2006年12月29日(金)晴れ・仕事が納まらなくて本日も出社
1年のどんづまりでじたばたするのは何故でしょうそれはですね心がけが悪いからです。
ともあれ、1年間ありがとうございました。来年もよろしくお願いいたします。どなた様も良いお年をお迎え下さい。ではまた・・・
ととと、そうあっさり閉めてしまうのも淋しい。本日の秘書のお仕事は来年の干支のイノシシ捕獲です。ネットで2匹ほど捕れましたので、少々料理しましてから看板に掲げます。イノ子ちゃんとイノチッチです。イラストレーターを駆使しておりますが、今の所あんまし可愛くならなくってどうしませう。イノシシ料理のごときに翻弄されて明日も出社、は避けたいです。明日は忘年会でどんちゃん騒ぎの予定です。
来年こそは真っ当な人生を送りたいです。ではまた・・・
と言いつつ、あの三白眼人形の後日談。マニキュア落としで汚れを落としていたら、眉毛と唇もついでに落ちちゃって、ヤンキーかよお前は、という事態になりまして、眉は柳眉に書き直し、アヒルみたいだった唇は真っ赤なマニキュアで小さくポッテリ仕上げました。ぐしゃ髪もフラッパー風にまとめてスカーフでリボン結びにしましたら、あらん、チビのくせして色っぽいこと。まるでグラマー小学生コンテストみたい。
だもんで、名前はナス2号の筈がマリリンちゃんに即決。もちろん、ノーマ・ジーン・ベーカーのマリリンです。三白眼も媚び媚び流し目に見えてきます。ああん、なんて可愛いんでしょ。パンヤの詰まったボディもぷっくりして美味しそう・・・
失礼しました。ではまた・・・
2006年12月28日(木)晴れ・えらいこっちゃ仕事納めの日になってしもうた
爆弾低気圧が関東を駆け抜けた夜、秘書は身も心もずぶ濡れになってお家に帰りました。途中の公園の入口の坂には怒濤のごとく雨水が溢れていて、ちっちゃな秘書は押し流されて排水溝に吸い込まれそうな恐怖を味わいました・・・
と言う嘘っぱちを小学校の作文の時間に書くと、いろいろな意味で先生に目をつけられます。どういう目がつくかは勝手に想像していただくことにして、上の文は丸ごと嘘ではありませんので、その辺を分別しておきますと、「爆弾~溢れていて」は事実、「ちっちゃな~」以降は全くのデタラメです。
近頃はどうも横に成長すること著しく、可憐な秘書はどこに消え失せたのやら着膨れも手伝ってぬいぐるみが歩いている見たいです。間違っても溝にはまったり出来ません。
着膨れの原因は我が社の暖房体制の貧困です。この冬も秘書部屋には電気ストーブが1個と、足の暖め用電気あんかが1個と、編集長のお下がりの電気座布団が1枚。あんかは足裏が低温火傷するだけでほとんど役に立ちません。座布団はお尻が暖まりすぎて逆にナニが花開きそうで・・・ 室内ブーツを履いて毛布を二つ折りにして腰巻きにして、でも寒くってもこもこ着込んで時にコートも着たままでキーボードひっぱたいたりしてて、ウォームビズ度150%位。表彰もんだわん。
さてと、手袋を無くしました。それからは、道を歩くと片っぽの手袋が落ちているのがとても気になります。秘書の右の手袋、どこにいったんでしょうね。お買い物の時、手袋を落としたような気がして確認したらちゃんとあってそれから事務所へ戻って仕事が終わってお家へ帰ってまた手袋が気になって、あれ片っぽない。事務所に忘れて来たと思いまして次の日出社すると、無い。
無い無い無い。
手袋くらい買えばいいじゃないか、とお思いでしょうが、あの手袋とは何年もの付き合いでして、なんかこう、大事な人が行方不明になったみたいな感じです。道端に片方の手袋が落ちているのを見ると、秘書の手袋はどこでどう雨ざらしになっているのかと気になりまして、ああ、諦めきれない。泥だらけになっててもいいから帰って来ておくれ。そしたら二度となくさないから。
子供のころ、左右の手袋をヒモで繋いだものを持たされたことを思い出しました。
2006年12月23日(土・祝日)晴れ
今日は土曜日で祝日だそれがどうした秘書は仕事だ・・・
(世間並みの生活を送りたいよ~)
