密室取引:農水省跡地利用計画 2

個人税収日本一「文化人都市」を舞台の「民主主義」猿芝居

酔っ払い運転事故・記事全文


毎日新聞・武蔵野版 (1998.3.27)

武蔵野市議が酒気帯び運転

(縦2段1行。ゴシック)

 武蔵野市の鈴木有臣市議(56)=自由民主クラブが25日未明、酒を飲んで車を運転し、同市吉祥寺東町1の都道で自損事故を起こしていたことが26日、明らかになった。

 武蔵野署などの調べでは、鈴木市議は25日午前0時20分ごろ、都道の女子大通りを乗用車で運転中、右から出て来た車を避けようとして道路左側の電柱に衝突。駆け付けた警察官が調べたところ、呼気1リットルから 0.5ミリグラム以下のアルコールを検出した。本人にけがはなかった。

 同署では「事実関係を認め反省している」として、通常の処理である道交法違反(酒気帯び運転と安全運転義務違反)の交通切符を切り、帰宅させたという。

 鈴木市議は「車で都内から戻り、駐車場に車を置いて飲みに出かけた。自宅まで近かったこともあり運転したが、大変申し訳なく思っている」と話している。


読売新聞・武蔵野版 (1998.3.27)

武蔵野市議 酒気帯び運転

議会会期中に自損事故

(縦2段2行。1行目は黒字紋に白抜きゴシック。2行目は明朝)

 武蔵野市の鈴木有臣市議(56)自由民主クラブが、3月定例議会開会中のさる25日、酒を飲んで車を運転し、事故を起こしていたことが26日分かった。

 武蔵野署の調べによると、同市議は25日午前零時20分ごろ、同市吉祥寺東町1の都道を、乗用車で走行中、進行方向の右側から出て来た車を避けようとしてハンドルを切り、道路左側の電柱に衝突した。同市議が現場検証に来た警察官に対し、運転前に飲酒したことを認めたため、道路交通法違反(酒気帯び運転)で検挙した。

 同市議によると、この日は午後7時半ごろから、友人と二人で吉祥寺駅近くの飲食店で会食し、ワイン1本を飲んだといい、「駅周辺を歩き回り、車に乗る前にもベンチで休み、酔いをさましたつもりだった。議会にも市民の皆さんにも迷惑をかけた」と話している。

 同市議は現在3期目。予算特別委員長を努めており、本会議最終日の今日27日、新年度予算の委員会審議について委員長報告を行う予定だった。

 石井一徳議長は「本会議前の議会運営委員会で直接、本人の謝罪を求めたうえで、委員長報告の取り扱いを協議する」としている。


武蔵野市議会報(1998.5.3)

???ゼロ???


 以上のように、別項で「圧勝」と評価した読売新聞の記事でさえ、警察発表に2、3カ所の電話取材を継ぎ足した程度の3面タブロイド娯楽版である。

 ところが、武蔵野市の全所帯に配付されている「お固い」タブロイド版印刷物、『市報むさしの』『武蔵野市議会報』の双方には、予算委員長のヨの字も、事故のジの字も載っていない

 議会報は定例会後にその内容の略式報告をするだけの発行状況で、1998.5.3.発行の279号は「予算成立」が主たる報道目的である。

 全部で8頁の内、4~5頁の見開きが「予算特別委員会審査概要」であるが、その冒頭に、突然、「予算審査の内容を報告する忠地予算特別副委員長」の写真が現れるのである。なぜ「副委員長」なのか? 何の説明もない

 「委員長」殿は「神隠し」状態。かつて「クレムノロジー」という言葉があったが、それほどに武蔵野市民の推理能力を高く見積もっているわけでもなかろう。つまりは、これほどに、主権者、費用の支出者、読者の市民を馬鹿にした記事編集の仕方もないであろう。

 議会事務局に聞くと、「議会報運営委員会で、議員の懲罰規定に当たる行為ではないので、プライヴァシーを重んじて報道しないことにした」という。同議会報の末尾に「議会報運営委」の項目があるが、そこにはこうあるのみ。

「(前略)4月20日、279号を審査。紙面構成について意見が出されましたが、検討課題となりました。なお、字句の統一について指摘があり、一部修正されました」

 別途、「詳しくは会議録で」の項目もあり、そこには「定例会の会議録は、5月下旬に完成予定です」とある。後日、検分の上、追加報道、論評する。「議会報運営委員会」の議事録、報告についても情報公開を申し入れたが、現在のところ、議長に相談するという返事のままである。


酔っ払い運転発覚は2度目

泥酔運転常習犯で酒癖の悪さも評判のセクハラ無頼漢

 地元吉祥寺の情報通市民によると、酔っ払い運転で警察の厄介になったのは、これで2度目。この点は議会事務局で確認済み。

「反省なんかする奴じゃない」。「吉祥寺の飲み屋では有名なセクハラ男」。「議員になるのは正業に付けない奴という世間の風評通り」。

 しかし、問題は、この他にも多数、土屋市長の陣笠、議場内でさえも女性議員に露骨なセクハラ発言を繰り返し、「市長支援」のゴロツキ風唸り野次を連発する「自由民主クラブ」「公明党」の議員が、何人もいることだ

 自称名探偵は、『武蔵野市民オンブズマン』を市役所の職場全域に配布中に、「あの、動物園といったら動物に申し訳ない、豚小屋といったら豚に申し訳ない、あの8階の議会と称する談合部屋で何が行われているか」などと呟くのだが、ほとんどの職員はニヤリと笑って合意の意思表示をする。気の小さそうな職員は黙って俯いている。怒る職員は一人もいない。これが「文化都市」の現実である。


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