふけ』抜粋)

 以上、これを読んで、明日、土曜日の夜、午後、7時30分、歌舞伎町にくる読者が増えれば望外の喜び。その際には、声を掛けてほしいものである。私の席の前には「司会・『憎まれ愚痴』編集長・木村愛二」と張っておく。人手をわずらわすのが嫌いな私は、この張り紙を自分で用意した。他の人の分は、お芝居の『家畜人ヤプー』を演出した高取英が、現場で書くと言っている。多士済々で、誰が舞台に上がるのかも、ビックリ箱の状況である。