バッタに変身しそうな今日この頃です。皆様お元気にお過ごしでしょうか。秘書は毎日毎日仕事をしています休日はどこかに消えました先週の日曜日なんか編集長の新しい本の販売にかり出されまして目は回るは腹は減るはお家へ帰ったら夜中でして休日出勤手当は出ないのかい、という日々です。
こういう日々が続きますとお部屋の隅に埃が溜まりますが心の隅にも黒い渦巻きみたいなストレスが溜まってゆきます。ストレスは人間をいびつな行為に駆り立てます。即ち、やけ食いやけ酒衝動買乱痴気騒ぎ等でありまして秘書の場合は狭い住居ゆえ収納に困るとの理由で一時治まった筈の人形買いが復活しまして、また落札しちゃいました。ああっ。
買わないぞ買わないぞ、と毎日眺めていましたらすっかり感情移入してしまいまして、自動再出品が途絶えた時にうろたえまして次に現れた時に心の平穏のために入札してしましました。
で、昨日届いたのですが、あいやーっ、大きく外したよ。
サイトの目を閉じた写真も斜めの写真もとても可愛くて心がときめいたのですが、確かに目を閉じていれば可愛いのですが、目を開くと三白眼でねえか。上目使いでねえか。不気味で間抜けだよっ。眼窩(アイホール)と目ん玉の大きさが合ってないよっ。
家にある他の人形は皆つぶらな瞳をしておりますだに、こいつはいきなりガンとばすのかよぉ。made in Ch***に偏見は持っとらん積もりだったけど、全体ちゃちっぽいなあ・・・
そう言えば家にありますお人形は、日独伊でありまして三国同盟でありまして防共協定でありまして第二次世界大戦負け組でありまして、そこに共産圏国連常任理事国を導入したのが間違いだったのかしらん。
昔のことを嘆いていても仕方ない。とりあえずお風呂に突っ込んで洗ってぐしゃぐしゃ頭を梳いて、さて、この顔をどうしましょ。まぶたを全開にしなければ可愛いから、付け睫毛を足して全開を阻止することとしましょ。口がアヒルみたいだな。口角を削って上げてと。下手なお化粧で口紅がはみ出したみたいになってるから、これも削り落として塗り直してと。お洋服着てないから、縫ってやんなくちゃと・・・
(忙しい時にこんなことしてて、いいのでしょうか)
あ~あ、巷はクリスマスだというのに心がしょぼくれる。
クリスマスと言えば、昨今はそこら中ディスプレイだらけになりました。お店も会社の事務所も普通の家も公園の木もピッカピッカして街全体がエレクトリカルパレードみたい。ブームの力は凄いです。
秘書んちの近くのケーキ屋さんは早くから店先を飾り立ててました。秘書はクリスマスは関係ありませんので大抵のことはどうでもいいのですが、一つ許せないのは、飾りがぺらぺらのビニール風船みたくなってることです。近所の家の窓にはしぼんだサンタがぶら下がって風に吹かれてへらへら去年も今年も気分が悪いけど、ケーキ屋さんの前には、ビニール製の煙突とサンタとトナカイがありまして電気仕掛けで一定の動きをくりかえします。
煙突の中にサンタさんがいて抱き合ったトナカイが身を乗り出してサンタが降りて行くのを手助けし、次に上がってくるのを引っ張ってあげる。
というコンセプトなんでしょうが、通りがかりの秘書の目には、ブチキレたトナカイがサンタのじいさんを煙突に叩き込み、じいさんがほうほうのていではい出して来たら、胸ぐらつかんで吊るし上げる・・・みたいに見えるのです。秘書の心が病んでいるのだと思います。
あーっ
早くお家に帰って、去年貰った英国土産のフォションのクリスマスプディングを蒸して食べよっと。06年の12月迄に食えと書いてあったよな・・・フォートナム&メイソンだったっけ・・・
2006年12月14日(木)晴れ、寒い
ボケチェックには、今日は何月何日ですか今年は何年ですか、というような質問がありまして、(アホなことを聞くでない)とボケてはいない(つもりの)秘書は思いました。
が、質問の中に、今年の干支は? というのがありまして、秘書思わず、へ???ハ???ホ???。現代人なんですもん、干支なんぞ気にしてませんわい、と言うのは負け惜しみです。
