編集長の辛口時評 2006年4月 から分離

9・11事件「米国の自作自演」説を『週刊新潮』(2006.5.4/11)が掲載。

2006.04.27(2019.8.28分離)

 これは、『週刊ポスト』(2006 JAN 1/13・20)記事の続編である。


『週刊新潮』(2006.5.4/11ゴールデンウィーク特大号)
ワイド「壊れた女、壊した女」
9・11テロは「米国の自作自演」と言った『明治天皇の孫」

 9・11テロは米国の自作自演----こんなことをと言っているのが『明治天皇の孫」を名乗る国際政治評論家の中丸薫さん(68)である。

 彼女によれば、米国が石油権益独占のために仕組んだ謀略だったんだとか。

 ネットの書き込みじゃあるまいし、01年に起きた米中枢同時多発テロが米国の自作自演だなんて言われても困っちゃうけれど、中丸さんは、今年3月に出版された『この国を支配/管理する者たち』(徳間書店刊)に、こう記しているのだ。

 〈9・11テロの問題は全くのアメリカ政府の捏造であることがわかってきているわけです。民間機がどこかで藻くずになってしまって、ビルに突っ込んだのは軍事基地から飛び立った軍用機で、全部無人でやった。あの飛行機自身をよく見ると、窓のない黒い軍用機で、下が膨らんでいて、ビルに入る前に稲妻のような光が出ているのです。ミサイルによる自作自演です〉

 中丸さんの経歴を紹介すると、父親は明治天皇のご落胤と称した堀川達吉郎氏。ご本人は都立小石川高校を卒業後、米コロンビア大学政治学部、同大学院国際政治部を修了。国際政治評論家として、米紙のコラムニストやテレビのインタビュアーを努め活躍している。

 彼女はレーガン、ブッシュ両元大統領をはじめ、ロスチャイルド家、ロックフェラー家の一族など、普通のジャーナリストではなかなか会えない大物との会見を次々と実現してきたが、

 「中丸氏の考えは、世界は“闇の権力”が牛耳っているというもので、ある種の陰謀史観。日本の大手メディアで彼女の意見が採用されることはまずありませんが、元公安調査庁調査第2部長の菅沼光弘氏との対談本で言っているので、政府関係者の間では話題になっているんです」(公安関係者)

「金はCIAから」

 4月29日に都内で中丸さんと講演を行う共著者の菅沼光弘氏はこう語る。

「当時の米国が置かれていた政治的、経済的、軍事的状況から、改めてあのテロを考えると、背後に謀略めいた動きが全くないとは言えません。中丸先生が主張する9・11テロの真相は、荒唐無稽ではないと思えるのです。こういう見方や考え方があると広く世の中の人に知ってもらいたいと思い、対談を引き受けました」

 さて、中丸さんにお尋ねしてみよう。

 「9・11テロについて、私は直後からヘンだと思っていました。米国政府の要人から私が集めた情報によれば、例えばあの日、ニュージャージーで屋根に上がった5人の男が、世界貿易センターに向かっていく飛行機をカメラで追いながら歓声を上げていたのです。

 すぐに住民が警察に通報して、身柄が取り押さえられましたが、そのうちの2人はCIA、3人はモサドの職員でした。作戦が完遂されるか否かを、遠くから観察していたのです」

 貿易センタービルは爆破解体、国防総省に激突したのはボーイング機ではない----などの説を挙げて、自作自演説を補強しつつ、実行犯とされた19人についてはこんな疑問を呈する。

 「米国ではスタンレー・ヒルトンという大物弁護士が、テロ被害者の遺族400人の代理人となり、政府を相手取って裁判をしています。実行犯とされた人物の妻が提出した小切手や、アジトのアパート代などの現金は、CIAやFBIから受け取っていたというのです。弁護士はあのテロは政府の自作自演だったと主張していますが、日本では報じられていません」

 状況証拠をいくら積み上げても、自作自演の立証は難しそうだけど・・・・・・。


 以下が、前編に当たる『週刊ポスト』記事の所在である。


http://www.asyura2.com/0601/war80/msg/256.html
karakuti-06-0421.html
911情報操作の武器テレビ画像が監視カメラの役割を演じた皮肉
 [中略]
 『週刊ポスト』(2006 JAN 1/13・20)
「9・11自爆テロは民間航空機ではなかった」
戦慄の10カットを見よ!
これは「ブッシュの謀略」か?
本当の首謀者は誰なのか

ベンジャミン・フルフォード(ノンフィクション作家
 [後略]


「4月29日に都内で中丸さんと講演を行う共著者の菅沼光弘氏」とあるが、以下の集会のことである。


http://www.taiyonokai.co.jp/event.html
《中丸薫 東京講演会のお知らせ》

この度、「この国を支配/管理する者たち -諜報から見た闇の権力-」が2月28日に徳間書店より出版されました。そして今回、菅沼光弘氏をお招きし、特別講演会を開催する運びとなりました。公安調査庁独自の視点で世界を見つめる者だからこそ、直接伝えられる内容があります。講演会は東京、大阪の2カ所で開催いたします。この機会をぜひお見逃しのないよう、皆さまのご来場をお待ち申し上げております

日時 平成18年4月29日(土)受付開始:午後0:30
     午後1:00~4:00
講演会と質疑応答
  演題 「日本の現実と未来へのビジョン」
  ゲスト 元公安調査庁調査第二部長、菅沼光弘氏 
会場 日本外国特派員協会
Tel: 03-3211-3161
東京都千代田区有楽町1-7-1 有楽町電気ビル北館20F
(JR有楽町駅、地下鉄日比谷駅より徒歩1分)