しばらくたってから、戌年だったと思い出しました。なにゆえに思い出したかというと、ほれ、ページの上で今年の干支がしっぽを振ってるです。昨年はデブ鶏がおめかししてました。来年はイノシシだそうです。ということはイノシシを1匹どっかから連れてこなくっちゃ。えらいこっちゃ。
先日お散歩をしてましたら、とあるお宅の玄関前でイノシシに遭遇しました。なんて、ことある訳ないです。お散歩をしていたら、とあるお宅の門柱の上に座っている犬がいました。およっ。普通は猫が鎮座しているところです。秘書が通り過ぎるのをじーっと見下ろしています。あまりにシュールな光景だったので引き返して携帯で写真を撮ろうとしたら、塀の内側のどこかにいる別の犬に吠え立てられまして断念。怪しい人じゃないよ~、と犬に呼びかけて通じるようなら、写真撮らせて下さいと頼んでますがな。
近頃の犬は妙に人間臭いのが多いです。朝、出勤途中の公園で、ちび犬(大人の小型犬)とおばちゃんがお散歩してました。犬はリード無しでして、おばちゃんが木の枝を持って来て放り投げてましたが、犬は無関心。おばちゃんが拾いにいってました。懐こい犬でして、おばちゃんの枝より通りがかりの秘書に関心があるらしく裾にまとわりついてきました。犬嫌いには恐怖のこの行為、あいにくと秘書は動物大好きですので遊んでやろうと足を動かします。するとおばちゃん、
「○○ちゃん、ダメでしょ、おばちゃんのズボンが汚れるでしょ。」
おばちゃんのズボン? それは秘書のパンツのことか? 秘書は立派なおばちゃんにおばちゃんと言われるようになったのか。秘書も立派なおばちゃんだってのか。
朝から特大ハエ叩きでバチンとやられた気分。
さてと、先日田舎に行った時のことです。忙しい日が続いて少々くたびれ気味でしたので電車の中で爆睡、の筈がもやもやして眠れず(危ない)と思ってましたら、久しぶり特大ゲロッピに変身いたしました。駅ビルのトイレに駆け込んで、ああ苦し、朝ご飯が全部無駄になってしもうた。うぷっ、前の日の晩ご飯もかい・・・
とりあえず拒絶反応の元を全部取り除いて個室から出てきますと、なんてこったい、他にも個室はあるのに何故ここで待つのか若いお姉ちゃん、悪いことは言わんから他所へお並び・・・
切羽詰まっていたのか、お姉ちゃんはそそくさと入ってしまいました。秘書ならこういう時、思いっきり前回使用者をののしっています。だからおばはんは嫌だっ、とか。ごめんね、お姉ちゃん。
2006年12月13日(水)晴れ、寒い
あらま。また1週間がたっていました。
なんだか毎日がばたばたと過ぎて行きます。編集長のお守りは疲れます。このオヤジ様は、「真相の深層」の青息吐息虫の息ブレスケアには梅干しの黒焼き組版が終わったと思ったら、いきなり「古代アフリカ~」の再版だとか言い出しました。
まとまった資料がどこにもないことにぶち切れかかったディープブルーな秘書心をなだめながら、どうやらこうやら図版の出典刊行物を見つけ出しまして(図書館まで探しに行ったんよん)、せっせとスキャンして加工して・・・と、一部図版はその昔に編集長が自ら作ったものだとお。しかしてその版下はいずこ?
わからんだとお? 結局、あの誤植に満ちた本から取らねばなんねえだとお。
どあほっ、と爆発一歩手前、小汚い袋の中から発見されました。お夏貸しや、じゃない、お懐かしやトレーシングペーパーに写植文字の貼り込みだよん。アンティークだよんレトロだよん骨董品だよんお宝鑑定団に出そうかなあ。
が、めでたくはない。全部ではないし、折れ曲がってるし変色してるし文字が落ちてるしデカすぎてスキャンできないしあーっコピーで縮小しなくっちゃ使えないっ。
で、結局は数点は刷り本からとることに。
(図中文字、入力し直さなくちゃいけませんか? いけませんよね。読めないもん。)
というどたばたと平行して内職も問題のてんこ盛り。インデザインで作ったファイルをPDFにして渡したら、よそで作ったPDFも入れてちょ、とか言われて、へえへえと、しかしPDFでくっつけるのはやったことがないのでインデザインに取り込むことにすると、これがイラレ(イラストレーターのことだよん)でトンボまで付けちゃったファイルからのPDFなもんで、墨1色の印刷なのに4色になっちまうでねえか。困るだよ使えないだよ。
じゃあ、というんで同時に貰ってたイラレからのEPSファイルを開いて(意味が分からんでしょ。秘書のお仕事はファイル形式との闘いなんだよん)トンボを外して貼り込もうとしたら、げえーっ、アウトライン化の漏れがあるだよエラーになっちまうだよ、似たようなフォントに差し替えてグレー指定して再度EPSにして貼り込んでも4色になっちまうだよ・・・
PDFをトリミングしたり、カラーモードを指定して開き直したりあれこれ3時間もいじくりまわして、結局諦めました。この分の請求書がかけるほど秘書は豪傑ではありません。いい勉強になりました。時間ができたらPDFの統合、というのをいっぺん試してみようと思います。こういう請求のできない仕事が近頃多いです・・・
さてと、そんな中の小さなお楽しみ。
我が社は駅からそう遠くはない所にありますが、東京とはいえ「区」を外れるとちょいとした地方都市でありまして、近所はのどかな住宅街でありまして、ときおりピカピカの中高層ビル(建設反対運動があった)がある程度です。
あちこちのお宅の庭には二羽鶏がいる家もありますが柿やキウイやビワなどの果樹も植わっておりまして、今は柿が美味しそうに色づいておりまして、毎年秘書は(もったいないなあ)と指をくわえつつ朽ち果てていく様を眺めていたのですが、今年はなんと玄関先に台をおいて箱に並べて1つ20円30円40円(大きさの差が値段の差)で売っておりましてお代は豚の貯金箱に入れて下さい、という善意の(あるいは手抜きの)お宅を発見しまして、通りかかるたびに100円をちゃりんといれて5個貰ってきますが、これが美味しい。小振りの柿の実は、幼い頃の秘書の大事なおやつでした。あの頃は幸福だったなあ・・・どこが人生の曲がり角だったんだろ・・・
2006年12月5日(火)晴れ、寒い
日に日に寒くなりますです。
先日、テレビで映画「三丁目の夕日」をやっておりまして、劇場公開の時、ちょぴっと(見たいなあ)と思ったりしていたもので、そそくさと用事を片付けていそいそと毛糸と編み棒を用意してホットカーペットに座布団を敷き膝に毛布をかけてスタンバイしました。
毛糸と編み棒は、チビ人形達にお帽子とマフラーを編むためです。ただテレビを眺めてるなんてもったいない。編み物なら頭はたいして使いません、画面見ながら編み棒を持つ手を動かしてればいいんです。
(指編みという手法はあるけれど、頭編みはできませんわな。やるとすれば、巨人がそこらの人間を捕まえてしっかり握って頭に毛糸引っ掛けてくぐらせて、うっ、首に引っかかってしまるよ~、ぐほっ)
で、映画はまあそれなりに楽しませていただきました。しょせん作り事でありますから野暮なことは言いっこ無し、なのですが、ひとつだけ。設定が年末に差しかかっているのに、全然寒くなさそ~。
登場人物はえらく薄着ですけど、昭和30年代っちゃまだ栄養が行き届いていない時代じゃなかったとですか。栄養が足りないと人間寒くてたまらんのです(実感だよん)。昔の冬はもっと寒かった筈で、恥も外聞もなく着膨れてたんじゃありませぬか。
そんな大昔ではないですけど秘書がOLやってた頃、朝顔を洗って前髪が濡れてささっと拭いてお家を出て駅に着くまでの3分間に前髪がバリバリに凍っていた、というのは実話であります。
余談ですけど、駅に着くまで3分、の駅は吉祥寺駅でした。そんなとこに住んで青春やってたざますよ。おほほほ。
で、さむさむさむ、と本日も出勤して参りましたら、机の上に走り書きのメモが。相変わらず字が汚くて読めないです。えーと
「大東狛犬のパスワードにカウンタ入れて下さい」
?????
我が社に番犬はいないが狛犬もいないぞ。玄関をパスワードでロックもしてないぞ。カウンタってなんだろ。受付のお姉さんが座るカウンタが欲しいのかな、カウンタに座る受付のお姉さんが欲しいのかな。大会社ではあるまいに、秘書で間に合ってるわな。
「大東狛犬」ってなんだ?
編集長が突然「アフリカの本を再版する」と言い出したもので、社内はちょっとしたパニックです。「アフリカの本」とは、編集長がその昔「古代アフリカ・エジプト史への疑惑」という題名で出した本です。「全国学校図書館協議会選定図書」にもなったそうで(マジだよん)、数年前に「再版する」と言って予約金を集めてそのままになってる本です。なにゆえにパニくるかと申しますと、ぜんぜん準備してないのに、納期だけは1月上旬。ぐえ~。
「テキストはホームページに入ってる」と言いますが、OCRで取り込んだ間違いだらけのテキストです。そもそも元の本が当時流行の海外組版(活字)だったのに加えて、校正は筆者校正だけだった、という恐ろしい代物ですので、笑える誤植がてんこもり。(今でも海外で日本向けに作られた商品に抱腹絶倒ものの日本語がついてますが、あれのマシなの、とお思い下さい)。
そのまま使うなんて、即ち恥じの上塗りかつ大盛り。ちゃんとした編集の人に見てもらうざます。
で、次なるお題が「図版」。引用元が見つからないから、その本からとれ、ですと? 使えませんがな。ボケ写真がボケボケボケになっちまうざます。
そんな恥ずかしい本出せませんです。
人は見た目が9割、本は見た目が全て。図版のずさんな本は買う気がしません。
かくして、社内発掘隊編成(隊員1名)と相成り、まともに分類されていない置き場所もばらばらな引用文献を求めて埃の嵐に襲われ棚崩れの恐怖と戦い知の荒野をさまよう秘書。来年こそは良い運が巡ってきますように・・・
と、いきなり話がそれました。「大東狛犬」ってなんだ?という話でした。文献発掘しながらふと気づきました。
「煉獄」のパスワードだ。
2006年12月4日(月)晴れ、寒い
およっ。12月に突入しました。
毎日が過ぎるのがあっと言うまで、テレビ見てますと、つい昨日見た番組がまたやってる、あれ? 気づけば一週間経過してた、なんて。
大掃除もやんなきゃなんねえです。昨日の日曜はお休みしましたので、朝から晩まで部屋中ガタガタごそごそかき回しました。しまい忘れてたものがごっそり出て来て、というか、どこいったんだろうな、と思ってたものが、あれえという所から出て来たりしまして、例えばミニ門松がクリスマス用品の箱から出土。随分前に買ったのですが、使い捨てにするのが惜しくて、毎年暮れになると引っ張りだして玄関に飾ります。
門松の前にクリスマスだろ、というのが世間の常識のようですが、近頃世捨て人化しております秘書としましては、よその神様のお誕生日なんぞどうでもよろしくて、25日がめでたいなら23日はどうする不公平だろブツブツブツ(秘書は右翼じゃありませんよ~)
今年もクリスマスは関係ないっ。と思ってましたが、う、今年は家族が増えちまいました。すなわち、ネットオークションで落札した人形たち。何人かは青い目ですので、少しくらいカッコつけてやんないと~
(こうして凡人は人形オタク化するのです・・・)
しかし上には上がいるものですね。始めは入札の要領も分からない秘書でしたが、夜毎サイトを覗いているうちに、ネットオークションとは案外限られた人たちの世界であることが分かってきました。これは、と思う品物をチェックするたびにかち合う人。金に糸目をつけず落札していきます。秘書が競り合ったって、あっと言う間に蹴飛ばされそう。その資金量もですが、チェックする時間も膨大そう。何やってる人だろ・・・
ネットオークションにハマっている間は古本病がぴたりと止みまして、これは良い傾向だと嬉しくもあったのですが、そろそろオークションにも飽きてきました。(10月まで1体だった人形が7体に増えた。うち1体は養子に貰われて行くけど、狭い家にまだ6体。どんなに素敵で格安でも、もういらん)。すると、また本が増え始めてるみたい。収集癖って人間の本能かしらん。
養子に貰われていくのは、2体1組で落札した人形の片割れです。もう片方の人形が目当てだったので、そっちはいらない、と言おうとして(そんなこと言ったらぼろぼろのこいつは確実に捨てられる)と思い直して受け取りました。
ほんと、ぼろぼろのどうしようもない人形でした。そんな人形を「呉れ」という人は余程の物好き・・・かもしれませんが、あまりの惨状に秘書がそうとう手を入れたのです。
不幸の塊のような情けない表情なので、下がりきった口角を紙ヤスリで削って上げ、ハの字の下がり眉もきりりと描き直し、まぶたは二重にし睫毛を描き足して変身させ(って巷のお姉さん達が毎日してることですが)、裸でしたのでパンツ作って穿かせレースで縁取りしたワンピース作って着せ大きめビーズでネックレスを作り毛糸で帽子とマフラーと靴を編んで・・・ 出来の悪い子ほど可愛い、とはよく言ったものですな。(この手間ひまを自分自身にかければいい女になれるでしょうなあ)。
「呉れ」と言った人はこの人形に「茄子」と名前をつけました。「カコ」ちゃん、じゃなくて「ナス」です。どういう趣味しとるんじゃ。
♫ふん ふん ふん ふん、ふんふんふん♫